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扇情的なタイトルだが、内容はいたって常識的。マス広告を全否定しているわけでなく、必要なリーチ数の規模に応じた適切な方法を選択しよう、ということか。確かに今までの広告業界がマス広告という大雑把で効果測定が困難な方法を使い続けてきたという指摘は正しい。インターネットに代表されるす新たな広告活動、パブリシティなど、新しい手法が数多く出現したことで、適切な方法を組み合わせて臨機応変に行う事が必要で、そのための人材がまだ不足しているのだろう。
正直、次々に現れては消える新しい広告・PR活動にちょっと嫌気が差してきてはいるのだが、書かれている事はまぁ、正しいのだろう。
糸井重里氏が著者との対談で「メッセージは商品に練り込め」と語ったそうだが、インターネットの普及によって口コミがあっという間に世界中に拡がりうる現在では、「メッセージのある商品」そのものが広告であり、メディアであるということなのだ。
広告、というものはまだ生きてはいるけれども、その存在はやはり徐々に小さくなりつつある。
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広告関係のお仕事をされている人、マーケティング部門の人などは読まれるべきだと思います。
⑴この本を手にとった理由
タイトルにある、広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめて、じゃあどうすればいいのか?を知りたくて手に取りました。
⑵感想
今まで読んだ本の中で一番わかりやすく、構成も非常に秀逸で、文章もわかりやすいものだった。
「広告やメディアで人を動かせる時代は終わった」「一気に爆発的に広がる広告手法はもうすでに存在しない」ということが明快な説得材料を用いられて書かれていた。
しかしではどうすればいいのか、その答えが少し曖昧でフワッとしていたことに、筆者も明確な答えを持っていないことがわかり、明確な答えなどないことがうかがえる。
取り急ぎ巻末にある手法を実勢してみるのがいいかもしれない。
⑶こういう人におすすめ
広告関係のお仕事をされている人、マーケティング部門の人などは読まれるべきだと思います。
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なかなか刺激的なタイトルです。
内容の中で、筆者たちも述べていますが、正確には
「広告やメディアだけで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい」ということですね。
さまざまなニューメディアが生まれ、人々の生活が多様化し、テレビCMを流すだけでは消費者は動かなくなったにも関わらず、いまだその幻想から抜け出ていないように思える広告や宣伝にまつわる業界への指摘です。
さらに、ではどうすればいいのかということですが、
何人の人を動かすかというパターンに分けて、それぞれでふさわしいコミュニケーションの方法を検討されています。
人数で分けるというところが新しくて面白いのかなぁって思いました。
とはいえ、やはり最終的に大切なのはコミュニケーションとは何かということをしっかり考えることなんだろうと思います。
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メディア編集権における「主権」が消費者サイドに移ったという指摘はまさにその通り。
ただ冒頭にある不易流行が全てを語っていると感じた。
本田さんも最後におっしゃっているとおり、結局は「ひとりの本音」を大事にできるかどうか、は、常々自身も思うこと。
そう考えると今の自分が読んで丁度いい本だった。
いい言葉を使うとわかりやすい、悪い言葉を使うと低レベル。こんなもんか、という感じ。
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ちきりんとの対談記事でデータOBと知った田端さん。
当社卒業生でこういう斬新な活躍されてる方がいるのは単純に嬉しいし、励みになる。
さて、本の内容は、1千人にリーチするには、1万人、10万人、と段階的に、かつアナ雪や劇団四季、ラインなど身近な例を使ってPRの思考をひろげていくのが分かりやすい。
昔のように広告をうつだけではだめ、心技体に訴求しないと。
おむつの戦略的PRの例も分かりやすい。
どのメーカーも高品質低価格を売りにして差別化してたなか、あるメーカーは「赤ちゃんの睡眠の質が脳に影響する、よって深い眠りを誘導することが望ましい」という研究データを導き「10時間吸収できるおむつ」に結びつけた。
PR業界には疎い私にも、面白い内容だったーー。
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なにで人を動かすか?
→まず考えるべきなのは最適なリーチ規模の見極めとメディアの使い分け、つまりは何人を動かせばいいのか?ということ
人を動かす3つの要素として、心、人の気持ち、技、メディアやコンテンツの戦略戦術、体、体験体感
正しいインサイト、本音をとらえ、ココロの沸点を発見する
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全部理解するには、横文字が多く少し難しいと同時にわかりずらい。
心技体の話
ゴルフクラブの話が印象に残った。
いかにアンコントロールの部分を意識して、全体をコントロールしていくか。
お金をかけずとも、心の沸点に届けば多くの人が動かせる。
そう感じた。
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すごいよかった。マーケティングも意外と面白い。
芭蕉。
不易なものは時代の新古を超越して不変なるもの、流行はその時々に応じて変化していくものを意味するが両者は本質的に対立するものでなく、真に流行を得れば自ずと不易を生じ、また真に不易に徹すればそのまま流行を生ずるものだと考えられている。
俳諧の本質的な性格を静的(不易)、動的(流行)の二つの面から把握しようとしたものであるが、新しみを生命とする俳諧においてはその動的な性格ー新しみを求めて変化を重ねてゆく流行性こそがそのまま蕉風不易の本質を意味することになる。結局不易と流行とは根本は一つのものなのであり芭蕉はそれを風雅の誠とよんでいる。
表面的テクニックやトレンドとは別本質。
出来るだけたくさんの消費者にたくさんのメディアを通じて自社のメッセージをリーチさせればマーケティングコミュニケーションは成功するというのは誤り。
諦めないほうがいいこと。
人の本音をたんきゅうする。
ありのままをみせ、ある程度の判断を世の中に託す
広告やメディアが本当の力を発揮する。最適な組み合わせを見出す
世に溢れる情報の中にあなたの商品やサービスの良さにつながるものがあると信じる
諦める-物事の真理を明らかにし、こだわりをすてること(仏教)
何かを諦めるとは同時にその先に待っている新しい世界に飛び込んでいること。
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PR担当になってから再読。
二人の経歴からの観点やコメントが面白い。
本田哲也さんの戦略PRも読んでみようと思った。
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仕事の待ち時間にさっと読了できたお手軽な本。登場するデータは話半分で受けとるとして、現代の広告活動がどんな感じかサラッとつかむことはできた。
コントロールできる部分と出来ない部分。ゴルフクラブを選ぶように「技」を選ぶ。「技」では人は動かせない。といったことが印象に残った。
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今の仕事で集客に悩んでおり、手に取った1冊。
身近な実例を用いており、とても分かりやすかった。
最適なリーチ規模に応じてプロモーションの仕方を変えるというのはもっともだと思いました。
しかし、自社の商材に照らし合わせると何とも難しい…
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人が動くには段階がある。
まず1000人、
10000万人、、、
それぞれの段階で乗っかってくる人の欲求が違う。
最初は人助けがしたいなどのピュアなものだが途中からは祭りっぽいとか、もてたいとか、いろいろな欲求に。
広告だと売れないけど、人の欲求に際したものなら見てもらえる可能性がある。
赤ちゃんの睡眠が脳によい、睡眠を邪魔しやいオムツ。のようなもの。
社会問題を見て解決すること。
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Webマーケティングで頭がガチガチの人が読むと良い本。
人を「動かす」には、もはや現在では広告をうち一方的に伝えるだけでは不十分ということが分かる。
動かしたい人数規模によって勘所が違う事が言及されている。
◆1,000人を動かす
・ピュアな理想に裏打ちされている
・少ない参画者で大きなことを成し遂げるというレバレッジが効いている
・達成すべきミッションがシンプルで分かりやすい
◆10,000人を動かす
・人間の根源的な欲求や本能に訴えかける
・コミュニティ形成を構造化する
・全体としての連帯感を醸し出す
◆100,000人を動かす
・「自分ではない誰か」が作るストーリーがある
・共犯意識を高めることが行動を促す
・(人が動いた)具体的な数字を発表する
◆1,000,000人を動かす
・魅力的なラベリングを発明する
・「世間体」が出現する
・承認欲求を満たす
◆10,000,000人を動かす
・メディアを介さない「目撃体験」が始まる
・シンボル性の高い「アイコン」が登場する
・世の中に既にあるものを再定義する
◆100,000,000人を動かす
・人が動く「複数の要素」が必要となる
・新たな習慣を生み出す
・ライフスタイルや価値観の違いに対応する
◆1,000,000,000人を動かす
・人間の本能欲求と普遍的ニーズにこたえる
・異なる人種を排除しない「寛容さ」が必要
・非言語コミュニケーションを取り入れる
実体験に基づいている点が参考になる。
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まず目的を明確に
ターゲットインサイト(本音)を洗いざらい出してみる
目的とインサイトをお見合いさせる
心の沸点を起こすために、何を伝えるか決定する
体験となるコンテンツを用意する
お金のかからない順に伝える施策を決めていく
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旧来の手法では効果が上がらず、ターゲットに合わせた方法論が必要との主張。事例紹介があるが、自分のようなプロモ素人では具体的なアクションにつなげられない、、、
巻末にあった言葉、「専門家の限界を超えるのは、素人の勇気」に、励まされる。まずは一歩!