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高性能アンドロイド・アリス──その普及に伴い、彼女たちの人格プログラム改修を行う“調律師”たちも、あちこちに工房を構えるように なっていた。
ある日、そんな調律師の一人である朝倉冬治の工房を、一体のアリスが訪ねた。
ロザと名乗ったその機巧少女(アリス)は、一五年前に別れた冬治の幼馴染・永峰あきらと瓜二つの外貌を持っていた。戸惑いながらも他人の空似かと思う冬治だったが、あきらを想起させる行動を繰り返すロザに対し、次第に疑念を募らせていく。彼女(ロザ)は一体、あきらとどのような関係にあり、何のために工房を訪れたのか......。
星海社FICTIONS新人賞選考会で絶賛を浴びた、美しくも哀しき抒情詩、装画に大槍葦人を迎え、遂に刊行──。
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@mircea_morning: 小説のプロローグのクォリティって大事だと思うんだけど、アリスエクスマキナのプロローグはやや残念。期待値が高すぎたのか
読み進めると面白いんだけど
@mircea_morning: アリスエクスマキナ一巻読了。主人公は野崎まどのknowみたいな感じで、機巧少女とオーナーや主人公との関係性はガンスリンガーガールといった感じか。判型が微妙なので本棚に困りますが、このページでこの値段は安いし表紙絵が最高にいい。とはいえ、関係性のジレンマはガンスリの方が卓抜。
@mircea_morning: ただ、この手のおっさん臭いキャラ造形は苦手。おっさんが少女から自己肯定感得る感じのやつ。
文章が下手とかでは全然ないけど、語彙の幅ば気になる。リリカルにしようとすると「漆黒に包まれてしまった空」とかになる。変に凝らなくていいのに。アリスエクスマキナ、設定が面白いのにもったいない。
@mircea_morning: 主人公の後輩女性が出てきたとき、野崎まどのknowでみた!ってなった。笑
当たり前だけど、機巧少女と人間の区別が文章上原理的につかないのは面白かった。機巧少女よりも、件の後輩の方が(あまりに予想可能なので)よっぽど機械的な反応に見えるとことか
設定の開示の仕方はスムーズで脱帽した
@mircea_morning: これ、470頁くらいあんのか!
アリスエクスマキナの2巻は探偵が主人公らしいので、機械的にその設定に反応して、一応買ってみることにする
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2巻のあらすじ見る限り、1巻完結で進むのかな?少女の姿をした高性能アンドロイド・アリスにまつわる物語。でもこれは、主人公冬治とあきらを中心としたSFでありミステリであり恋愛小説だったと思う。私が女だからか、アリスの性別が女の子だけっていうのに引っかかりを覚えるというか…男性向けなのかなってちょっと引いてしまった。
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好きだしとてもいいのだけれど、ラストまでの流れで非常に苦しくなる。ので、手放しには好きといえない。
3巻まででているらしいので、これは1巻の読後感、ということで。
個人的にツンデレはあまり好きじゃないのですが、アリサは大変可愛いと思います。
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『高性能アンドロイド・アリス──その普及に伴い、彼女たちの人格プログラム改修を行う“調律師”たちも、あちこちに工房を構えるように なっていた』
表紙がとてもかわいらしいですね。
(絵は表紙と巻頭のカラーキャラ紹介だけです)
アンドロイドですがバトル展開はありません。
登場キャラが個性的でとても魅力的です。
ラノベとして見ると値段がちょっと高いけど
その価値はあるかと思います。
表紙が気に入ったら楽しめるかと思います。
SF好きにも読んでほしい
とりあえず★4ですが 全部読んだらまた再レビューします。
アンドロイドSFというと
★5つけてる『スワロウテイル』
という作品があるんですが
こちらも負けず劣らず面白い。
もしかしたら好きなジャンルかもしれません。
アンドロイド=無垢
というのがイメージしやすいのかな
それが可愛い女の子だったらなおさら感情移入してしまうのかも。
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プロローグから名作の予感がした。読み終えてみれば、間違いなく名作だった。
少女型アンドロイドである通称アリスが一般流通している近未来。人間と姿形そっくりに作られ、機械で計算された思考と感情を持つものの、どこまでもアリスはアリスでしかなく、人間ではない。アリス自身もそのことは分かっていつつも、笑い、泣き、怒り、主人に好意を抱き、主人のために生きていこうとする。人間の代替としてアンドロイドが生活する、というあたりは「ちょびっツ」の世界観に近いか。
物語の中に入り込み、時間も忘れ周りも見えないくらいにのめり込んでいた。読み終わってすぐの今、夢中になった心臓がまだドキドキしている。この物語の面白さは、私の持っている語彙では簡単に説明できない。
1巻は、彼女らアリスの性格を調整する調律師が主人公。多層に重なった想いが物語を綴る。言うなれば、小心者同士の初恋。声をかけることもかなわず、互いに想いを秘めたまま、確かな触れ合いはあったのに、あとから思い返す微かな甘さと苦み。唐突に奪われ、行き場をなくした愛と、耐えられない寂寥を埋めるために求められたニセモノ。しんしんと静かに、ほんの少しだけ降り積もる雪のような物語。次は、もう、手を離したりしない。