紙の本
この作者は好きなのですが
2014/12/15 05:06
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投稿者:eudes - この投稿者のレビュー一覧を見る
山本甲士さんの作品は好きで、少なくとも文庫になったものは全て読んでいます。
けれどこの「あたり」はどうでしょうかねえ。私自身,釣りにあまりなじみも興味もないので、可もなく不可もなく、という感じでした。
「ちょっと都合がよすぎる」と感じられる箇所は色々ありました。
小説ですからこじつけでも構わないが,ならばもう少し楽しませて下さいよ、という思いから、星3つです。
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川魚の釣りを通して、皆、ネガティブな人が、少しずつでも前向きな気持ちになり、ポジティブ思考ヘと、変わって行く様が、描かれている。
6話から、追河(おいかわ)、雷魚、鰻、鮎、鱮(たなご)、真鮒(まぶな)から、人生を変えるような話になっている。
「奇跡を信じたければ、釣りをするがいい「との昔の伝えが、どのような奇跡をするのだろうと、読み出した。
わが家は、磯釣りが、好きであったから、いつも、和歌山へと足を伸ばしていた。
やはり、幻の魚!と、言う種類が釣りたいからであるが、波止場での釣りも、子供たちとして、遊んだものである。
釣りは、時間を忘れさせる。
何でも、夢中になれば、時間を忘れる、、、、
自然の中での、手に「あたり」が、来た時には、格別の思いがあり、釣り上げた時に、魚と対面(?)出来た時の感激は、快巻である。
作者も、釣りについての仕掛け、エサ、場所についての知識が、豊富で、飽きさせないのだが、最初は、もたもたとして読みづらかったのだが、最後のファンタジー的な話に、読んでいて、最初の話からの続きが、理解出来た。
釣りが、好きでない人でも、面白く読める。
ボウズでなく、「あたり」の小説だった。(笑)
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つりをきっかけに話すようになった人達
いつしか清流会と名がつくまでに。小さな子供達にそのお母さん、はたまた喧嘩相手や自分を首にした会社の課長まで誘う展開が気持ちよい。
就職予定の会社が倒産。出会ったのは一人で過ごす男の子。一緒に釣りをして料理をする。男の子のピンチ。その日は大事な面接日。時が戻っても彼を見捨てられなかった。
尊敬していた上司から過ちを隠す口裏合わせを頼まれた。子供の頃に出会った釣りのおじさんに再開し、自分の気持ちがクリアになる。過ちを償うことにした上司の決断にホット安心。
父が社長としてる会社に好条件で入社。恵まれた境遇だが、彼の夢はいらすとれーたー。自分の代わりに会社をやめた男性は予想に反して悲壮感なく釣りを楽しみ、長年の夢も叶えていた。
つりをめぐる、小さなしあわせの奇跡の数々
奇跡を信じたければ釣りをすると良い。