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戦、飢饉、疫病に天変地異。仏は人を救えるのか?念仏さえ唱えれば、苦しみから逃れることができるのか? 平安初期、権力を持ち腐敗していた仏教を革新した最澄と空海。まだ何者でもない若かりし頃の彼らは、僧侶の堕落を知り、官僚に嫌気がさし、周囲の期待を裏切って、それぞれのエリートコースから外れる選択をすることになります。
重厚な歴史ものも描くんですね。『サプリ』は主観が強すぎるとか、ナルシスティックだとかいう感想があって、好みじゃないかな〜なんて、読んでなかったのですが。
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&を読んで以来、好きな漫画家さんです。
相変わらず画力がすごい。
最澄と空海、教科書で読んだえらいお坊さんくらいの知識しかありません。
が、「あの人も、救われなくては『ならないよ』」という言葉が印象的でした。
「私が救う」でもないんだ、と思いました。
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空海と最澄の物語。宗教家のなかには、学ぶべき生き方や優れた業績を残した人も少なくありません。しかし、知らない人が多いのが現状です。コミックがそこに挑戦するという意気込みを買います。まだ、プロローグですので、今後の成功を期待します。ただ、カット割りはゴチャゴチャしていて分かりづらいところがありました。
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最澄と空海の事なんぞ、中学で習って以来考えたんじゃないか、って感じだけど、おかざき真里さんの『阿・吽』面白い!!!!!最澄のトラウマ、空海の渇望、共に生き生きと描かれている。
後の最澄一番弟子の泰範の闇が深く昏く、なのに軽い。泰範の立ち位置と言うか、背景が什造?『摩利と新吾』の篝?タイプと言うか、上手く言い得てないが、暴力を誘発する見た目なのに、それを退ける為に使うのも見た目に付随する笑顔と言う、何とも言えん昏さがいい!!最澄の弟子になった後の彼がどうなるのか見たい…そう言う気持ちにさせる人物(外見が女の子みたいに可愛い為に父親に姉の着物着せられて売られてしまう、その先に待っていたのは恐らく「暴力の的になる」と言う役目だったと思われるが、そこからどうやって僧侶になったのかを知りたい…)。
乱丈さんの『ペット』読んだ時の衝撃に似ている!!
その漫画にハマる瞬間ってあるかないかだと思うんだ…読み始めは無論初見な訳だから作品に対する期待と不安がないまぜになった気持ちで、そこにひと波が押し寄せて、でもまだ解らない、って時に最初の波が大波になって覆い被さって来る瞬間。おかざき真里さん『阿・吽』1巻目は羽取の袂を嗅ぐこのコマだった。幼少期、広野(後の最澄)は泣くと母親の袂の匂いを嗅いで落ち着く子供、と言う描写があって、これが史実に基づく描写なのかな、どうなのかな、とか思ってる内に、大きくなった広野がまだ「人の袂を嗅ぐ」と言う幼児行動を行っている…で、史実とかどうでもよくなる。人物設定として引き寄せられる。最澄の繊細さに震えるんだよなー。そして、空海は天性の知識への渇望が物凄くて、それを湛える身が「美少年」として描かれているから溜まったもんじゃない、と言う面白さ。お気に入りの毛布がないと寝られない、と言う子供時代を過ごした人には心臓射貫かれる一コマ。ライナスの毛布ってやつ。
‟正しい力”を持つことは‟正しい”…
「正しさ」が人を救わないのだとしたら—————?
最澄が心の中で自問し、ぞっとするこの場面。
亜門も同じ考えに至ったのではないか、カネキくんが初めて自分の前に立ち塞がり、止めようとした後に。東京喰種好きな人には特にお勧めしておく。
頭使って読める漫画に捕まって、捕まったが自分はまだ未熟であると言う事に喜びを見出すのが楽しい人には最適だよ。頭使うよー、だけど「犀の角のごとくただひとりゆけ。」の一文読んだ時に、稀代の天才の生き様を見届けたい気持ちと、こういう心境で現在を生きている名もなき人もいると思うと読める!
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最澄と空海。むかし歴史の教科書で見た名前だけで、全く知識も興味もなかったけど…これはヤバイ。画の迫力や見せ方に圧倒される。まだまだ序盤だけどこれから壮大になっていくであろうストーリーにドキドキわくわく感が止まりません。所々にある解説を辿れば歴史が苦手で仏教の知識がなくても充分ついていける
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流れがつかめきれてないけれどすごい迫力でした。権謀術数渦巻く場所にいるところから始まる最澄と真理の究明を切望して突っ走る空海が出会ったところで1巻終わり
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Twitterで、たらればさんがオススメしてた影響を受け、5冊一気に読みました。 おかざき先生のマンガを読むのは、このシリーズが初めてでしたが、とにかく画力がすごい!!圧倒的なエネルギーがページから溢れてきます。 最澄と空海、それぞれの葛藤や志が伝わってきて、あっという間に読めます。 歴史にも仏教にも疎い私ですが、そんなの気にならない。もちろん詳しければもっと楽しめるのでしょうけど。 オススメです。
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ダヴィンチの、本読みが選ぶベスト3(最新号じゃなく以前のもの)から。複数人に選ばれていたり、複数年に渡って選ばれて至りのものは、やっぱりそれなりの訳があると思うし、特に要チェックするんだけど、本作入手もそういう理由から。で、期待に違わぬ出来でした。個人的には、最新版の『このマンガが凄い』受賞作より好き。続きも読みたいし、合わせて史実としての司馬作品を紐解きたくなった次第。
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読み友さんにおすすめして頂いたシリーズです。
面白いです…何度も繰り返し読んでいます。
熱量も凄いですし、絵がとても綺麗。阿頼耶識とかの精神的な部分を描けるのか…凄い、と思います。
スッタニパータの犀の角の見開きがとても好きです。
1巻ではまだ空海の方が最澄を目指しているのだな…続きも読みます。
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11巻まで読了。最澄、空海にシンクロする感覚が湧く。画力が強い。離れたところから自身を見る眼が与えられるような。不思議。すごい。
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最澄と空海の生き様と、その時代の様子が分かる歴史漫画。絵の迫力に圧倒される。両者、天才でストイックで、修行している姿は特に美しい……
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最澄と空海を題材にした漫画。
絵が綺麗だけれど、人間の欲や暴力も描かれていて初めから衝撃だった。
最澄は欲に溺れず、実直な僧として描かれている。空海は天才的で、動物的に描かれていると感じた。
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沢山のレビューにあるように画力がすごい漫画です。密教について知りたくて読んだので、密教の儀式や加持祈祷の様子がなんとなくイメージ出来て良かった。おかざき真里さんの作品てエロスがあるものしか読んだことがなかったけれど、なかったからか、仏教の修行が中心の話なのにどことなくBLのエロス的要素もあるのかしら⁇と思わずにいられない作品でした。まだ最終巻読んでいないので不遜な思い込みでしたら大変申し訳ありません。