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『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の続巻。
【ストーリー】
麻衣から告白の返事をもらい、恋人同士になったことを喜ぶ咲太。
そんな咲太に「付き合うことになった日の朝に巻き戻る」という超常現象が起こる。
今回の現象も思春期における問題が原因で発生してしまう「思春期症候群」の一環らしい。
現象の原因となっているのは、後輩の朋絵。
朋絵は友人の好きな先輩から告白され、困っており、
無意識に時間を巻き戻したみたい。
先輩からの告白を防ぐために、朋絵は咲太と恋人の振りをすることに。
「恋人ごっこ」のおかげで、告白を回避し、
無事次の日を迎えることができた咲太。
しかし、朋絵は本気で咲太を好きになってしまう…
咲太は麻衣が好きなので、二人の関係を応援するために、自分の気持ちにふたをしようとするが、
それが原因で再び思春期症候群が。
最終的には、咲太が朋絵に気持ちを引き出すことで、決着。
だが、ここで終わらないのがこのシリーズ
(まだ2巻だが…)
最後に牧之原翔子と名乗る女子中学生が登場。
彼女は咲太の初恋の相手であり、「思春期症候群」で行方がわからなくなったはずだが…
更に、以前より幼くなった姿で登場し、たくさんの疑問が…
【感想】
咲太と朋絵の「恋人ごっこ」がすごく羨ましいです!
というかリア充は爆発すべし!!
会話のテンポが小気味よく、二人の笑いながら言い争う姿が頭の中に浮かんで、ほっこりしました。
個人的には麻衣より朋絵のほうが好きですね。
うぶな感じがたまりません(*´ω`*)
そして相変わらず咲太がイケメンすぎる!
咲太は卑猥な噂で孤立しそうな朋絵のために、
噂を流した先輩と喧嘩し、
「僕は童貞だ!」で噂を払拭する。
いや、これは朋絵も惚れるよ…
ラブコメがメインのお話ですが、ちょっぴりミステリー要素もあるので、
「この現象をどう解決するんだろう」というわくわく感とヒロインの可愛さを楽しめる超絶私好みの1冊でした!
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青春野郎の第二弾。前巻からの続きで今度のSFはループです。メインはヒップキッカーな後輩ちゃん。置かれてる状況がはまちのガハマさんみたいだなぁと。咲太は一巻より冷静な感じに思えたのは巻き込まれた側だけど、麻衣がそうでなかった分なのかしら。しっかり先輩ヒーローだったと思います。そりゃ朋絵も揺れ動くってもんよ。でも私的には出番は少なくとも、要所々々で持っていく麻衣先輩がいい感じでした。テンプレなツンデレとは違うのだよ。またしてもさくら荘メンバーがしれっと出てきたのは嬉しいサプライズ。続きも早くお願いします。
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今回はループもの、ラプラスの悪魔。
偽りの恋人関係だったはずが、いつしか気持ちは本物になって・・・・・・って流れはよくある話と言えるけど、それを彩るヒロインの後輩ちゃんが麻衣に負けず劣らず魅力的で話を面白く引き立てる。。
出番少なめながらもしっかりメインヒロインを主張する麻衣や、自分の気持をしっかり持ってる咲太も本当にいいキャラです。
ってか咲太格好良過ぎで、そりゃ惚れますわと。
罪作りな男です。
ようやく麻衣と交際スタートって展開になったのに、あの子と同じ名前の女の子が登場でどうなる次巻。
さくら荘から龍之介とリタが登場で、前作ファンに嬉しいサプライズ。
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第一巻で麻衣と恋人関係になってしまってどう展開していくのかと思いきや、第二巻では時間を巻き戻したうえで偽恋人ですか
それだけでも構成の上手さを感じるのに、偽恋人となる朋絵が今回から登場したキャラクターではなく、第一巻の時点で咲太と印象的な絡み方をしている。だから今回騒動の中心となっても唐突感はない。キャラクター性もある程度掴めているし、咲太が朋絵に絡む理由も明確にされているから麻衣との関係も深めながらの偽恋人展開でもそれほど気にならないんだよね
そして朋絵の抱える問題だけど、めっちゃ今ドキの女子高生が抱えていそうな問題を丁寧に描いているなぁ。グループからハブられてしまうことが寂しいのではなく恥ずかしい。その象徴として盛んに咲太と会話をしていてもスマホをいじり関係の維持に努める朋絵の姿勢に表れている。
こういった点を、咲太は言葉では馬鹿にしつつ否定はしない。それどころか本人に自分の姿を改めて見つめなおすよう誘導する言葉を投げかけるのは流石。
偽恋人展開の果てにあるものは既定路線ではあるけれど、そこに至るまでに朋絵の性格描写をきちんとしてくれているから展開には非常に納得できる。だからこそ、関係を終わらせる辺りの会話はキツイなぁ…
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不思議系ラブコメ第2巻。SF設定も物語も1巻と比べてありがちで意外性が薄く、パワー不足の感がありちょっと残念ですが、安定の良作。さくら荘メンバー出演はうれしいです。
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麻衣先輩と、念願の彼氏彼女になり浮かれる咲太。
が、翌朝起きたら付き合う前に戻っていた!?
原因は"思春期症候群"だと考えた咲太は、事象を起こしている人物を探すことに。
さくら荘のコンビが送るフシギ系青春ラブコメブタ野郎の第2弾。
ド直球の恋愛要素を含む青春ものって好きではない分野に入るのだけど、これは一味違いますね!
所々にでてくる咲太言い回しにはいつもツボに入っています。
さくら荘シリーズに劣らない面白い作品になりそうですね!
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青春ブタ野郎シリーズ2巻。今巻のヒロインはプチデビル後輩こと朋絵。咲太をロリコン野郎と蹴飛ばして尻付き合いした女の子。あることをきっかけに、朋絵の彼氏のフリをすることになる。分厚さにも関わらず読みやすかった。
作者さんの年齢が気になるほどに、スマホ所持LINEでやりとりが当たり前の時代の、女子高生の友達付き合いがしっかり描かれている。私が高校生の頃は写メールが初めて出た頃だから、今の学生が本当にこんな友達付き合いをしているのかは定かではないが、さもありなんと思わせる。グループから外れたくないと空気を読んで合わせること、一人ぼっちと思われることが恥ずかしいと思う気持ち、初バイトで疲れていてもグループリーダーに合わせ動画を見てLINEで返信して徹夜に付き合うなど、学校という場を離れても、24時間気を遣う人間関係に縛られる姿が見えた。どこまでもグループ関係から離れられない。
本当に大切なものを守るために、どうでも良いことを気にしないでいられる咲太はカッコいい。幻の夏休みが終わって、次は初恋の女の子がメインになるのかな?
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評価:☆4
麻衣と付き合うことになったはずが前日に時間が巻き戻り、咲田の告白がなかったことに・・・というところから。
今巻では後輩に嘘の恋人を頼まれて受けるわけだけれど、受ける理由が流されてなんとなくではなく、妹の境遇と重なるからっていうのは説得力あってよかったと思う。
仲良くなっていく過程も丁寧だったし、朋絵が咲田に惚れるのも分かる。
でも正直、恋人のフリをして演じた嘘が本当の気持ちになるっていう展開は王道中の王道で予想外なところはなかったから刺激が少なかったのも事実。
「僕はたったひとりでいいけどね。そのひとりが必要としてくれたら、生きていける」
こんな風に言い切れる咲田はカッコよかったけど、そのひとりに朋絵はなれなかったわけだ・・・切ない。
素直になれない理央が可愛くて気になってるので理央メインの巻が楽しみw
「嘘は本当にならないし、本当は嘘にならないんだ。」
「……百回やっても?」
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会話のテンポが一巻に引き続きとても良かった。主人公のちゃらけたところと真面目なところのギャップを自分的には推したい。先輩が慣れてきてしまったのか主人公の言葉に対して照れるシーンが少なく残念であったが、一方でまたバニーガールになったり何だかんだ主人公に甘いところはとてもよかった。
女子高生たちの複雑な人間関係が書かれていたところは読むのが辛かった。まさしく空気を読む、読まない、空気のような何かとたたかうという要素が多く詰まった内容でうまくこの作品のテーマを表せていると思う。
これまた一巻に引き続き次の巻への繋ぎ方が良く、読者を取り込めていると感じた。3巻も引き続き読もうと思う。
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鴨志田一先生の「青春ブタ野郎シリーズ」の第2巻です。2018年10月~12月にTVアニメが放送。青春ブタ野郎こと梓川咲太と思春期症候群を発症したヒロインとの関係を描いた青春SF作品です。本巻はテレビアニメ4話~6話に相当し、ヒロインはプチデビル後輩こと古賀朋絵です。アニメ化に際し、割とカットされた場面が多かった印象です。これは原作を読んだ方が断然オモシロイです。それにしても本巻の咲太はかっこよすぎる。もっとダメな主人公だと思ったのに。あと博多弁ばりかわいい。前巻でも思いましたが、次巻への繋ぎが上手です。
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古賀ちゃんが自分をすり減らしてでも人間関係を維持しようとするのは、この環境が全てだと思わせる今の学校のあり方そのものに原因があると思うし、多くの人が共感するものだと思う。また、孤立状態を恥ずかしいと形容するのも被害者の心理を正確に捉えているなと思った。なので、現実味の薄いキャラが多い青春ブタ野郎シリーズの中で、古賀朋絵は人間味に溢れた魅力的なキャラだと思った。古賀ちゃんは、生きづらさを抱えながらもそれを最後に乗り越える姿が描かれたので、その点も評価したい。
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この軽妙な掛け合い好きだな。古賀ちゃんは可愛い。「いっちょんわからん」 こういうのツンデレっていうの? 「みんなに好かれたい」スタンスは『俺ガイル』の由比ヶ浜結衣みたい。もしかしたら一番今風なのかも。次行ってみよう。
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テレビアニメ視聴して2年後に読了。テレビアニメの第4話から第6話に相当。全部入るわけではないので適宜省略されているが、冗長さが減ってアニメのほうが好印象。
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ラプラスの悪魔のように、完全な未来予知ができたら楽に生きれる。しかし、わかりきった未来に価値などあるのだろうか。未来は分からないからこそ、面白いし価値がある。
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咲太はようやく、麻衣先輩と付き合えるはずだったのに、どういうわけだか、前の日に戻ってしまっていた……
これはどこかに原因となる悪魔がいるはずで――
と見つけたのは、メールの返信を何よりも大事にする後輩の朋絵。
彼女は、友人の憧れの先輩から告白されるのを逃げまくっているらしい。
そんな朋絵と咲太に「二人は付き合っているらしい」という噂が流れた。
という話でした。
ちょっと盛大な「思春期症候群」の話で。
今度は時間を操ってしまう病気。
そして、最後にはちょっとがっくりきてしまうようなオチが待っていました。
でも、それはそれで咲太のためにはいいのかなあ……と思ってます。
他人の目が気になって気になって気になってしょうがない時期っていうのも確かにあって。
友達のことを断りづらいことも確かにある。
普通にあることが、症候群になってしまうのがすごいところなんですが。
咲太もみんな、何も悪い所のない悲しい所のない、ちょっとだけ切ない読みやすい話なので、ラノベ+恋愛要素のお話が好きな方にはオススメします。