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徳川治済こえ~~~~!
今まで大奥に登場したどの将軍よりも、どの大奥総取締よりも恐いわ!
息子の家斉は意外といいヤツだったな。
母に怯えてるけど。
僖助の婿入り先が“田嶋屋”というのも粋な演出!
義母というのはお信……だとさすがに死んでるから、お信と祐之進の娘かな?
そのうち出てくるだろうか。
そして、途絶えたかに見えた種痘の方法に新たなる希望が!
また1年待つのか……。
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あれ、なんか…普通の大奥になってる……!
女の人が増えたせいかなんか凄みを増して恐ろしくなっている大奥!
ちゃんと青沼さんの教えがまだ生きていて、この先どうなるのかすごく楽しみ!
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11巻。久方ぶりの男将軍となった第十一代・徳川家斉。だが権力を振るうのは田沼意次を失脚させた実母・徳川治済だった。
男将軍となり大奥の顔ぶれも一変、女社会に。
表に立たずして実権を振るう治済の筋金入りの鬼畜さが際立った。親族を涼しい顔で殺め、子供を道具のように扱い、孫も“間引く”。それも権力を握り思うがままに政治をコントロールするため、さらに退屈しのぎという極悪ぶり。
そんな治済の非情さと大奥の絶望が全面に出た本巻ラストではただのお飾りと化していた家斉が治済に刃向うように、少し希望にも似た変化を感じさせる様子が。
期待をするような結末へと一筋縄にはいかなそうで怖い。でも気になる。次巻も待ち遠しい。
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いよいよ物語は終焉へ…?
青沼と共に蘭学を学んでいた黒木と伊兵衛は大奥を追放された後、江戸で共に養生所を営みながら、蘭学を忘れぬために何年も二人で勉強を重ねる。燻りながらもお互いを励まし合い、支え合いながら現状を耐える姿は、青沼の志がまだ生きている証として切なくも心強い。亡くなってもなお人の中にあり続ける青沼の存在感がとても大きく、後半に出てきた源内のエピソードと共に、この物語の重要な存在として心に残る。
そしてここへ来て、徳川を恐ろしい闇へと引き摺り混んでいく『怪物、徳川治済』
いつの世も、こういった化け物のような人間はポッと生まれてしまうのか。可愛い盛りの自分の孫を次々と間引いていくのも、少女時代に母や姉を自ら手にかけたのも、すべては自分の退屈しのぎ。この治済はフィクションの人物だが、人は歴史の中でこうした生臭く意味のない争いを繰り返してきた。なんと罪深い生き物なんだろう…
赤面疱瘡の核心に迫った今巻だが、現代でも人は同じく目に見えない敵と闘っている。戦争という人間同士の争い以外でも、常に人類は何かと闘ってきた。闘うことは人間の宿命なのだろうか。
次巻は、男将軍・家斉と、母・『怪物』家済の闘いが幕をあけるのだろう。誰かを・何かを守るために、人は闘う。
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今回も、よしながふみ『大奥』読み応え抜群でした。
治済の狂人っぷりに、そして「退屈だったから」の台詞にDEATH NOTEの夜神月を思い出しました。
そして家治は暗愚ではなさそうですね。終盤、黒木に土下座するシーンなど、お飾り将軍、かもしれませんが将軍が土下座か!と漫画ながらよくやってくれた、よしながふみ!といったところです。次巻が来年の秋ということで、待ち遠しいです。その間に『きのう何食べた?』を読んでみようと思います。
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新刊出た!ということで、さっそく。
ようやく男将軍にもどった~というのも束の間、よりすごい話になっていた…。
いやー…すごい…。
10巻で青沼さん亡き後の黒木さんたちが気になっていたので、良かった。
黒木さん、カッコいい中年になっていた。
源内さんの言っていた、熊の病気…の意味がようやく分かってなるほど!となった。
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前半はかなり皮肉。ジェンダーは腕力でなく、権力なんだ、と。そして、三匹のおっさんと絶倫将軍が戻すのか!?逆転の歴史。1巻からのつながりは圧巻。史実と創作の交差にフルフルする。続きは1年待ちか!ヒィィ
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あかんやつやん。女人大奥となった江戸にサイコさんあらわる。黒木さんの贖罪、なんとも言い表せなくなった。幸せになってもいいのよ。源内にやっぱり泣いた。
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怖いオンナを描かせると巧いなあ! そこが読んでてツラくなる時もあったけど、大きく状況が変わって、これからの日本と大奥と将軍がどうなっていくのか、いっそう楽しみになってきた
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変わらず面白いなあ。面白い!!家斉って子沢山という事位しか特徴がない将軍だけど、しっかりキャラクターを作ってくるよね〜。流石よしながふみ!父、治斉(本書では母)もすんごいキャラクターで息を飲みます。平賀源内があんな形で現れた所をみると、そのうち渋川春海もでちゃうのか?!男か?女か?と勝手にワクワクドキドキな今日この頃。
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世にも名高いアレな上様はさすがに男性でした……そりゃ、うっかり女性にしたら死ぬよね。
男性が主となり大奥はどう変わったかというと、あまり変わらない。むしろ、一人の女を取り合っていた以前よりほのぼの状態。
しかし、そこに現れたのが恐ろしい権力者。
今までも綱吉や家光など、非情な執政を行ったトップは出てきたが、これはそうじゃない。
権力で何かをしたいというのじゃない権力者。
おそらく、少女漫画史上歴史に残る悪女…いや悪役になるだろう。
ようするにサイコパスってことですけど。
九州や尼崎、さらには女子高生と現実にぞろぞろ出てきてここ数年日本を震撼させていますが、全員に共通するのは(あくまで報道やwikiでしかしらないけど)
『うそつき』
であること。
この人物の幼少期のエピソードで長女が「なぜ、しようもないウソをつくのか」と不思議がるシーンがあるけれど、サイコパスといわれる犯罪者は本当にしようもない益体もないウソをつく。
人は誰だってウソをつくけれど、そこには大小ためらいがある。
『寝坊したっていえないから具合が悪いことに…』
『別れたいけど、好きじゃないと言ったら泣かれるから、家の都合ってことに』
とか、なんらかの理由をつける。
これは卑怯だけれど一種の『罪悪感』の現れだ。
だから、あまりうそを積極的につきたい人間はいないと思う。
しかし、彼女はたいした理由もなしにウソをつく。
『ためらい』がまったくないのだ。
ウソという行為に罪悪感は全くない。
そもそも罪悪感という観念が欠けているのだ。
そういう人種は。
関係ないことですが、同月購入して感動の大団円だった『澪つくし料理帖』がまさにこの時代が舞台だったことを思い出し、思わず『逃げてぇぇぇ小松原さまぁああ』と叫んだ。
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いやああああああ!!!怖い!ガクブル…
十一代将軍家斉の母・治済が怖すぎるよ…!
これは漫画史上に残る名悪役かもしれません。
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どこまで突き進むのだろう、大奥は。
今巻では、すでに男と女の情愛を描くところをもう越えてしまい、人間とは何か、政とはなにか、国を動かすとはどういうことかと、主題は大きく展望を拓いていこうとしている。
すごいな…、ホントによしながふみさんは…。
手塚治虫の域。
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歴代将軍の中でも「腐敗将軍」と呼ばれるほど評判の悪い将軍回。
なるほど、父親のいいなり、まつりごとそっちのけで子作りなどの史実をこんな感じでまとめてきたか…!と。
いつも大奥の新刊を読むと、実際の歴史を知りたくなり、うまく史実を絡めながら、一般に描かれている将軍とは違う将軍像に驚いてしまう。
この先も問題は山積み、怪物治済は史実ではかなりの長生き。
まだまだ先が楽しみで楽しみで仕方がない。
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徳川治済、その正体に周囲が気がついた時に彼女は既に権力の頂点に居た。
治済の怪物っぷりが凄いです。
10巻で途切れたと思われた源内達の意思を引き継いだ者たちが、これからどうやって治済に立ち向かって往くかが楽しみです。