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自分の責任ではない違いのせいで理解されない。
苛められたり差別されたりと理不尽な扱いをされてしまう。
そんな理不尽なこと…。と思って読んでいたけれど、自分だったらどうするだろう?とも考え込んでしまった。
現実にこんな理解ができない状況になったら、積極的に差別をしないまでも、「なんだか怖いから関わらないようにしよう。。。」くらいには思ってしまうかもしれない。
何が正しかったのか。誰が正しかったのか。
最後まで読んでもわからなかった。
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ギフテッド:未知の臓器を持つ人間のこと。
■あらすじ
ギフテッドとその能力を恐れる非ギフテッドは次第に対立していく。
ギフテッドを取り巻く社会の話。
■感想
日常に不思議が入り込んでくる話は大好き。「未知」というキーワードに惹かれて応募した。
中盤からはシリアス展開でどんどん不安になる。ギフテッドは当たり前に生まれてくるのに社会に認められなくてどうしようもなくなっていく状況が辛い。でも自分にない力を持つ相手は確かに怖くて、ギフテッドと非ギフテッド、どちらの気持ちも伝わってきた。どちらが主導権を握るのか、共存はできるのか、最後まで気が抜けなかった。
■メモ
キャンペーンでバウンドプルーフを頂いた。ありがとうございます(*´∇`*)
バウンドプループ:販促の為に発売前に配布される仮綴じの本。
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いや~ありがとうございます!
素晴らしい作品です。
山田さんの新刊を読みたくて、幻冬舎さんのキャンペーンに
応募させて頂いたらまさかの当選!!
サインまでして頂いて感謝感激です。
簡易装丁でしたので、完成の装丁が非常に楽しみです!
この世界観をどの様に装丁で表現するのか!!?
気になる方は書店やAmazon、楽天へGoooooo!
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なんとも皮肉な名前だ。「ギフテッド」…与えられし者。
今までの人間にはない何かを与えられた者たちの混乱と苦悩、自分たちにはないモノを持つ彼らに対する恐怖と憎悪。
両者が共に理解し合い共存する可能性を求める者と排除しようとする者と、そしてそれを利用しようとする者。
人間の限界をまざまざと見せつけられた。
これが「進化」というものなのか。100年後、この小説は「歴史」になっている、そんな気がする。
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ギフテッドに関するノンフィクションに近い話かと思っていたが、思いっきりフィクションだった。深くもなく浅くもなく、、ちょっと物足りなくて、最後まで読みたいという気持ちになれなかった。
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異能力もしくは通常とか異なる何かを得たマイナーな異分子が通常人たるメジャーから迫害され、その後、マイナーからメジャーに転じた際に攻撃的になるという展開は、結構、ありふれた話ではあるが、本作はそこにスタンバイミーの様な友情物語を横糸に据え、結末に救いを持たせたところが良かった。
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前半は面白くて一気に読めた。
後半はその倍以上の時間がかかった。
超能力のお話は好きなので
面白かったけど…
何がスッキリしないのか。
後半になっても前半の謎が解けなかった事
これだね。
一応ハッピーエンドだけど
あの子、どーなったの?
え?あの子、こんな大仕事やったの?
どんな心の変化やったん??
結局あの外人は何したかったんやろ。
島はどーなった?島の若者は?
自分の想像力の無さもあるけど
急にブチっと終わらされた感覚。
うーん。置いてけぼり。
そのあと
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先天性の「疾患」によって超能力を得てしまった人々の苦しみ、悲しみ。
超能力を持つ者と、そうでない者とが存在した時、人々はどう共生するのか。
世界を破滅せしめる力を持つマイノリティーが現れた時の「世間」の反応がリアルだ。
単なる娯楽作品にとどまらない、奥行きのある物語。
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展開が早くて、先が気になるし中弛みせずずんずん読めた。主観的記述が主だからか、映像が鮮明に浮かんできて読みやすい。絶妙なスピードで視点から視点にパスされる前半の章立てが引き込まれる。
超能力を授かった新人類と旧人類の共存を巡る混乱と奮闘、と端折ってみるとそんなに目新しくない設定。
実際読んでみると新臓器の機能、能力の覚醒、その存在の意味と価値について、ギフテッド本人たちが戸惑いながら未知を受け入れ、手探りで答えを見出そうとする現実的な展開が新鮮。
自身の未知な特殊性に戸惑うギフテッドが、若き日に得た仲間達の絆が眩しい。
未知の臓器が本領を発揮し、既成社会への不適合性が顕著化、その存在の特殊・驚異性を強めても尚、既成社会の常識や価値観で思考し情動する彼らが切なく愛しいと思う。特殊な存在としての主人公たちの、「普通の人間」性が作品を魅力的にしているような。
魅力的なキャラクターたちの奮闘に引き込まれ、ハラハラしながら応援しただけに、最後の落としどころには物足りなさが残ったなぁ。
音信不通の仲間や、アルフレッド(だっけ?)がもっと活きてくるかと思ったけど・・・どちらもあっさり。村やんと颯斗が消失して爽やかエンド、になるなら、アルフレッドのラスボス感は一体なんだったのか・・・
面白かっただけに、もっともっと最後に唸らせられたかった!
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SF作家でしたっけ??ミステリーのジャンルに入るのか疑問。
突飛な舞台設定になかなか引き込まれず、読み進めるのに苦労した。終盤は、畳みかけるように事実が明らかになり、第一部ののんびりした運びとはうって変る展開。尻すぼみしたSFな結末が少し残念だった。
内容は、ギフテッドと呼ばれる特殊な能力を持った人間と、普通の人間との心の対立を軸に物語が進んでいく。
普通の人間では太刀打ちできない力を持ったギフテッドを、恐怖の対象として嫌い、殺傷しても構わないと感じる倫理がマヒする部分は、魔女裁判を彷彿とさせる。
また、多数に対して少数の人間を迫害する心理は、ヒトの根本であると感じた。
人種差別、民族迫害、戦争の勃発。
多くのテーマを盛り込んだ作品。
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面白かったけど、荒唐無稽ですね。
先天的に、体に触れることなく一瞬で人を殺してしまえる能力を持った人間が現れだしたらどうなるか、というような話。
「自分が見たいと欲するものであれば、あからさまな嘘であっても、簡単に信じ込むのが人間なのだ」
この一文を読んで、デール・カーネギーの「信じたいと思ったら信じないでいるのはほとんど不可能である」という言葉を思い出しました。
何事も、冷静に。
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ギフテッドという題名に惹かれて、幻冬舎さんのキャンペーンに応募し、山田宗樹さんの本を初めて読みました。
最初の2~3ページですでに引き込まれる予感、面白かったです!!
最後まで読まずには居られませんでした。ギフテッドのその後も知りたくなります。続編あればいいな。
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【ネタバレ】「持つ者」と「持たざる者」の壮大な闘いの物語。一気読み必至の大傑作ですが、結末は少し哀しい。
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なんの予備知識もなく期待もなく読んだせいか面白く読めました。
「人間はどれほど残虐な行為にも、正義という仮面を被せて平気でいられるということ」この一文が作者が1番言いたいことなのかもしれない。
全体的には救いのない内容ではあるがラストに救いと爽やかさがあってホッとした。
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面白かったです!
山田さんは「未知の臓器」「超能力」などのSFネタに政治や憲法、警察など国のシステムにも絡めてリアルさを出してくるところが好きです。
派手なサイキックバトルになりそうでならない、そういう安易な展開で盛り上げないところも渋くて良い。
(見たかったけどネ)