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ここにはあなたの探している本があります。
あなたが必要としている人がいます。
あなたを必要としている人に出会い、
あなたの居場所が見つかるかもしれません。
そんな帯に惹かれ,ネットで注文.現物を見たときは,ちょっとがっかり.なぜなら,わずか80ページ,1cmにも満たない厚さの本だったから.これなら,難なく立ち読みで読了できるレベル.だけど読み終わると,これは買って読むべき一冊なのだと,考えを改めた.これは一つの物語ではあるが,同時に自分を写す鏡でもあるような気がします.時々,本棚から取り出して読もうと思います.
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表紙絵とタイトルだけで買った本。んー早まったかな。
タイトルやテーマとはかけ離れたスピードでストーリーが展開していくので、落ち着けないし、くつろげなかった。普通ならシリーズ3冊で描かれるくらいの時間経過が詰め込まれていた。
貴子がたそがれ図書館に、ボランティアたちとの心の距離を縮めながら少しずつ馴染んでゆき、素っ気なく説明的な図書館の描写が徐々に変わってゆき、貴子の心の変化が映り込むようにじわじわと、ほんの小さな書架の傷にさえも愛着を感じてゆく様子がゆっくりゆっくり…そんなことを期待していたので、スピードについてゆけないし、登場人物の誰も印象に残らない。せっかくの魅力ある設定が、急ぎすぎるペンで台無しにされたような気がする。
最後に。
僕ならたそがれは平仮名では書かない。図書館には図書館にふさわしい名前がある。
黄昏図書館。
そうしてこの名にふさわしい、もっと深い物語であってほしかった。
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すごい薄い本にビックリ。話はほっこり。
中年のおばさん司書が別館図書館を個性的なボランティアさんたちと盛り上げていく。のはとってもイイのですが、なぜか妙齢の男性が皆その人に恋するのはちょっとやり過ぎのような。でも良いお話でした。ドラマ化とかしそう。
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著者が現代の図書館に対して思っている事を作品にしたという感じではある。あとがきにも書いてあったが著者の意見に同意である。薄い文庫本だが、中身はしっかりとした作品で本を愛する人は読んで損が無いと私は思った。便利な世の中になったが古き良き時代というものも良いかもしれない。