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やっぱり手紙はいい!
心が文字に表れる手書きがいい!
ポストカードカフェを舞台に繰り広げられる人間模様。
私もカードを書いてみようかな、
そんな気分にさせてくれる。
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壁一面にポストカードが飾られているカフェのお話。
凄く好きなタイプの本。
2つ目の話の主人公が最悪の男だったからこの先もこの人の話だったらやだなって思ったけど、そうじゃなくて良かった。まさかの伏線でびっくりだったけど…。私は性悪説に1票。
ポストカードを公開しちゃうのに最初はびっくりしたけどなんか良い。ポストカードを送り合う相手なんていないので凄く羨ましいな。このカフェがあれば家族に見られないし、見たいときに何時でも見られる。
うっすらとブルーに染まった風を感じて歩きながらポストカードカフェを探してみたいな。
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送られてきたポストカードが店内に飾ってある。たくさんの人の気持ちや思い出がつまった、ポストカードカフェが舞台。
こんなカフェがあったら行ってみたいなぁ。
この作品が好きなら、吉野さんの“思い出あずかります”も好きになると思います。
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横浜の港の片隅にある、壁一面にポストカードを貼って公開し永遠に保管するという風変わりな喫茶店。そこで巻き起こる様々な人間模様を描く連作短編集。
爽やかさはあるが、登場人物の個性に深みがない。老若男女の全員が画一的で面白味に欠ける。悪い奴がいてもいい。でも、悪の道に入った経緯が物語には大切だ。みんな爽やかで善人だらけのストーリーなら、小学校の道徳の時間と一緒である。
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横浜みなとみらい、ランドマークタワー内の書店で巡りあったこの本。
「みなとみらいが舞台です!」のPOPとともに平積みされて、思わず購入してしまいました。
大好きなみなとみらい、情景を浮かべながら読みました。
ポストカードカフェ、実際に小豆島に近いものがあるそうなのですが、場もいいですけど、何よりこの登場人物のような人たちが集うカフェ、私も行ってみたいです。
すてきなカフェは多いけど、人と繋がり合えることはあまりないし、そういう意味で、こんなカフェが増えたらいいなと思います。
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登場人物たちの暗い過去や葛藤が、
淡白なタッチで書かれてるので、
読み応えが足りなく思えてしまう。
現実感がなく思えてしまう。
でも、だからこそ
サクサクとテンポよく読める。
ポストカードに託された
人々の思い、大切にしたい。
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葉書を綴ることは面倒だ。
時間がかかる。
お金がかかる。
保存も大変。
葉書を綴ることは思い出を残すことだ。
時間をかければ思いがこもる。
お金をかければありがたみが増す。
大切に大切に保存する。
メールやSNSが当たり前の時代だからこそ
大切な人にしか綴ろうと思わない葉書
葉書をもらうことはもちろん、
綴っている時さえ愛おしい。
ただの文(ふみ)ではなく、
葉書は思い出だ。
そんな思い出たちを、残し続ける場所
ポストカードカフェ
もし現実の世界に存在するのであれば
訪れてみたいものである。
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「カフェ」「ポストカード」「海岸通り」、3つ好きなものが並んだ。そして手に取ってみれば、明らかに、私の大好きな横浜の街並みが描かれた表紙。大好きなものだらけで、「これは読むっきゃない!」と手に取った。割と読みやすくさくさく進むので、数時間で読了。ポストカードを店内に掲示し、人と人、人と思い出、人とその人自身、を、繋ぐ手助けをする居心地の良いカフェの物語だ。
内容的には、まぁ、可もなく不可もなく、普通の読み物といった感じ。展開はショートストーリーの詰め合わせのような感じなので、ちょっとした隙間時間にも読める。内容が簡単なので変に頭も疲れない。ただ、人物描写にあまり深みが無いのと、人々の喜怒哀楽の感情を呼び起こすきっかけや展開が強引なところがあるので、あんまり感情移入したり共感したりはできなかった。いやいや、そんなんでそこまで考えないでしょ、とか、ちょっとそれ都合良すぎる言い訳でしょ、みたいな。一応、お店そのものの危機、というドラマの種もあるのだけど、あんまり綺麗に花開かなかったような・・・。
雰囲気というか、設定だけは本当に素敵。こんなカフェが近くにあったらなー、とか、ああ、久々に横浜散歩したいなー、とか、自分自身のほっこりした気持ちや記憶が戻ってくる。
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店内にポストカードが飾られているお店。
いろんな土地の、いろんな人の思いが込められたポストカード。
こんなお店が本当に存在したら、是非言ってみたいと思う。そして私もお店宛に旅先から葉書を送りたいと思う。
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面白かった。前半はそれぞれの話が繋がらない。断片的な話であったが、徐々に人間関係が繋がり、物語としてつながってくる。
まるで、読み手が、初めてカフェを訪れ、常連になってゆくような、そんな構成だった。
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横浜の絵葉書を壁一面に飾るという風変わりな喫茶店を舞台にした12話収録の連作短編集。1話あたり30ページ弱なので、割と短時間に読み切ることができる。難しい言葉なども使っておらず、平易な言葉が多いので非常に読みやすい。
カフェっぽく、ホッと一息つけるような作品。ただ、何となく展開が読めてしまうのでインパクトは強くない。ちょっとした不穏な空気は流れるのだが、全体的にほのぼのとした感じでゆっくりと時間が流れていく印象を受ける。
言葉の大切さを改めて認識できたような気がする。そして、絵葉書の写真が意味することの大きさに驚いた。こんな意識で絵葉書を選んだことなどなかったので。
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世界遺産に関する文庫本を検索していたら、12章のタイトルが、『葉書は世界遺産だと誰かが言った』だったので、たまたまひっかかった。
梗概を読むと面白そうだったので手に取った。
こういう巡り合わせの本は、当たり外れは運次第だけど、今回は当たり。
カフェの常連客睦子さんは、長年会っていない亭主の銀次さんから30年程前に一度葉書を受け取って以来、カフェで二度目の葉書を待つ日々。最後の最後で涙腺が緩み、じわっと来る。