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高田先生ありがとう、ありがとう、ありがとう
この「みをつくし料理帖」シリーズを読んできた日々が今思い出されます。
会社の集団検診の帰りに入った書店で「今朝の春」だったか、新刊で平積みになっているのに気付き、慌てて求めて血糖値が低くなってるところ必死に帰りの電車の中で読んだこと。
震災時、余震の続く中怯えながら「小夜しぐれ」を手に取ったこと。
「残月」ではサイン会に参加させていただき、どんなお話をしようかとドキドキ順番待ちをしていたのに、先生からお声をかけていただいたこと。本当にささやかな贈り物だったのに、とんでもなく丁寧なお礼状を頂き小躍りしたこと。
「美雪晴れ」は、首都圏の大雪の降りはじめに、書店から用意できたとの電話を頂いて大急ぎで引き取って雪の中持って帰ったこと。
ああ、「料理帖」は予約をしそびれて職場の書店から別の書店に取り置きを頼んだっけ。
終わっちゃいました。
だって「美雪晴れ」、いえ、この「天の梯」の半ばまで風呂敷半開きだったじゃないですか? 本当にこれで終わりなのか、風呂敷はちゃんと畳まるのだろうか不安のような不信のような、続くよね? と期待のようなものを抱えながら読み進み、でも本当に完結しちゃったよ! 大団円だよ!
加筆するかもしれませんが、今はもう、高田先生への感謝の言葉しか浮かびません。ありがとうございました。ちょっとしたら、本編10巻、続けてどんと再読したいです。
またどこかでお会い出来たら直接お礼を言いたい。
ありがとうございました。
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この本だけは一気に読みたくて、その時間ができるのをひたすら待ちわびた。
なんという…これ以上はあり得ないと思うほど至福の大団円。
澪の曇りのない人柄があればこそ、多くの人がその心の内にきらめく善意のありったけを大切な人たちへと互いに注ぎ合い、針の先ほどにも見えなかった光を、思いも寄らぬ輝きに育ててしまった。
誰かがこの上なく幸福になる時、その幸福を我が幸せと噛みしめることのできる生き方。澪と心を通じ合わせた人たち皆が、澪と生き、澪と暮らし、澪と働き、澪と苦楽を共にするうちに、知らず知らずに手に入れてしまっていた。
この物語の中で生きれば、私もそうなれただろうか。
ここに登場する善意の人々…すべてに幸あれ。
澪を優しく包む源斉、野江らの慈しみが、彼女がこれから目指す料理人への道道で、その献立のひとつひとつにあふれる「滋味」へと育ち、多くの人の心と体を健やかにしてくれますように。
善き人たちの善き心と行いに満ちた物語。
高田郁さん…本当にありがとうございました。
追伸 つる家、一柳、みをつくし。よき料理人が暖簾を守る三つのお店…最後にその10年後を垣間見て…鳥肌が立ちました。これぞ大団円。
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読み初めから涙涙。時折嗚咽がもれるほど泣きました。
特に、又次の面影、懐かしい小松原の姿に、いてもたってもいられなく。
ただの読者と本の中の登場人物たち。その関係は読み初めのほんの一瞬で崩れ、いつしか澪を古くからの友のように思い、心から幸せを願うようになっていました。
わたしも胸が裂かれるようなつらいとき苦しいとき、どんな苦難も歯を食いしばり乗り越える澪に、思いのこもったあたたかくおいしそうな料理に、みをつくし料理帖に登場する心も表情も豊かな面々に、たくさん励ましてもらいました。
きっと良い結末が待っている。そう信じつつもおそるおそる読み進め、幸せの予感がしたときには心から嬉しく、また号泣しました。
まさに雲外蒼天。最高の結末でした。
大坂へ発つ日、澪と別れを惜しむ種市やふきちゃん、ご寮さんやおりょうさんたちと同じく、わたしも澪や皆との別れがつらくさみしく、でも希望に満ちた別れに涙がとまりませんでした。
澪、源斉先生と末永く幸せになってね。
野江ちゃんとずっとずっとずっと仲良くね。
今までどうもありがとう。
一巻一巻が宝物です。
こんな素敵な本を書いてくださった高田郁さんと、みをつくし料理帖の八朔の雪が面白かったよと教えてくれた友だちに心から感謝しています。
うええええん。泣きっぱなし。
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みんなが幸せの道を辿ることが出来てよかった!!
けど、寂しい。。。
まだ読んでない人もいるから、ちょっと待とう。
じんわり優しい余韻に浸ってる。
この作品に出会えてよかった。
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胸の奥が温かい。ほんとに良かったね。
そして、この物語に出会えたことに感謝です。
感想、今はあまり言葉に出来ないし、したくないかも。
熟成させたい。
巻末の番付は澪たちはもとより「銀二貫」にも触れる内容で、本当に最後の最後にじっくり見ることを強くお勧めします。
高田郁先生、本当にありがとうございました。
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終わったー!
ちょい目が潤みました。
家族の看病のしんどいとき、このシリーズに支えられてました。
俎板橋の上で私も手を振ってる気持ちでした。
あ、でも、こっちに先回りしてウェルカム!
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みをつくしシリーズ、感動の最終巻。これまでの物語が綺麗に厳かに滋味深く畳まれていき、一つの道に繋がって完結する様は圧巻。食がもたらす喜びと、困難に立ち向かうまっすぐな心の大切さが貫かれる場面には何度も震えた。『雲外蒼天』は、まさに本シリーズを読んで意味を強く感じた言葉であった。
体裁からは壮年向けの内容に思われがちだが、実は女性向け(広義で言えば少女漫画的)の要素もたくさん詰まっている。この機会に1巻からぜひお試しあれ。個人的にも死ぬまでに最低あと2回は通して読みたい。老後もこれを読めると考えるだけで一つ幸せ。
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みをつくし料理帖の最終巻。
不器用に優しい人々がそれぞれが納まるべきところに納まり、安心しつつも、これで終わりかと思うと寂しい限り。
巻末の料理番付がその後を描くことなく、読者に想像させてくれるところが憎い。とはいえ、その後も読みたい。あとがきで「いつの日か、それぞれのその後が描ければ…」とあるし、その日を楽しみにしていよう。
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髙田さん、見事な雲外蒼天でございました。
書店でこの表紙を見ただけで何だか胸がいっぱいになって、それに終わってしまうのが淋しくて、買ってから時間をおいてしまったけど、読み始めたら止められず。
細かい伏線にも驚いたし、ファンの気掛かりを丁寧にすくってくれました。
料理も変わらず美味しそうだし。
付録の番付がまた効いていて、泣かせます。
もう、髙田さんてば!うわーん!
番外編も楽しみだけど、とりあえず私としては心の整理がきっちりつきました!
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ブクログを見て、ソッコー本屋に買いに走った一冊。
うわぁ~、マジで‼
もう読んでる途中で思いだし涙がボロボロ。
身請け出来るのか心配だったけど、まさかの仕方で更に涙が。
他にも色んなところが丸く?収まり、もう涙なくては読めない。
ヤバい、思い出しただけで涙が…。
早く外伝が読みたい‼
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本当に終わるのですね。
わたしの住んでいる地域では、発売日から一日遅れで店頭に並ぶので(今回は土日が挟まりましたから)未だ手に取っていないのですが。
この10巻発売を前に、既刊を再読中です。
再読ゆえに何が起こるのかわかっているのに、外部からの嫌がらせにキリキリしたり事の成り行きにハラハラしたり、澪の選択に涙を流したり。
今、「夏天の虹」まで来ました。ここも大きなターンが待っている。それを知っているからページをめくる手が殊更ゆっくりになってしまいます。
皆様の感動のレビューを拝読し「雲外蒼天」が待っているのがわかっていても。
この刊を早く手に取って読みたいのに、終わるのが惜しくて読みたくないような矛盾もあり、澪さながらに眉が下がってしまいます。
*****
そして読了。
お盆休みを利用して、久しぶりに夜遅く(むしろ明け方近くまで)読書するなんて暴挙、やっちゃいました。
大きく広げた風呂敷は見事に畳まれ、大団円のエンディング。
澪のアイディアと、旦那衆の粋な計らい。
野江ちゃんの身請け先には、心からの快哉を。
あぁ、めでたやな。
その後を描いた番外編も、そのうち出るそうで、今から楽しみでなりません。
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ああああああああ
私が2014年、一気にはまって読み耽ったシリーズがついに完結。
発売日をこんなに待ちわびたのは初めて。
食べる間を惜しんで読んでしまった。
食べる間を惜しんで読んでしまった。
読んでいる間は時折冒頭の様な声を上げながら
読み終えた今は、この一言に尽きる。
さて、今一度、ゆるりと読み返すとしようか。
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評価はシリーズ全体として
最終巻は少し物足りない気もしますが ホッとするエンディングだったので良かったです。
のえちゃん目線のお話もこれから出てくれば嬉しいな
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あさひ太夫の身請け、若旦那の行く末、澪自身の幸せ、全てを丸く収めて大団円でした。
今までの流れを考えたら切ない場面もたくさんあったけど、これが多分一番いい形なんだろう。いずれ続編が出るみたいだから楽しみに待ちます。
結び草ー葛尽くし
張出大関ー親父泣かせ
明日香風ー心許り
天の梯ー恋し粟おこし
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楽しみでもあり寂しくもあった最終巻。
途中、照れてジタバタしつつ(笑)予想を上回る結末で目が潤みました。
この本の最後の最後まで素敵でした(最初チラシかと思ってました)
その後が気になりますね。