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半自伝の小説から追わなくなっていたのだが、おいコーシリーズを改めて読み返して読んでない本も読む気になり借りてきた本。
現代ファンタジーにワクワクしながら読んだものの、「ダブルファンタジー」を彷彿させる前世の繋がりのある近親恋愛。
面白くないわけではないけど、この不思議な図書館は?竜の望みは?など当初浮かんだ疑問はほぼ解決されず。
ファンタジーだしなぁと思いつつなんとなく腑に落ちない。
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「おいしいコーヒーの入れ方」「天使の卵」といった純恋愛小説のイメージで手に取った。
ファンタジーやん!?しかもすげー中途半端な?
・夜中しか入れず、しかも中では部屋や本が自由意思で位置を変えるというハリーポッターのパクリみたいな設定の図書館。
・示し合わせたかのように描いた「龍」に関する名前を持った人々。竜神伝説のある村出身の兄妹(探偵マンガによく出てくる話w)
・龍にレ〇プされると都合の悪い記憶を消せるという設定→受けた者は鱗のアザが残る
・謎を知ってるっぽい預言者のおばあさん
・・といった壮大な世界観を期待させる伏線の嵐だったわりに、全くといっていいほど伏線回収せずに物語終了。現実と空想世界の区別もつかない石ノ森章太郎や永井豪の漫画のラストみたいな終わり方。
多くのレビューで「消化不良」と書かれているが、不良どころか1ミリも消化できてないw
伏線段階の設定はワクワクさせるものがあったので2点。
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西洋の竜と中国の龍の違いについて考えて見た。
飛べるか飛べないかは別として西洋の竜の方がより生き物に近く、蜥蜴とか恐竜の化石がモチーフなのかなぁと思う。
中国の龍は蛇や大蛇がモチーフでなければ、より概念的な存在であり、イカズチや竜巻などの超自然的エネルギーがその正体でないかなぁと思う。
作品中は竜と龍は同義であるが、私の中では読みが一緒なだけで違うものと認識している。
夜にしか開かない図書館に勤務する職員達の龍と関わる物語、前世、幼き日の後悔、悪夢・・・
作品はスピリチュアル的なファンタジーです。
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購入済み 読了
内容(「BOOK」データベースより)
井の頭公園の奥深く潜む、夜にしか開かない図書館。生い立ちに消えない痛みを刻むオリエ。過去に妹を傷つけたことを悔やみ続ける兄・スグルと、彼を救済したい妹・マナミ。前世の記憶をもてあますキリコ。“永遠なる”ドラゴンに導かれるように集う彼らは、痛みとともに、それぞれの“性”と“禁忌”を解き放ってゆく。ミステリアスな官能長篇。
村山由佳は大好きだったのにここ数年手がでていませんでした。なんでだろう?
路線が変わってからも買ったままつんである本数冊あります。好きなんだから読み出したらあっという間。
帯のあらすじから想像したものとは違うテイストでしたがこれもありか、と。
これで官能長編。。。わたしが今まで読んできたのはなんだったの?とかそんな別のところの感想も。
ヨーロッパのドラゴン、日本のドラゴン、それと輪廻。
もうちょっと過去と未来と時空絡めてほしかったけどこの頁数ならこんなもの?
長岡さんもうちょっと絡んでもよかったかしら。
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井の頭公園の奥深く潜む、夜にしか開かない図書館。生い立ちに消えない痛みを刻むオリエ。過去に妹を傷つけたことを悔やみ続ける兄・スグルと、彼を救済したい妹・マナミ。前世の記憶をもてあますキリコ。〈永遠なる〉ドラゴンに導かれるように集う彼らは、痛みとともに、それぞれの〝性〟と〝禁忌〟を解き放ってゆく。ミステリアスな長篇。
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村山さんのお話は軽くて読みやすくて、重い話を読んだ後にふっと読めて助けられるようなイメージだったけど、これは違った。
なんとか読み切ったけど…結局よく分かんなかった。ちょっと残念。
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ひさしぶりの村山由佳さんの本。
思いがけずファンタジー色があり、空想世界にも心を飛ばしながら読むことができた。
背表紙には「ミステリアスな官能長編」とあり(おかげで電車で読みづらかった)、どんな本かと思ったが、「官能長編」というほどではなかった。そして、それで良かったと思う。
ドラゴンによってそんな都合よく悪い部分を食べてくれのかとか、館長の背景とか、いろいろ気になるところはあれど、要を問わず登場する超メジャー空想動物「ドラゴン」をモチーフによく書けたなぁと思います。たしかに十二支で唯一非実在動物だよね。なにか人間の精神的な奥底に共通して眠っている、のかもしれない。
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よくわかんないけど、選ばれた人っていいよなって。凡人なので。あと、神泉はわたしもとても気に入っていた住所だった。
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一瞬は永遠であり、永遠が一瞬だった
(読みはじめ)
あ。こんなに全力ファンタジーだったの?
不思議な図書館に爽やか司書巽くんにドラゴンかぁ。へぇー。
(第1章終了らへん)
…ん?これは大人向けファンタジーってやつ?
(最後まで読んで)
なんだろ。この本は。ファンタジー的に禁忌な要素が詰まっている…。※私的解釈
恋愛は良い。性描写もまぁ良い。
でも人外との交わりや(しかも神聖であるはずのドラゴンと‼︎)、兄妹の執着的な愛や(しかも登場時ファンタジー的ヒーローポジションと思った巽くん‼︎)、5歳の女の子への性描写(しかも大好きなお兄ちゃんの前で‼︎)はどうなんだ?
このアンバランスさがこの本の魅力といえばまぁそうなんだろうけど。私は冒頭で全力ファンタジーだと思っちゃったから衝撃が大きかった。エグいなぁ、と。
最後にはみんながみんな苦しみから解放された様で良かったです。めでたしめでたし?
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幻想と現実が入り混じった神話的でもあり愛の
永続性を謳った作品だと思った。
今までの村山さんが描いてきた恋愛小説とはまた違った部分であり図書館の構造や竜の存在、
決して過去から未来だけが時の流れではなく輪廻転生を繰り返しているなどファンタジー的な要素を多分に含んでいて楽しかったです。
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想像以上にしっかりとしたファンタジー。
「ドラゴン(龍)」と「図書館」がキーワード。
不思議な世界観と、しっとりした静かな描写が
素敵でした。夜に読みたい。