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哀しいなぁ、というのが読み終えてポツリと浮かんだ感想。
ブラック朱川氏でなく、グレー朱川氏。
【一途な純粋さが胸を抉る、一気読み必至の、純愛ホラー巨編。】
と紹介文にあるけれど、手紙の書き手の事情が分かったら確かに一気に読み進めた。
シズクのラストが残念に思えたけれど、きっと彼の中で彼女のイメージは崇高レベルに美化されていただろうし
会えてもハッピーエンド、という対応を彼女がしたかも微妙なので、これでよかったのかなぁ。。。
と自分に言い聞かせる。。。
結構朱川氏の描く配偶者や男性は不義に走りがちなイメージだけれど、彼女の父親の行動で、シズクや彼女の人生が決まったことがやるせない。
とりあえず、一馬が非常にいい子だけれど、家庭環境がしんどいので、
どうか主人公との関係に、希望と、期待を持ちたい。
シズクの弟が子持ちということで、閉ざされた里での婚姻関係がどうなってるのかも気になるけれど。。。
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異形のぼく。
出せない手紙。
ただ、君に会いたい。
この帯に惹かれて読んだ。
もうちょっと心揺さぶる激情がほしかったかな。
様々な視点や思いが混ざりすぎて、感情が平均値よりちょっと上くらいになってしまった感。
いや、でも面白かったです。
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面白かった!二段組みの長編で読むのに時間掛かりそう、と思いながら読み始めると、何とも読みやすい文章!スラスラと入ってきます。
日本版X-MENみたいなSFなのですが、切ないストーリーです。
少し東野圭吾の幻夜に通ずる所がある様に感じました。この手の話は個人的には好きです。