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片桐はいりさんがもぎりのバイトをしていたことは知ってたので、気になって読んでみました。
片桐さんは謎多き人ですが、これを読んでとても魅力的な方だと感じました。
映画を心の中心に据えながら、旅を、食を、日々を楽しんでいます。すてき。
各話のタイトルが映画をもじっているのが面白い!
映画旅、読書旅、したいなぁ…。
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豊かな時間が流れてきた。映画愛はさることながら、もぎりさんとその時代のひょうきんさと豊かさに高揚感とちょっぴり羨ましさを感じました。
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銀座文化(現シネスイッチ)でもぎりバイトしていた7年間を、はいりさんがとびきりの文章とユーモア感覚で振り返る、映画愛…いや、映画館愛に満ちた一冊。現在も地方に行くたび、個人経営の古い劇場には飛び込んでいってしまうという旅行録も楽しい。
もう本は出されないのかしら〜。文筆家としての片桐はいりさんのファンです! あ、、もちろん俳優としてもだけど
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記録。
雑誌で連載していた時の短編集。
読んでいると、自分も映画館の旅をしたような気持ちになれる本。
今やTOHO等キレイな今風な作りの映画館が当たり前だけど、この本からは映画の懐かしい〜においや熱気が感じられる。平成生まれなので行った事はないけれど。笑
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もぎりの視点から描かれる映画、というより映画館談義。地方に出掛けたら必ず映画館を探し、そこから思わぬ出会いが始まって…好きだからこそ見えてくるドラマが沢山あるのだなと気付かされた。
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2021年4冊目。
大好きなはいりさんのエッセイを読むのは3冊目。
あたたかくてやさしく、ユーモアのある語り口で、心がほっこりします。
映画館にまつわるお話が次々と。
はいりさんの思い出話や旅先での出会いなど、どれも素敵で魅力的です。
特に、深谷シネマが出てきたのにはびっくり!
はいりさんが身近なところに来ていたなんて、嬉しくなりました。
また、空港での読書エピソードが印象的でした。
なかなか遠出ができない今だからこそ、本の世界に旅するのもいいですね。
身近に空港がないので、代わりになる場所はどこかしら。
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いつしか時が過ぎ、すっかり時代は変わっていました。
少しずつ世の中が変わっているので、あまり実感はなかったのですが、改めて言われてみると本当にそうです。
学校に石炭ストーブ、石炭庫があり、日直が石炭をバケツに汲みに行っていましたし、映画館は、そうそう。立ち見で見るくらい普通でした。
怪しい噂のある映画館、ありましたね。
襲われるとか。
そんな映画館もなくなりましたし、2本立てでどれだけ居座ったか友達と話すようなこともなくなりました。
映画を録画すると、いつでも見れるから、逆に観なくなる、ってほんとですね。
Kindleで読んでいたのですが、皆さんのマークした箇所が(ここは20人がハイライトしています。。。)なかなか、そうだよな、と思わせてくれておもしろい。。。
やっぱり俳優さん魂、プロとして活躍されているはいりさん、素敵です。
スポットライトが当たる花道、ぞくぞくするだろうな~
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本当に好きなこと(映画、映画館)に没頭した青年時代、本当に幸せそうに語っている。「宝物のような七年間」(P12)とあるとおり。仲間もみな映画好きというのもよい。そういう環境は確かに幸せ。
銀座の映画館の劇場も良いが、下北沢でせまい芝居小屋の客席にぎゅうぎゅうにおしこんだり他の客を飛び越えたりしながら詰めていくのも、うなづけるし懐かしい感覚。(p81)
酒田のグリーンハウスという独特な劇場も語られている。そういう地域性も、ほんとうは面白いのだろう。(p192)
あとがきにもあるとおり「この町に映画館はありませんか?」という問いかけから始まった出会いも多かろう。そういう、町をみるにあたってのユニークな軸を持っていることもまた贅沢に思う。(p215)
映画や劇に親しみがないと楽しめない本か、と思ったが、(そして親しいがあるほうが楽しめるのは事実だろうが、)そういう共感ができて面白かった。
※「巴里の空の下セーヌは流れる」という映画は気になる。機会あればみてみよう。たぶんみないけど。。。
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女優・片桐はいりさんが学生の頃、映画館でもぎり嬢としてアルバイトしていた頃のエピソード中心のエッセイ集。
彼女の視点が面白いです。
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片桐はいりさんが女優となる前から愛してやまなかった、映画と映画館。
昔は劇場としてそこで「もぎり」として働いていたのだそう。
時代の変化と共に変わっていく劇場ともぎり。
けれど、そこには変わらないものもある。
はいりさんと映画、そして劇場とそこへの愛が詰まった一冊だった。
「有難う」「有難う」と言い続けたら、有難いことがかならず起きる。
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「グアテマラの弟」「わたしのマトカ」とはいりさんのエッセイを手にしてきた以上、本書「もぎりよ今夜も有難う」を手にしない訳にはいきませんでした。
はいり節が本作も全開です。
「映画」「映画館」にまつわるはいりさんの愛が詰まっています。
「映画館の出身です!」と自分で言えるはいりさんは学生時代から映画館でもぎりのバイトをしていたそうで、仕事の合間をぬって訪れた地方都市の映画館へも足をのばされているとのこと。
いやぁ〜愛ですなぁ。
「一日もぎり」のはいりさんにどこがで会える日を楽しみに。
説明
内容紹介
映画「かもめ食堂」の初日挨拶で、シネスイッチ銀座の舞台に立ったとき、かつて銀座文化でもぎりのアルバイトをした7年間がキラキラした宝物のように思い出され――。「映画館の出身です! 」と自らの出自を述べる俳優が、映画が活況だった頃の懐かしい思い出や、旅先の映画館での温かいエピソードをユーモアとペーソスを交えて綴る名エッセイ。
内容(「BOOK」データベースより)
映画「かもめ食堂」の初日挨拶で、シネスイッチ銀座の舞台に立ったとき、かつて銀座文化でもぎりのアルバイトをした7年間がキラキラした宝物のように思い出され―。「映画館の出身です!」と自らの出自を述べる俳優が、映画が活況だった頃の懐かしい思い出や、旅先の映画館での温かいエピソードをユーモアとペーソスを交えて綴る名エッセイ。
著者について
一九六三年東京都生まれ。成蹊大学卒業。俳優として、舞台、映画、テレビと幅広く活躍している。主な出演作に舞台「キレイ」「ニンゲン御破算」「オイル」「R2C2」、映画「かもめ食堂」「なくもんか」、ドラマ「あまちゃん」など。DVDに「片桐はいり4倍速」、著書に『わたしのマトカ』『グアテマラの弟』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
片桐/はいり
1963年東京都生まれ。成蹊大学卒業。俳優として、舞台、映画、テレビと幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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映画館を箱として楽しむ、という趣味自体が新鮮ですが、大変奥深く、自分では知ることのできない映画の世界をいいとこ取りで知れてお得な気分になりました。
文章も読みやすく、ほのぼのとしています。
片桐はいりさんのような感覚の鋭さで観察したり楽しめたりしたら日常が豊かになるだろうなと羨ましく思いました。
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梟書茶房で友達が買ってきてくれた一冊。
後ろの説明書きがよくこんなドンピシャなものあったな!ってくらいにドンピシャ。
"それぞれの国の文化とおなじ、わからないところがまた魅力だったりもするのだから。"
"建物一つまるごとセットのお芝居。観客は向かいの建物から、上下左右の窓ごとに同時にくりひろげられる出来事を覗き見る。"
こんな面白い企画みてみたい、、!住宅展示場を用いてのこれに近しいお芝居は開催されたことがあるとかで、またやってほしい、、
"この世には、明るくなるほど見えなくなるものがある。"
私も旅先のミニシアターを見に行くのが趣味の一つだからめちゃくちゃ共感した。
そして去年沖縄のシアタードーナツを内覧させていただいた時に、シアタードーナツにも片桐はいりさんが訪問されたことがあるというのをInstagramの情報で知って、この本で繋がった!
キネカ大森には今でも来られるのかな?
ガーゴイル、探しに行きたい。
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文章がとても読みやすく、スッと入ってくる。
昔の映画の楽しみ方やカルチャーを知れて、今の映画との違いやお互いの良い面悪い面など知れて面白かった。
また各章のタイトルを名作のオマージュしたタイトルになっているところも好きでした!
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読みかけの続きが楽しみで、日常の心がちょっと跳ねあがる。
生きてる楽しみ、ってこういうことを言うのではなかろうか。
流行っているもの、新しいものがベストではない。
かといって、古いから、いまはもうないから良いのでもない。
それぞれが素晴らしい!
はいりさんの本、他のも読みたい。