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読んだあとからずっと心に残る、この素晴らしいもやもやを、誰も形してくれない。
だから、感想を書きます。
「子供はわかってあげない」あらすじ
上下巻からなる、ガールミーツボーイ。2年の夏休みのちょっとした冒険譚です。
主人公の津田美波は天真爛漫。ふとしたきっかけで、書道部の門司くんと仲良くなり、とある御札を見つける。
その御札は、生き別れの父の手掛かり。今の幸せな家庭を壊すことに恐れつつも、「まぁ、黙って探せば大丈夫でしょう」と、夏休みの父親探しを決意。
門司くんと、その兄の自称探偵が絡んで、父親探しを始める。
だが、どうやら父親はとある宗教法人の教祖で、教団のお金を持ち逃げしているという。
なんだか、きな臭い雰囲気に…
あらすじだけ読むと、シリアスな感じがしますよね。てすが、暗い雰囲気は全くなし。天真爛漫な美波の性格と、門司くんのちょっと大人びたガキな雰囲気が、等身大の高校生感を出してて、物語はふわふわ進みます。
少年少女がちょっとだけ大人になる瞬間を、父親探しというストーリーの枠で綺麗に綺麗に切り取った作品。読んだあとには、親しい人にぽかぽかと愛を込めてパンチをキメたくなる感じ。
書いててわかりました。このもやもやした気持ちは、登場人物たちへの愛おしさです。
どうしようもなく愛おしくて、気づけばまた上巻から読み返していました。
万人にオススメできるお話です。
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かなり評判がいいのだが、正直それほどか?
確かに父娘の愛情や初恋とかそんなことをほのぼのと描いててハートウォーミングではあるけど、この評価は少々煽り過ぎ。
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今年に入ってから読んだ漫画の中で1,2を争う程に好きです。
絵柄も進み方も淡々としているけれどしっかり青春している漫画、という印象を受けました。続きが読めません…
特に好きだったのはもじくんとお友達の「おばあちゃんから教えられた」「良いおばあちゃんだな」というようなシーン。
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上下刊の恋愛マンガと言っていいのでしょうか?
書道部の男子と水泳部の女子が、学校の屋上で出会い、アニメおたくであるという共通点で意気投合します。男子の家で、女子の家にもある、生き別れた父親から送られてきたと思われるお札を見つけて、父親探しを始める、男子の兄(姉?)は探偵で、捜索依頼をする。父親は宗教の教祖となっていて、その宗教のお金を持ち逃げしたという話が転がり込む。女子は父親に会いに行くが・・・
内容はひと夏の冒険のようになっていて、恋愛観はないですが、何か懐かしいような、甘酸っぱい感じがあります。
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会話が面白いというコミックってあまり思いつかない。絵は登場人物の区別くらいしかつかないが会話とギャグで面白く読める。
日常ギャグ系は、ギャグはさみながら生きてるオレって粋みたいなムードがベースにあって、鼻につくところがあるのだけど、これは自然なところが素晴らしい。ギャグのセンスは個人的なもので良い悪いではないのかもしれないが、とりあえずワタシには合う世界だ。ちょっとこういう軽い感じで日常をすごすのもいいかなと思うような生活感まで変えちゃうようなコミックだ。
それにしても絵がヘタ。作家やったほうがいいように思う。
・「サクまたタルンドル朔田って言われちゃうよ」「望むところだ。」「望むんかい!!」
・喋るとき最後にかならず「な」と念を押すので「な」と呼ばれてる顧問。
・右ページの最後のコマで「昔から言うじゃない「笑う門には」で、左ページの最初のコマが「デスメタル」「村松くんこういうのを聞くのか」というつながりはNEWです。
同じ仕掛けで「笑う門には」の後、「服を着ろ」とつなげるベージもある。こういうくどい感じも好きだなぁ。
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とても心地がよいですねギャグも作品の進行を邪魔しない程度に盛り込まれていますしね取り合えず次の巻に期待します。
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上下2巻をまとめて読了。微妙なギャグとか、絵の感じとか、諸々含めてイマイチな滑り出しと思ったけど、クライマックスに近づくにつれて、結構良くなっていったので安心。題材も、このくらいの長さで扱うのが適当だと思うし、人物像もそれなりに魅力的で、読後感はなかなかでした。ミステリの謎解きみたいな要素もあったりして、大きく言うと恋愛ものなのでしょうが、飽きさせない構成になっていたのもポイント高しでした。
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これはずいぶん前から気になっていた。及び腰で上巻だけ買ったけど、最初の数ページ読んだ時点で下巻も注文。面白いね~。
細かいネタがいちいちおかしくて笑える。「モリタカズヨ」さんとか「オオタケマコ」さんとか、こういうセンス好きだなあ。一番笑ったのは、「俺が乗ったブームはベビーブームだけだ!!」「生まれただけじゃん」のとこ。
さり気なく描かれているけれど、子どもの描写がすごくうまい。うんうん、子どもってこうだよね、こんなことするよね!っていうコマがあちこちに。下巻が届くのが楽しみだ。
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上下巻イッキ読み 甘酸っぱくて美しい 青春の恋心 胸が苦しくなるくらいスキ という気持ちを こんなに綺麗に見せてくれた さすが お勧めされるだけある いい漫画だと思いました
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水泳部の少女と書道部の少年の夏休みの冒険。新興宗教の教祖が金を持ち逃げした事件をオカマの探偵が探る、という物語を軸に展開される前半部。ミステリ要素だけでなく、映画や小説などの引用やパロディもあり、上質なエンタテインメントになっている。2015年マンガ大賞の2位らしいが、これを上回る1位って何だったんだろう。
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特に派手な何かは起こらないのだけど、まったり進んで黒田硫黄みたいなテイストを感じる作家。図書館で借りてきたのだけど田島列島、この名前は覚えておこう!
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読み終わった後に今までこんなこと一度も思ったことなかったけど、「あー、高校生にもう一度戻りたい!」ってなりました(笑)。
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登場人物の会話がとても心地いい。
自分と波長が合うと言ったらいいのかな。
テンポも良くだれない。
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ゆるい絵で余白も多めなのに不思議と会話が濃密で読み応えがある
出てくる人みんなきちんといい味がある
話がふわふわしているようで意外にもミステリーになっている
ゆっくり読みかえしたい本
夏休み本第1位
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田島列島氏の作品『子供はわかってあげない(上) 「2014」』を読んでみた。 前々から知ってたんですが・・・なかなか読めてなかったんですよねー。 しかし、朔田ちゃんと門司くんの距離感が良いねー。 甘酸っぱい感じがして好き。