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#読了。初読み作家。
体内から未知の臓器が発見される子供たち。彼らは”ギフテッド”と呼ばれ、中には新たな能力が覚醒し超能力と思われる行動が取れる者も。一般社会の人々と折り合いをつけていくことができるのか。。。
このような能力がないにせよ、自分達は特別だと思い込み他者を排除したり区別しようとするのは、今までの社会でも見受けられたこと。もし、こんなことが出来たらならと思ったことがある人は大勢いるだろうが、実際この本のようになるのであれば、その他大勢がいいのだろうか。
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3月-9。3.5点。
近未来小説。謎の臓器を持つ子供達。特殊能力が
あるとされるが、人類の脅威と恐れられる。
一人が覚醒し、宗教団体のようなグループに。
人類との対決になるのか。
一気読み。荒唐無稽なネタを上手く小説にしている。
この作家は上手いな。
次作も期待。
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作者は違うが、「新世界より」の呪力者達の世界が成立する前の世界ってこんな感じかなあと読んだ。
未知の臓器を持つ子供達、超能力の可能性、迫害、覚醒。
村やんの独白シーンに少し泣いてしまった。
ものすごい熱量を持った小説だと思う。
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「嫌われ松子の一生」を書いた山田さんの作品。
SFなのにSFっぽく感じさせず、人間模様がしっかり書かれていたので、とてもおもしろかった。
いつか映画化されそうな予感がする。
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百年法が面白かったので続けて。都内大規模停電で一時間電車動かず待ちぼうけしたあいだに読み終わりました。
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海外ドラマ「HEROES」とか映画「X-MEN」もそうだけど、人間ってマイノリティに対して時にひどい扱いをする。
多数である事が正しい事の様になって、そこに安心する。
決してそうではなくても。
「百年法」も思ったけど、これもぜひ映像化してほしいな。
【アメリカ合衆国に住む13才の少年の体内に“未知の臓器”が見つかった。以後、同様の臓器をもつ子供たちの存在が、世界各地で確認される。いつしか彼らは、羨望と畏れを込めて「ギフテッド」と呼ばれるようになった。当初は何の特徴も見られなかったギフテッドが覚醒した時、彼らを恐れ排除しようとしていた普通の人間たちがいきなり肉片と化す殺人事件が起こる。そして、ギフテッドに対する恐怖が暴走する。『百年法』を凌駕する、一気読み確実、超絶興奮の胸打つ大巨編ミステリー。 】
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未知の臓器を持った子供たち。
人類の進化なのか、はたまた脅威となるのか?
人は見たいものしか見ないし
信じたいことしか信じない。
善悪や正誤ではなく
数ですらなく
声の大きなものが世論となる。
震災後の放射能に関するイザコザや
日増しに熱を増す著名人叩きで
どんどん危うい空気となっている現代に
いつ起こっても不思議ではないと思わせてしまう。
【図書館・初読・1/18読了】
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共存か排除か!人間の本質を問う。未知の臓器を保有し超能力を有する新人類「ギフテッド」と呼ばれる人々はある条件の下覚醒し超人間的な力を発揮する。彼らを恐れ国は踏み絵と言うなの魔女狩りを始める。異となる物の排除は安易だが、それが個から集団、国家そして人類に及ぶ時、イデオロギー的不満のエネルギーだけが蓄積すれば大爆破は必須、惨事の後には敵も味方もない廃墟が鎮座するのみ。文化宗教の相違だけで戦火が耐えない人類への警鐘なのか?近未来的社会を独自の観点で幽玄な世界へと導く筆致に脱帽。最後に胸が温まる場面にホットする
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3.0 期待が大きかっただけに少し残念。設定が設定だけに何でも有りになりそうな所を踏ん張った感はするけど何か消化不良な感じです。
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一つの新たな臓器を持って生まれた人間達が有する超能力をめぐって、持つものと持たざるものが対立するストーリー。
超能力なんてものが出てきてしまいますが、新たな臓器がトリガーとなって、すでに備わっている脳のある領域が本来の能力を発揮するという理屈。
人間は脳の機能の数パーセントしか使ってないなんて噂(実際はフル活用らしいですが)もあり、かろうじてリアルにぶら下がろうとしてはいますが、「百年法」や「代体」よりもファンタジー色が強いように思います。
それでも、誰にでも少しはあったであろう中二病的な部分をくすぐる要素があって面白かったです。
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最近ハマっている山田宗樹作品。ギフテッドとして生きることを受け入れるところから、非ギフテッドとの抗争、政治的決断など。青春的な要素もありながらだったので読みやすかった。この人の本は設定がリアルだなぁと思う。
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(あらすじ)アメリカ合衆国に住む13才の少年の体内に“未知の臓器”が見つかった。以後、同様の臓器をもつ子供たちの存在が、世界各地で確認される。いつしか彼らは、羨望と畏れを込めて「ギフテッド」と呼ばれるようになった。当初は何の特徴も見られなかったギフテッドが覚醒した時、彼らを恐れ排除しようとしていた普通の人間たちがいきなり肉片と化す殺人事件が起こる。そして、ギフテッドに対する恐怖が暴走する。『百年法』を凌駕する、一気読み確実、超絶興奮の胸打つ大巨編ミステリー。
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未知の臓器がある進化した人類とされる「ギフテッド」と、普通の人々の確執を描いたSF。
SFではあるが、身近ないじめや差別といったものがどのようなプロセスで発生するか、そういった小さな問題が、やがてテロのような大きな問題に発展するのは、どういった経緯があるのか・・。そんなことに思いを馳せてしまう内容。
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97:「百年法」も面白かったけど、こちらも面白かった! 中盤の、どう転ぶかわからないハラハラ感とテンポの良い展開のおかげで、ボリュームにも関わらず一気に読めました。
村やんのテロを回避して、ギフテッドと非ギフテッドが共存の道を探り始めた……という終わり方にはなっているけど、アレックスどしたん? とか、何となくちゃんと解決してない部分も残ってるような気がして……そのあたりがちょっとひっかかったかな。
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未知の臓器を持つ新人類が超能力に覚醒し、彼らを恐れ排除しようとした普通の人間達はバラバラの肉片にされる。理解出来ないものに対峙することで暴走する恐怖と、共存をと脅すギフテッドの対立。被害者や遺族にほぼ意識がいかない全体が不思議。殺人事件が起きても葛藤はなく不可抗力的に能力を肯定する当人達に考え込む。