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はじめての作家。カドフェス2016で、手にした。不思議の世界に連れて行かれ、最後は思いもよらない転回で終わる。短いストーリーの中で、内容はとても濃いもので、物語の中に引き込まれる!何なんだ?この作家は……。別の作品も読んでみたくなった。
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星新一さんの独特な世界観はもちろんのこと、
「地球から来た男」では、本当の孤独とは
何だろうかと考えさせられました。
とってもオススメです
大勢の中に本当の孤独はあった。
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カドフェスの「かまわぬ」カバーが欲しくて購入(^^;)しかし星新一さんの作品はいつ読んでも違和感なく、色褪せないな~(*^▽^*)それとも自分が作品と共に古くなっているから、違和感ないのかな~(--;)
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定期的に読みたくなる星新一ショートショートシリーズ。気楽に読めるし、感心するというか納得させられるような面白さがある。好きな本の作者は?と聞かれたら間違いなく星新一と即答で答えると思う。星新一の著書をいろいろ読んで、悪魔や宇宙人のたぐいや近代化が進んだ未来の話などよく出てくるテーマに気付くようになってきたけれど、それを飽きだと感じさせないのもすごい。個人的には「あと50日」「包み」「戦士」が印象的だった。
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初めて読んだ星新一作品。
読んでいる間は、ほんの一瞬、今いる自分の世界とは違う、別の世界へ意識が飛び、不可思議な出来事を垣間見ているような気分になりました。
さも当たり前のように行われている会話や動作には、読者の視点では何とも奇妙で不可解なことばかりなのに、実際には、こんなことが日本の何処かで本当に行われているんじゃないか?と思うほど現実味を帯びていてこわい…!
淡々と語られているのがさらに拍車をかけていて…
怖いもの見たさなのかも…?
いつの間にか、星新一ワールドに
どんどん惹き込まれていました。
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展開は完全なギャグなのに不思議な哀愁がただよう表題作「地球から来た男」、シュールを極めた怪作「ある種の刺激」、むやみにスケールが大きくてオチの方は小さくまとまるアンバランスさがたまらない「戦士」など、アイデアの豊かさに圧倒される。以前別の本で読んだ話と似通っていても、味わう驚きは重複しない。星新一は<捻りを効かせる>ことに関しては、まさに右に出る者が無い究極のプロフェッショナルである。
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昭和の時代に書かれたSFショートショートなのにまったく古さを感じさせない。星新一さんが今の時代に生きて今の時代に書いたSFみたいな錯覚を感じた。この方はひょっとしたらほんとうにタイムスリップをしたりテレポートしたりする能力を持っていたのではないのですか!?いや絶対そうに違いない!
私が好きなのは「包み」。ある青年が置いていったある包みにイマジネーションを誘発されて、次々と傑作を生み出していく画家のストーリー。この包みは画家にとっては結果としてはギフトととなるのだけど、置いていった青年本人にどうってことない品だったという。人生にはそういうことが結構あったりするのかもしれないですよね?
「向上」はひょっとしたら…なんですが、デスノートの原作の方が星新一さんのこれを読んでヒントを得た、なんてこと、ないですかね?なんか、雰囲気が似てますよね。
まぁたぶん、いうまでもなく、星新一さんのショートショートはたくさんの人達に影響を与えまくったんでしょうね。そして、これからも。
凄く面白かったです。
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これだけショートストーリーをあびると、構成自体はあるていどフレームがあって、あとは言葉選びとかになってくるんだなあってわかる。
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短い文体、数ページに込められたプロット、最後に枠組みそのものをひっくり返す展開など、子供時代に楽しんだ星新一さんはやっぱり素晴らしいです。
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ショートショートで、SFな題材。なんだろう、なんていえばいいのだろう。固有の風味があるなと感じる。
文字数という小さな箱があり、その中に物語を詰め込む。入り込ませすぎず、さらりと結(むすび)まで連れて行ってくれる。
わたしは文庫本で読んだけれど、このスタイルはスマホで読むのに合いそうかも、となんとなく思った。
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星新一、二冊目です。
一冊目の「悪魔のいる天国」と比べると、主人公はどれも孤独感が強めだったような気がしました。
どうしてなのか考えると、本作は「死」や「実存」がモチーフのお話が多かったかな?と思いました。
「死」と向き合っていたり、はかない自らの「実存性」と向き合っていたり。
個人的なベスト5
夜の迷路買って
もてなし
ある種の刺激
向上
能力
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星さんの本は、はじめてでした。
ついついふふっとなってしまったり、ほぉ〜っと唸ってしまうようなそんな話ばかりでした。
幼少の頃にみた週間ストーリーランドを思い出しました。
星さんはお亡くなりになってますが、ついさっきこの話を書いたの?ってぐらい私たちの今ある身近に感じる生活感が書かれてました。
自分がもしこうだったらどうなるだろう…という
日々の生活の中でたまにする妄想は、はっと我にかえる間も無くいつのまにか終わってるもので、つきつめたらこんな感じの1話の終わりになるのだろうとおもいました。きっと次私が妄想してしまうときは、星さんの力をかりちゃいそうな気がしました笑
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今までに読んだ他の著者のショートショートと比べて、ラストでのどんでん返しで驚かしてやろうという意図が前面に押し出されている感じではなく、そこに奥深く感じる。一話一話読み終わった後にじわっと広がる感じ。ピックアップ:表題作、「もてなし」、「包み」。
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中学生の時に読みはまった星新一のショートショート集を改めて読み直しました。
1本20頁程度の短い話なので、通勤中や寝る前にサクサクと読めました。初版が刊行されたのは30年以上も前なのに、解説にもある通り古めかしい感じが全くない、色褪せない話ばかりで大変面白かったです。
個人的には「戦士」の世界観がこの世界でも実現しそうな感じで怖いながら印象に残りました。
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窮屈だ。
いま見えているようにしか、見えないことに。
カチコチと凝り固まって、それ以上に広がることができない。
はみ出すことができない。
ひとがやることに、世の中にあるものに。パターンが透けて見えて、こんなもんだとすぐ分かった気になってしまう。
それがあながち的外れじゃなく、真理をついてると思えてしまうから。余計に、エラそうな、勘違いが甚だしい。
でも、そんな賢しらな自分に、冷ややかな目を向けてしまう自分もいて。そんな同居に、まぁ、居心地が悪くてしょうがない。
ヒトは、安定したいんだろう。安心したいんだろう。
自分が理解できる姿に、自分が存在するこの世界を落とし込みたい。そうすれば、心が落ち着くと、そう信じて、このカラダが働いている。
そんな風に思えることが度々だ。
生きれば生きるほど、時間に比例して、沢山のものを溜め込んで、自分が出来上がったような気になって、少し、安定したつもりになる。
でも、そうやっていっても、今となって、見えてるものに躓いて、途方に暮れてしまうこともあるんだ。
安定することで見えなくなるものもある。
欠けているからこそ、手に入れられるものもある。
今手にしているものから、見渡せる世界に、そうじゃない世界がどこかに存在しているとイメージできる。そんな方法だって、ヒトは手にしていると、みんなだって、分かるだろ。
世界が姿を変える。そんなときを、また向かえる。
更新される瞬間を、また手に入れるために