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リーダーじゃないし部下なんてひとりもいなくてもお勧めしたい本。転職考えてたり、最近行き詰まってるって時に良さそう。本の中にエクササイズがいくつも紹介されてるので具体的に動きやすいのではないかと。
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権限を持ったCEOではなく、デザインするリーダー、つまり変化に素早く対応することを厭わず、柔軟にみなを引っ張っていくリーダーについての解説本。いまどきのリーダー論と言える。「小さな変化を起こすことから始める。時計をいつもと違う腕にすることで良い」「証明するときには論理を使うが、発見するときには直感を使う」「私ではなく、私たち」「emailの署名欄が気になって眠れない。間違いを無くしたいのではなく会社がどう伝わるかが気になるのだ」「よく考えてから願いなさい。かなってしまうから」「言うべきことがないとこはおとなしくしていよう。本物の情熱に揺り動かされたときに言うべきことを言えば良い。そのときは熱く語ろう」
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ビジネス機能としてのデザイン
デザインとは、創造的な活動であり、その目的は、者やプロセス、サービス、サービスシステムのライフサイクル全体に渡る多面的なクオリティを確立することであるを従ってデザインは、テクノロジーの、革新的な人間化の中心的な要因であり、文化交流、経済交流の、中核的な要因である
変化を起こす。
リスクをとる。
システム思考をする。
つながりを理解する。根本的な原因とレバレッジポイントを突き止める。全体を変えなくても一部を変えれば全体が変わる
直観力。
敏感になる。
社会的知性
複雑な人間関係や社会状況のなかでうまくやること。
私たちを使う。
GSD get shit done さっさとやる
MVP minimum viable product
SFD shitty first draft
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新しい人の考え方、次世代のスキルとか、いろいろ定義はあると思うけど、いまの社会の仕組みで必要なものの考え方を提示する良書。基本は、「コンセプトの時代」と提案したダニエルピンクの流れを汲んでいるけど、違いは、それを、リーダーの役割に限定したところ。さらにユニークなのは、さらにそれに「デザインとは集団的な変化を促すこと」と定義した「デザイン」の概念を応用したところ。
必要なスキルとして以下を挙げる。
・ストーリーを語る
・全体像を考える
・他人の気持ちを理解する
・遊びココロを持つ
・自社の製品やサービス、経営スタイルを通じて、人々の人生に意味を持たせる
一見すると、どっかの学校で学ぶ管理手法とはだいぶ異なる。でも、こんな人が回してるシステムの中に入りこんでみたいなと思うのも確か。ほとんど映画監督なみの技量が必要だと主張して、その本が売れてるということは、そういうリーダー像に需要があると言っても、的はずれではなかろう。
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これからの時代に求められる経営者やリーダーの資質がわかりやすかった。
スピードは質を凌駕する実態が世の中には多数あるさは、アジャイル思考でサクサク価値を再定義していきたい。
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vol.278 永久保存版!これこそまさに時代が求めている21世紀型リーダー像。http://www.shirayu.com/news/2014/
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時代の急速な変化に伴い、過去に求められていたCEOの像から
情報化社会に伴って過去のCEOの像から集団的な変化を促すデザインの創造性を伴ったDEOが求められている
という主張の元、様々なDEOへのインタビューと
必要なスキルセットについて書かれている本
検索的に使うのが良いのと、巻末の参考本は有意義
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DEO:デザイン・エグゼクティブ・オフィサー
■DEOの6つの特徴
・変化を起こす
・リスクを冒す
・システム思考をする
・直感力が高い
・社会的知性が高い
・さっさとやる(GSD:get shit done)
イノベーションのためにリスクを冒すのは、会社にとって不可欠だと思っています。特にテクノロジー関連の会社にとって、そしてこれからは、すべての会社に不可欠なものとなるでしょう。人生は短世の中の変化は早い。私たちは急いで変わっていかなければなりません。ところが、大きな会社ほど現状を維持するようにできています。会社の性質上、自分たちを守るために、あるいは少なくとも方向性を保ち続けるために戦う何百万人もの力があるのです。それと違うことをやろうと促す人は、会社のなかにはほとんどいません。
変化の波にうまく乗れなかった会社を調べてみてください。たとえばコダックとかゼロックス、自動車のロータス、ソフトウェアのコーレルコーポレーションなどです。今では、ヤフーも加えていいかもしれない。コダックなんかは、どうしてデジタルカメラのチャンスを逃したのだろうと思いますよね?彼らはすべての特許を所有してたんですよ。すべてのテクノロジーを所有してたんですからね。こうした会社が、まわりで起こっている変化に気づいてなかったとは思えません。こうした会社の経営陣が間抜けだったとは思えないんです。では、何が悪かったんでしょう?
悪かったのは、経営陣への風通しのようなものだったのではないでしょうか。彼らは結局間違ったものを見ていたわけです。そして間違った判断を下した。たとえばオートデスクではこんなことがありました。2年前、ある社員が、消費者は創造力やイマジネーションに興味をもっていて、そういう創造や想像ができるスケッチツールをほしがっていると予測しました。彼はこう言いました。「そういうツールを作ったら、会社は1億人のユーザーを獲得できると思います」。ですがその時点では、うちのソフトのユーザーは、会社の創業からその年までの数を合計しても1千万人でした。ですから、社員のそんな話は、もし私がメガホンを持っていたら、「ふざけないでくれ!」と叫んでいた話の1つでした。オートデスクでは、初のアプリケーションとしてiPhone対応のスケッチアプリを作っていました。そういうものがあるのに、大きな画面に指で絵を描きたい人がいるでしょうか?
でも私たちは彼の話を前に進め、今ではオートデスクの一般向けアプリのユーザーは1億3500万人に達しました。は間違っていなかったばかりか、市場のサイズまで見積もっていたのです。ですが、コダックのような道を選ぼうと思えば、それも簡単にできたのです。
DEOは、日常的に社員たちとつながりを持っている。つながりを持つことがあまりにも日常的になっているので、本能的な行為になっているくらいだ。新入社員を迎え入れるときも、顧客と話をするとき、ビジネスパートナーと打ち合わせをするとき、メンテナンススタッフを迎え入れるときも、時間を作ってつながりを持ち、相手とアイコンタクトを取り、相手を受け入れ、相手のメッセージに注意深く耳を傾ける。DEOは苦もなく実りある関係を築き、楽に影響力を広げている。ほかの人たちとの関係が、DEOの足を地につかせ、舗装されている道はなく、標識もほとんどないような場所で、先頭に立って社員を率いる自信を築いている。
DEOの社会的知性は社員たちにも伝染し、社員たちの情熱や幸福感、創造力、ワクワク感が高まり、落ち着きが増すなど、さまざまな影響を及ぼしている。DEOが社員たちに影響を及ぼせるのは、1つには自らがお手本を示しているからだが、もっと根本的な理由がある。DEOの態度がそのまま社員たちに伝染しているのだ。ハッピーで、社交好きで、社会的知性の高いDEOは、まわりの人たちの気分を変え、社員の創造力、協調精神、業績を高め、彼らの収入を増やしている。
あなたがDEOと1日行動をともにしたら、どうしてDEOがそうした影響力を持っているかががわかるだろう。DEOは、「誰にでもインタビューする」「自分との違いを知ろうとする」「庶民の生活をする」といったことで社会的知性を磨いているのだ。
たいていのいいデザイナーは、世の中のことをよく知っていると思います。彼らは自分のまわりで起こっていることをよく見ている。これはうまく機能しているとか、あれは機能していないとか。人をいいデザイナーにするのは、そうした観察の積み重ねなんですよ。私は自分の仕事とは関係ない業界の展示会を見るのが大好きです。期待していなかったものに出会えるからです。たとえば、私は建築関係のカンファレンスに参加します。すると、思いもよらなかった素材に出会うんです。…
それから、デザインというのは、いろいろな点と点をまったく新しいやり方でつなげることでもあると思うんです。必ずしも何もないところから新しいものを作ることではない。何かを微調整したり、パーツをこれまではなかったような組み合わせ方で組み立てたりするのもデザインだと思います。そういうデザインなら、そんなに大変じゃない。つまり私たちの業界では、すごくおもしろい新しいアイデアというのは、とてもささいなことなんです。誰も気づかなかったことを見つけるだけでいいってことです。人が考えてもみなかったようなものを見つければいいんですよ。