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副題「『二極化する報道』の危機」という表現に、危機感を覚える。マスコミの責任を、こういう腑分けで済まそうというところが腹立たしい。朝日の責任はもっと深刻だろう。
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レビューを書いたつもりで書いてなかった。なので、若干中身を忘れた。
「産経・読売・日経」グループと「朝日・東京・毎日」グループがあることは言われなくても分かってたし、読み比べが重要だとってそりゃそうかもしれないが現実的には時間もないしなかなか難しい。だからこそたまにこういう本を読んでなるほどねと思う機会が必要なのかもしれない。
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情報保全諮問会議のメンバーに読売の渡辺が選ばれた。安倍さんの鶴の一声で。これは危険視された。
日々の報道を点としてみるのではなく、複数の報道を比較しながら線あるいは麺として読むことで、より重層的、立体的に世界の動きが察知できる。
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「朝日バッシング」が止まりません。
個人的な見解を述べるなら、従軍慰安婦問題も吉田調書もいただけないと思います。
ジャーナリズムはプロパガンダではありません。
ただ、「池に落ちた犬は叩け」とばかりのこの間の激しいバッシングには抵抗を覚えます。
週刊誌を2~3冊読めば、読者はまるで「朝日報道はすべてがウソ」と感じるのではないでしょうか。
いいことです……じゃなかった、情報の送り手も受け手も冷静でありたいものです。
本書は安倍政権の動きを、在京紙がどう報じたかを冷静に分析した良書。
結論からいうと、憲法改正や集団的自衛権、特定秘密保護法、靖国参拝、アベノミクスなどの主要な論点について、「読売・産経・日経」vs「朝日・毎日・東京」という構図で分断されていると指摘しています。
もっとも、この構図は今に始まったことではありませんが、より先鋭化していることが本書を読んで理解できました(私見では民主党への政権交代以降、分断の構図がより鮮明になったと認識しています)。
本書では、その結果として二項対立の状況が顕現し、第三の可能性の芽を摘んでしまうことは、国民の利益にならないと警鐘を鳴らしています。
納得させられます。
というのも主要な論点について各紙を実に丹念に読み比べ、説得力ある分析を加えているからです。
たとえば集団的自衛権の行使を容認する閣議決定について、各紙は社説でどう報じたのか。
朝日は「戦争に必要最小限はない」、毎日は「根拠なき憲法の破壊だ」、東京は「行使ありきの危うさ」とそれぞれ見出しを取り、反対の姿勢を表明しました。
対して読売は「日本存立へ行使『限定容認』せよ」、産経は「『異国の国』脱却の一歩だ」と賛成の立場を鮮明にしました。
日経はスタンスを明確にせず、「憲法解釈の変更へていねいな説明を」としました。
先述したように在京紙は二分されている状況ですが、日経はごくまれに論点を二分せずに、考える幅を広げようという姿勢がうかがわれるようです。
本書を読んで、自分が勘違いしていたことも分かりました。
特定秘密保護法については朝日が最も敏感に反応し報道していたと思っていましたが、本書によれば、実は猛然と紙面展開したのは閣議決定を契機としてからだったそう。
「しかしながら、考えてほしい。閣議決定された法案は、衆参の特別委員会で審議され、本会議に上程後採決される仕組みだ。この時点でいくら反対しても、衆参両院で過半数の議席をもつ政府与党は、その気になれば法案をいくらでも『数の論理』で通せるのである」と、朝日を手厳しく批判しています。
漫然と新聞を読むのでなく、読み比べて情報の空白部分を埋めていくと、真相がよりくっきりと浮かび上がってくるかもしれません。
全紙を購読するのは多くの世帯にとって経済的に困難ですが、主要な論点について各紙がどう報じたかをチェックするのはインターネットでも十分にできます。
その前提として、まずは冷静でありたいものです。
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なかなか一般人が複数紙を購読して、報道内容を比較し、そこから真実を見つけるのは難しい。
字面を追うだけで、内容はよく理解できなかった。同じことを何度も繰り返されてうざい時もあれば、そうでない時もある。こちらの気持ち(もっと分かるように説明してくれ)という気持ちと一致するかしないかか。
「ジャーナリズム・・」とあわせて読むと、なるほどとうなづける(特種=リークなど)。
先に読んだ「集団的自衛権・・」の論調があまりにも朝日新聞のようなので、てっきり朝日の記者かと思ったら、東京(中日)新聞記者だった。そこからのつながりで読んでみた。
以下、引用省略
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サブタイトルにある「二極化する報道」。私自身も、多分世の中も、その傾向に陥っているのではないか。複数紙を購読することは難しいけれど、今はWEBでも各紙の社説や論調を知ることは可能だ。いろいろな意見があること、それぞれのテーマへの知識、そして第3の道を考えること。なかなか難しいけれど、責任ある大人として、心がけていかなければ。
メディアを巧みに使おうとする権力にしてやられては、口惜しい。
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新聞は読みませんが、テレビやネットに氾濫する言論がたんなるアジテーションになりさがっているように感じる昨今。本書では、立場の表明に腐心し、不都合な情報や批判に耳をふさぐそんな体質が新聞社にも蔓延していることを指摘しています。
憲法や経済、外交問題など、国民の生活を大きく左右しうるのに、議論は一向に深まらない。ただ、賛成と反対の立場があって、思索を深めるプロセスを怠り、あとは多数決で決まるだけ。言論の腐敗と政治の腐敗が悪循環している現在の社会は、我々が感じている以上に恐ろしい状況なのではないでしょうか。
著者は朝日の社員のため、論調は朝日寄りですが自社の記事にたいする批判が目立ちます。記事の捏造など、不祥事がつづく自社に喝を入れるのがこの著作の目的の1つかな。
著者は複数の新聞を読むことを勧め、それが有効なのはわかりますが、それだけの時間はさすがにとれませぬ…。でも、偏った情報は益するどころか害悪になることを肝に銘じようと思いました。
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朝日新聞と読売新聞で記事の扱い方が違うことを改めて認識した。一紙だけ読んでいると、片寄った世の中しか分からないのではないか。
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安倍内閣がどのようにメディアを効果的に活用しているか、その手法が書かれていると期待したが、単に大手新聞紙の読み比べ程度の内容で、期待はずれだった。
時間の無駄だった。
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大上段に構えたテーマは、メディアが二極化して、しかも言いっ放しではあかんやろと。
だが。
もう安定の朝日新聞品質。
ダブスタ、ナロナムブル、ストローマン、レッテル貼りなどなど。
自分たちが世論を作るんだと言う傲慢。
自らの正義によう姿が、隣国にダブる。
だからダメなんだ。