投稿元:
レビューを見る
現代語訳でわかりやすく書かれているので結構読める。ただ、聞いたことあるような神々が出てくるけどほとんど頭に残っていない。神々の喧嘩も結構泥々としてる。お土産で買う因幡の白兎も古事記に出てくるんですね。八岐大蛇・草薙の剣、ドラクエⅢを思い出す…。少し飽きてきた頃にヤマトタケルの命が登場。結構荒ぶれものであり、騙し討ちで相手を討伐したりとイメージとして頭に描いていた英雄とかけ離れていた。日本書紀ではまた違った人物像で書かれているみたいだけれども。焼津・清水・三重などこの頃に地名として名付けられていたんですね。
投稿元:
レビューを見る
最近は山陰の古事記巡りがマイブームなので、古事記の本を読んでみました。古事記の前半では、大和朝廷に国を譲るまでは出雲王国の神話です。この本は古事記の抜粋ですが、現代語訳も古文も読みやすく、ビギナー向けで良かったです。
投稿元:
レビューを見る
天皇が神の威光を獲得するために作られた物語だから、下巻こそが古事記の核心だと思うのですが、下巻の天皇の話になるとまったく面白くありません。
天孫降臨までの上巻の面白さは並じゃないので、とても勿体無い気がする。
投稿元:
レビューを見る
天地創造から推古天皇に至る、神々につながる天皇家の系譜と王権の由来を、起源から記した我が国最古の歴史書。イザナキ・イザナミの国生み神話や倭建命の英雄譚や歌謡など、魅力的で文学性に富んだ著名なシーンを、古文でも現代語訳でも味わうことが出来る。
やっぱり古事記って突っ込みどころいっぱい( ´ ▽ ` )
投稿元:
レビューを見る
現代語のほうばかり読んでいましたが、とても読みやすいです。
途中で挫折するかと思っていましたが、そんなこともなく読めたのは、
このシリーズだからかも。
投稿元:
レビューを見る
日本最古の歴史書である『古事記』の主なエピソードを抜粋し、現代語訳と読み下し文を併記、さらに解説と図付きで分かり易く読めます。
日本神話を知りたいと思う方にはもってこいの入門書です。
また、昔話などで既に知っているお話も、実は『古事記』からきているものがあると知ることになるでしょう。
この本で神話の主な流れを掴み、『古事記』や『日本書紀』を分析した本や、個々の神様をさらに掘り下げるなどしてから、もう一度この本に戻ってくると、二度勉強できて、うまみの多い本です。
昔々に作られた日本の歴史書(あるいは、物語)と言えど、随所随所には今も密かに伝統として生活に織り込まれている文化もあります。
そのことを、改めて感じることができました。
投稿元:
レビューを見る
日本最古の書「古事記」の有名な話、特徴的な話をまとめた本です。現代語訳、読み下し文、解説によってとても分かりやすい内容になってます。
古事記全体の把握には不十分かと思いますが、入門書として最適です。当時の考え方や空気が伝わってきます。
神々の名前がカタカナで記され頭に入ってこないのには閉口しました。
非常に嫉妬もすれば怠けもする人間的な姿で描かれていたのが印象的です。
全体通じて読みやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
【感想】読了—2012年3月21日
古事記は読み方も「コジキ」か「ふることぶみ」か完全に定まっておらず、稗田阿礼が大和言葉を外国の文字で表現するのに苦労した大書である—上中下に分かれる。角川ソフィア文庫の本書自体はもちろん古事記のすべてをカバーする訳ではなく、筆者が特に大事であると主張する上巻(序文)が多めに載せられている。現代語訳と書き下し文が載っており、本書の目的のように古事記の全体像を描けるよう配慮がされてある。また所々で入る筆者による解釈、説明が理解を進める。
本書を読むことで、古事記の全体像を大枠で掴むことが可能であり、入門書としてちょうどいい。また本書末に載せられている古事記通観は簡潔にまとめられておりうれしい。之によって神道関連の本を読む際にも理解が進むと感じる。
【古事記誕生の時代背景】
古事記は「天皇の、天皇による、天皇のための書」と言い換えることも可能である。672年、壬申の乱によって国が動揺したことから、勝利した天武天皇によって中央集権国家確立のために、国家のソフト面の強化を計る意図があった。諸氏族の系譜を天皇家のもとに一元化し天皇政治を正当化することが目指された。若き舎人で信頼出来る側近、稗田阿礼をして諸氏族の系譜(帝紀)と古い伝承(旧辞)を収集し天皇家と統合しようとしたが、686年天武天皇は志半ばで崩御する。
この後、意思を継いだのは女帝の元明天皇である。彼女は天智天皇の第四皇女であり、天武天皇の息子兼自分の従兄弟の草壁皇子と結婚する。草壁皇子が夭折すると、姉である持統天皇が即位しその後、自らと草壁皇子との子である文武天応が即位するも夭折し、亡き子を継いで即位する。結果的に自分の息子文武天皇と娘の元正天皇に挟まれる皇位受け渡しの存在であり、亡き夫に変わって一家を皇室の正系と位置づけることを目指した。太安万侶という優秀な学者官僚の手を借り完成させる—稗田阿礼(神楽舞の家系)と太安万侶(忌人)は伴に神事に携わり皇室を護る職に連なる家系。
上中下の打ち分けに関し、上巻が神話、中巻が人皇初代(神武天応)から始まる。中巻の終わりが応神天皇であり下巻の始まりは仁徳天皇である。これは前者までが神道的天皇であり、後者からは儒教的天皇であるからという天皇像の変化が有力な説として挙げられている。
投稿元:
レビューを見る
言わずと知れた、日本最古の歴史書。
たまたま、今、住んでいるところが日本武尊縁の地だということで、読んでみたのだけれども、考えてみたら、古事記とか日本書紀って、本当に名前だけでちゃんと読んだ事なかったことに気付く。
最初の方はいろんな神様がいっぱいで、スサノウとアマテラスオオミカミくらいしか名前が頭に入って来なくて大変だった。
ようやく読みやすくなって来たところへ、神武天皇が登場してくるわけなのだけど、この本によると、ようするに天皇の祖先は神様なの?と言う事になってくる。
まあ、歴史書と言うよりは、神話だという程度に読んだ方が良いのかも。
実際のところ、いわゆる日本昔話的な『桃太郎』『鶴の恩返し』『因幡の白ウサギ』みたいな話が出てくるというのが、面白かった。
また、ヤマトタケルノミコトの頃に、彼に由来して付けられた地名で今も残っているところも結構あるみたいで。
そういうところは、やっぱり歴史のある土地なんだろう。
「どんな話か知っておきたい」
くらいの人に、ちょうど良い本だと思う(私はちなみに原文は飛ばしました)。
日本書紀も合わせて読みたい。
投稿元:
レビューを見る
3月の西日本聖地巡礼の旅のお供に持っていったのがこの本。原文と現代語訳、解説が読みやすい形にまとまっていて、『古事記』入門書として最適だと思う。日本神話や伝説がたくさん詰め込まれていて、神秘的なのに、ユーモアたっぷりでわくわくしながら読み進めた。中巻から徐々に天皇の王威を強調するような政治色の強さが見え始めて、純粋に神話を楽しみたいわたしとしてはちょっとがっかり。旅のあいだ、日本神話の舞台をたくさん巡ってきたが、現地の人が『古事記』の神話を話して聴かせてくれた時は本当に面白かった。稗田阿礼が誦習したのが元だというし、口で語り伝える時に『古事記』は一番輝くのだと思う。もっともっと日本神話の研究をしたい。
投稿元:
レビューを見る
とても読みやすく、断片的だった日本神話を繋ぎあわせることができ、たいへん面白かった。読後あらためて『古事記』史跡を訪れたくなった。また、本書コラムにあるように是非『日本書紀』と読み比べしたい。
投稿元:
レビューを見る
ビギナーズ・クラシックスと言うだけあって、とても読みやすかった。
最初に訳文があって、その後ろに原文があって、時々コラムや解説等が入るという構成。
先に訳文があると、原文を読んでもそんなに抵抗感がない。
純粋に読み物として楽しめた。
学校の古文で古事記をやったかどうか覚えていないが、
今回初めて通して読んで、古事記面白いな、と思えた。
学校の授業だけじゃこうはいかない。
カタカナの長ったらしい名前は多いが、少なくともローマ神話よりは読みやすいし、楽しく読めた。
古事記の中に出てくる和歌は、意味ではなく音で漢字を振っているのだが、
一見意味がわかりにくい文章から、正しい意味をくみ取って現代語訳に直した学者の方々はすごいと思った。
投稿元:
レビューを見る
勾玉三部作の流れで。
難しいのは読む気にならないけど
これはとても読みやすかった。
先に現代語訳⇒原文(書き下し文)の順がすごく読みやすい。
今まで、何となくしか知らなかったことが
あぁ、そうだったのか!と理解することができて
面白かった。
投稿元:
レビューを見る
本文はとても分かりやすく、史跡案内もあって文句ないんですが、解説にいちいち余計な事書きすぎだと思います。それだけが残念。
投稿元:
レビューを見る
712年、今から1300年前に完成したわが国最初の歴史書「古事記」。ちょうど”1300年”前に完成したとなると今年の受験の問題としても取り上げられることだろうと思い、読んでみることにした。