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まさに名作!
妻を殺害した罪に問われ、死刑がせまる主人公。
アリバイを証明してくれるはずの女は6時間も一緒にいたのに誰もその女を見ていないという…。
最後までどうなるんだろう…とすごく引き込まれました。
09'12'14
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1942年作品!
海外ものを苦手としていたもう一つに理由に登場人物が
覚えられない...ってのがあるんですが、今作は12名+1名っていう
超シンプルな構成。ミステリ的には人物が少ないと必然的に
犯人が絞られるから難しいんでしょうが、古典作品には意外と
多いケースなのかしら?
で、その今から60年以上も前の作品ですが単純に面白い!
現在にトレースしたら通用するものなんかは微妙ですが、単純かつ
シンプルな構成でストーリーを展開させ、尚且つ惹き込ませるように
読ませる巧さ。見つけた手掛かりが直前でスルリと逃げていく
もどかしさとドキドキ感。いいっすねー。
早速「黒衣の花嫁」も読まな。
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うーん、今ひとつかも。
絶賛されていた古典(?)ということで、期待を持っていたが、残念。
つじつまはあうけど、実際にそんな展開になるかなあ・・という感じが全編に漂う。
ただ、最初の1行は秀逸!
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自分がミステリーに傾倒するきっかけになった本。昔火曜サスペンスの前進のドラマシリーズでみた原作。舞台化、映像化もされてる。未読の方が、この楽しみを体感できるのがうらやましいですね。
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おもしろい。
読了して、いの一番に思ったことであった。
最初の入りも、興味をそそるものであるし、途中も緊迫感をかき立てて読むことを中断させない。
そして、最後は綺麗にまとめすぎず、まただからといって粗くもない。妥当な締め方をしている。
海外ミステリの名作古典と言われる理由が容易にわかった。
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真相が判明したとたん、いろんな記述が違う意味あいを帯びてくる。
それをアリリッシュ節の詩のようなトーンでやられちゃたまらんですよ。
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とても昔に書かれたとは思えないほど、秀逸なお話。
ミステリーの原点というべきかはわかりませんが、たくさんあります。
どきどきしました。
結果を知ってから読み直すと更にどきどきしました。
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たしか、無実の罪を晴らすために、鍵となる黒衣の女を探すというような物語だったと記憶している。
ランキングではNo.1ミステリのほまれも高いことが多い。
でもぼくにとってはそれほどでもなかった。(1990年10月13日読了)
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ミステリーの古典として、よく名前を聞く作品だった。自分のアリバイを証明する唯一の女性の存在を誰も憶えていないという設定は、とても惹き込まれる、私好みのものでもある。
が著名であるがゆえ、おそらく元ネタにされた事も数え切れないのだろう、既に別の作品で触れてきたようなストーリー運びであり、残念ながらあまり意外性を感じられなかった。
発表当時に読んでいれば、一生記憶に残るストーリーであったろうなぁと思うと、その体験が出来た方を羨ましく思う。
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幻の女を追う人々のストーリー
読み始めから私の中では、まるでヒッチコックの映画のような色合いで情景が頭の中に浮かんでいた。
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"PHANTOM LADY" っていう原題が素敵すぎます。一部引っかかるところはあったけれど、この真相は面白い。
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いつ読んだのか思い出せないくらい、10代か?20代?
でもやはり記憶は鮮明、それだけ面白かったことになります。当時の(1940年代)ニューヨークの街並描写も印象的。
書き出しはあまりに有名、原文でもなんとなくわかる…かな?
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真相や「幻の女」については好みではないけれども、雰囲気がとても良くて引き込まれます。
サスペンス性溢れ、流麗な文体も読みやすい。
タイムリミットを示唆するサブタイトルを眺めるだけでもわくわくしました。
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これを越えるものは、そうおいそれとは出てこないでしょうね。
結末は好きではないんですが、謎の魅力もさることながら、距離感を感じさせる乾いた叙情性が、読後、どこまでも残ります。
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「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった」妻との口喧嘩でむしゃくしゃした気分の男が、バーで偶然出会った女を誘い、ディナーに観劇にとエスコートして名前も聞かないまま別れた。そして自宅に帰ると妻が彼のネクタイで絞殺されていた!彼の行動を証明できるのは幻の女ただひとり。だが死刑執行の日は刻々と迫っていた…。ミステリ好きの多くがマイベスト10にこの作品をあげているほど有名な作品。特に有名な冒頭の文章は、未読ながら何度か目にしたことがあった。(以下ネタバレ含むため未読の方はご注意)正直、途中までは記憶喪失にでもなったようなヘンダースンの健忘ぶりに呆れ(一晩一緒に過ごした女の顔もなにもまったく覚えてないって…ありえないでしょ!)ホントに面白いのか訝しく思った。死刑執行前87日から一気に飛んで21日になった時にはもう駄目だと思ったが、土壇場の助っ人・親友のロンバートが登場してから本当の物語が始まる。ロンバートが幻の女の痕跡を追うものの、行く先々で手掛かりが途絶え、ああ!間に合うのか?!(なんかメロス状態?)と焦燥感にかられる。幻の女の被っていた(南瓜にそっくりな面妖な)帽子の手掛かりをつかみ、やっぱり女は幻なんかじゃなかったと思ったりしながら、いつの間にか夢中で読んでいた。刻々と迫る死刑執行日、そして当日…!!殺された女と殺した男(まさか!の犯人)はどっちもどっち、助かった主人公と愛人も含め、キャラクター的には誰にも魅力を感じなかったが、ストーリー展開の面白さで読ませる名作だった。幻の女の正体は正直どうでもよかったような…。