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ん~・・・久々のSFなんですが。いまいち微妙。
こういうのを読み慣れてないせいもあるんですが、位置関係とかがどうもわかりにくい。そのせいか緊迫感が伝わりづらいというか。
ガチガチのSFってほどでもないけど、ミステリには中途半端な印象をうけました。
真相に急に政治的な話が持ち出されたのもちょっと面喰いましたし・・・・こういうもんなのかなあ。
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一言でいうと宇宙ステーションの事故の話で、さわやかに若者が助け合うのかと思いきや、あの人もこの人も訳ありで、癖のある登場人物たちの状況がどんどん悪くなっていく。ある意味リアル。一体どうなることかとハラハラしながら読んだ。最後はあっけなかったな。
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面白かったー!前半の閉鎖空間での脱出劇から始まり、ラストに近づくにつれ、裏切り・アクション・恋愛とエンタメ要素が満載。とてもおもしろい。そして、ラストにいい意味で期待を裏切られ、読後感がとてもよかった。オススメしたい本。
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宇宙空間の事故でステーションの一部が分離して漂流!生存者なしと見なされ、救出も来ない!閉じ込められた人々は……ドキドキの展開で一気読み!!
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―――軌道ステーション“望天”で起こった破滅的な大事故。
その残骸と月往還船からなる構造体は、無数の死体とともに漂流を始める。だが、隔離された気密区画には数名の生存者がいた。
空気ダクトによる声だけの接触を通じて生存への道を探る彼らであったが、やがて構造体は大気圏内への突入軌道にあることが判明する…。
真空との絶望的な闘いの果てに待ち受けているものとは?小川一水作品史上、最も苛酷なサバイバル。
小川一水ブームはこれで一旦落ち着けよう
宇宙を相手どった長編サバイバル
著者があとがきでリアリティを極めることに挑戦したと書いているように
素人目にも「起こりそうな」話になっている。主人公たちに、何がどう見えているのかを想像するのが凄く楽しい。
危機を認識できず、何もしないで漫然と待っている者には幸運は舞い降りない。これまで読んだ小川一水作品の中で、確かに一番ハードでした。
「私たちは一つの墓にいる。」
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A.C.クラークの「渇きの海」を読んだのは中学生の頃だった。本作は同じSF設定のディザスターものだが、最新の科学知識が反映されている分、現実的リアリティの面で一歩リードしているのは当然だろう。だが、センス・オブ・ワンダーという面ではどうだろう。SFにしか出来ない自由なイマジネーションがどれだけ発揮されているだろうか。「渇きの海」での、月にある“流れる砂の海”という設定。そこに沈んだ遊覧船のレスキューという物語は僕の想像力を強烈に刺激した。
断っておくが、僕は本作を評価しない訳じゃない、それどころか凄く楽しんだ。様々なガジェットを駆使して宇宙ステーションを実感させてくれるし、そこで展開する物語はスリルに満ちてもいる。でも、残念ながら現実的リアリティを求めれば求めるほどSF的な驚きは無くなってしまうのだ。僕は“宇宙ステーションが舞台の海猿”が読みたいわけじゃない。センス・オブ・ワンダーと物語的リアリティ。二つを両立した作品こそ、SFの理想なのではないだろうか?
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小川一水の長編SF。短編の方がキレが良い作家さんのイメージで居たのですが、塗り替えられました。面白くて一気に読んでしまいました。とても読みやすいので誰にでも勧めやすい内容でした。
一癖二癖ある人物ばかりで、誰が生き残るんだろうかと云う気持ちでハラハラさせられてみたり、仮にこの2人が生き残ったら幸せになたりするんだろうかなどど妄想しながら楽しめました。
二ノ瀬と久我山のその後の話なんかもあったら読みたいかも。
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さすが小川一水!
面白く、読みやすい!!
SFはあまり得意ではないけど、一気に読めました。
キトゥンと功のラストにじーんときました。
でも、エピローグは甘いなぁ。
希望ある終わり方だけれど、もう少し辛い方がそれまでの物語にあっていたように思います。
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うまいこと生き延びた人達のサバイバル話。
なにしろ短い時間で判断しなければならないことだらけなので仕方ないのだけど、なんか、女子と技術者が短慮でなあ。そんなに考えなしに開けたり閉めたり?という箇所が気になる。
ネタバレになるが、その解決策はひでえよ。トイレ我慢して損したよ。
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暴力描写が苦手なのでちょっとつらいところもあったけど、最終的には満足。
映画化したら面白いと思うけどなー。
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こんな過酷な状況、私は生き抜けないわ…
前半くらいで甘海にイライラしたけど、そうなるのも当たり前なのかも。死んで欲しくない人が死んだり、思いもかけないことが起こったり、最後までハラハラしたけど、楽しめた。
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宇宙に行ったら何が怖いかって話で、確かに空気が無いってのは怖いっちゃあ怖い。空気なんて地球にいれば常にあるんだから、それが無いってのは怖いって。でも考えてみりゃ船に乗って外洋に出てしまえば、まぁ空気はあるけど、船が沈没したら確実に死ぬし。あの水に入っているだけであっというまに身体が冷え切るっぷりは恐ろしい、水も怖い。飛行機だって何かあったら、空気あったってやっぱり落っこちたら死ぬし。まぁそんなこんなで空気が無い分宇宙も怖いけど、それでもいつか行くんだよねぇ。2001年宇宙の旅が出てからずいぶん経つけど、もう2017年になっちゃったけど、別にアンドロメダ星雲まで行けなくても良いけど、もうちっと身近な月あたりとか、真面目に考えた話を読んでると、ちょいと具体的なイメージが湧いてきて、もう少しかも、なんて思っちゃうよねぇ。
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宇宙での脱出劇。
楽しく一気読みできたけれど、チョイと上手く行き過ぎだよなと感じてしまう部分もあって読後にモヤモヤ
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29:SF+災害パニック、とおいしいとこ取りの一冊。小川作品ではかなり硬めのSFですが、よく練られたプロットとテンポのよい展開でラストまで連れて行かれます。うおお、面白かった……! 設定がややゲーム的、というか役割あってのキャラクタというか、登場人物たちに感情移入しにくいところはあったのですが、壁一枚隔てたところにある真空=死の領域に果敢に踏み込んでゆく二ノ瀬が素敵。幸村誠さんでコミカライズという果てしない妄想をしつつ、SFが苦手でない方には全力でお勧めします!
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宇宙ステーションができるまでの科学的考察はさすがだし、サバイバルのディーテールも面白い
真空で空気が循環しないから寝てると苦しくなるとか、純粋になるほどと思う
人物像はおそらく作者の好みが強く反映されると思う
天冥シリーズの片りんをうかがわせるアクの強い人物は好みが分かれると思うし、純粋に物語に入り込むにはちょっと邪魔になる気がした