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参加させてもらってるNGOのスタッフが書いた本。
教科書のように上に文章が書かれていて、下に参考写真や語句の説明が載っています。
世界の女の子の境遇から始まり、女の子が苦難な状況に陥る原因、女の子への支援が必要な理由、そして世界中で行われている支援や活動している女の子、男の子の話が載っています。
さらに、日本が実は男女格差が大きい国でもあるということも載っています。
わかりやすく書かれているので、中学生くらいの子でも理解できる内容になっています。
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2014年に発刊されているけど、この6年で果たして世の中はもう少しましな方に行ってるだろうか?
遠い国の話の様な感じで、軽い気持ちで手に取ったのだけれど、いや、これ日本人も真剣に考えるべき問題だった。
世の中は未来になればなるほどよくなるものという漠然とした思いで育ってきた世代だが、ことジェンダーに関していえば、たまに絶望的な思いになる事がある。
これはおそらく10代くらいの女の子が手に取れるような感じで作られた本だと思うけど、女の子に関わらず男の子も、そしてもっと大人にも読んでもらうべき本。なんだったら、某党の議員さんに必読本にしてもらいたいくらい・・。国会審議中の内職はダメですが・・。
思春期ごろから男の子より女の子の方が、自己肯定感が低い傾向があるのだというところでは、ちょっと「あいたたた・・」という古傷をえぐられるような思いがした。
「男の子が主役で、女の子はサポート役」という空気が、女の子の自己肯定感を押しさげる要因の1つ
って、やっぱりそうだったのか?と。
そのうえで、その場所に甘んじてきたところもあったんじゃないかと・・。
女の子の権利を考えることは、男性らしさを求める社会への問いかけにもなるという。その分、男性への責任が重くなり、心を病む人もいるのだと。
識字率や就学率こそそこそこ高いとはいえ、日本の状況はまだまだ課題が多いのだそうだ。
意外と気楽に読み始めたのだが、大変な宿題を与えられた感じがしている。
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もう出だしから衝撃だった。
6歳で6,000円くらいで売られた…
あり得ない…
しかも学校に通わせてくれると騙され家の使用人として朝から晩まで働くって。
幼稚園の年長さんで働かさせられるってことだよなぁ。
ご飯だって作れないだろーし。
子供が何歳も歳の離れた人と結婚させられたりとかのニュースは見てたけど
国によっては、女の子が嫁ぎ先にお金を出さなきゃならなくて
しかも、若けりゃ若いほどお金を出す額が少ない
そのために幼い時に結婚させられると言う…
まだまだ文化の違いからか女の子の勉強が無駄だと言われてしまう世界。
みんなが平等に少しでもなることを祈ってます。
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【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17111142