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【西尾維新×VOFAN 待望の新シリーズ】
「今日子さんには、今日しかない。」
掟上今日子(おきてがみきょうこ)――またの名を、忘却探偵。
すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!
あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・
隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。
「探偵を呼ばせてください――!!」
スピーディーな展開と、忘却の儚さ。
果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?
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読み始めてすぐに沸いた疑問
「寝ないで事件解決はすぐに無理が出るだろう」
はすぐに解決した。
色々な伏線があったから今後に期待といった感じ。
他のシリーズを終わらせてから書いてくれよという気もした。
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西尾維新独特の言い回しで展開する短編推理の新シリーズ第1弾。
読みやすく、まともな推理小説だと思う。
人物背景、設定も良い。
まだ隠された部分もあるので続編にも注目したい。
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忘却探偵シリーズ第1作。第1話が『続・終物語』の付録小冊子として発行されている。
『眠ってしまうと記憶がリセットされる』というユニークな探偵が主人公。提示される謎は、死者はいるものの『日常の謎』に分類されるだろう。
西尾維新作品の中ではかなり王道ミステリに近い作風で、メフィスト賞らしさ全開の戯言シリーズや、キャラクター小説の趣が強い物語シリーズとは異なる読後感だった。
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寝て起きたら、
寝る前のことを忘れてしまぅ特異体質を持つ…、
ゆえに、その異名は、人呼んで「忘却探偵」…、
ゆえに、依頼を1日で解決する、最速の探偵…。
探偵としては、
とても面白ぃシチュエーションを持つ、
目新しぃキャラクターだと思います…。
しかし…、お話の展開上、少しずつ、
忘却の設定に軋みが出ていたといぅか、
どぅしても設定にブレといぅかムリが、
生じてしまってた箇所があったかな~。
あと、語り手の隠館さんが、評価が割れる?
全編で、ネガティブキャラのはずなのに…、
紺藤さんとの会話には、結構な違和感も…。
正直なところ、お話に中身はありませんが、
キャラクターの設定と構成のテクニックで、
面白く仕上げている感じの作品でしたね…。
なので、全体的な感想は面白かったと思います。
(評価はムズイ…、★3つ半で逃げます…)
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西尾維新の新シリーズ。
全てを1日で忘れてしまう忘却探偵、掟上今日子といつも犯人と疑われ、容疑者と怪しまれ、首謀者と考えられ、黒幕と見なされる隠館厄介の物語。
一話一話がサクサク読めて今までの作品とはまた違うのでこれからが楽しみな作品。
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確かにね
確かに思ったんだ
維新さんがまたミステリーを書くんだって
僕の大好きないーちゃんシリーズと君僕シリーズ以外(ノンシリーズならあるけど)ミステリーは書いていなくって
しかもしばらくは
刀語シリーズに物語シリーズって言う探偵の出てこないシリーズだったから
維新さんの言うとおり今まで色んな作品を書いたからこその
掟上京子さんに隠館厄介くんなんだろう
絶対に維新さんのシリーズにかかせない
『なんでもわかる人』
と
『事故頻繁体質の人』
究極にシンプルに今までの維新さんを濃縮した作品だろう
新たな維新さんの門出に祝福を
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1日しか記憶が保持されないがゆえに、1日で事件を解決する探偵掟上今日子さんと、巻き込まれ体質の隠館厄介くんの事件簿。
『続・終物語』に付録としてついてきていた第1話を読んだときには「ミステリー…? 読者が謎を解きようがないものをミステリーと呼ぶのか…?」って思ってたけど(笑)、2話と3話は謎解きありのわりと正統派ミステリーでした。
4〜5話は…謎は解けないけど、キーポイントだけは予想できるので、広い意味ではあり、かな。
でも、全体的にはやっぱり、ミステリーとして読むよりエンターテイメントとして楽しむ作品だと思うし、ミステリーというジャンルにこだわらなければふつうに面白い。
「西尾維新っぽさ」という点では、やっぱりキャラは西尾維新だなぁという感じがするものの、地の文に関して言えば物語シリーズや戯言シリーズで見られた言葉遊び的な側面はなく、『難民探偵』で見られたような至って正統派な文章という感じ。
敢えて気になる点を挙げるとすれば、主人公である厄介くんとその友人の紺藤さんの会話が100年くらい前の文学作品のような台詞回しになってて、違和感がハンパないw そこに正統派の需要はないだろうに、なんでああなった…。
あと、本の中身とは関係ないけど、カバーをとると和綴じ本のようになっていて、「備忘録」ってタイトルにぴったりすぎて萌えました!
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西尾維新の新シリーズ。寝たら記憶を無くしてしまうという設定がポイントのミステリ。いつも通り楽しめたな、という感想で終わりそうだったけど、須永先生の小説に隠された裏設定でぐっときた。最後には爆弾発言が飛び出したし次回作も読まなければ。
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「お暇ですか」に始まる一連の須永先生エピソードが、メインディッシュです。
連作短編として、良くできていると思います。
探偵とワトソン役との関係の変化も、探偵役の「記憶が一日しか保たない」という設定に矛盾せずに、それでも変わってくるところがあって好印象。
西尾作品にしては、あまり陰惨じゃないので、お薦めしやすい感じです。
ま、今後も陰惨なところがないとは限りませんがね。(^^;
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寝てしまうと記憶がリセットされてしまう忘却探偵、掟上今日子。事件に巻き込まれやすい体質の隠舘厄介と共に事件を解決する。
短編5作のうち面白かったのは1作目だけで、あとはこれからのシリーズ化への序章といった感じ。次作くらいは読んでみる。
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軽妙な筆致で綴られたミステリ短編集
探偵と主人公に漫画的な特徴があるけれど、それを除けば日常の謎(?)をテーマにしたミステリという感じ
最後にどんでん返しを期待してしまったが、シリーズ化するつもりみたいだから、そんなことはしないか。一発ネタとして勝負した方が面白い気がするだけどな
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やっと予約していたものが読めました。
西尾維新。
物語シリーズはアニメで観ているけれど、
活字ものというか著書を読むのは初めて。
「けれど」などの逆接が思いのほか多かった。
連続ドラマがやっているので、
新垣結衣がちらつきながらでしたが、
大きなトリックが隠されていることもなく、
すらすらと読めた。
5つの話があったが、
全て曖昧な感じで終わっている。
これは、備忘録だったなと読み終えて気づく。
厄介の行動は、あまり肯定はできないけれど、
最後の第5話が一番好きかな。
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物語シリーズが完結した西尾維新の新作。
寝て起きると記憶がリセットされる探偵、という設定はそこまで珍しいものではないが、探偵と語り手の2人を中心にシンプルにまとめられた本書は爽快な読後感を得られた。
西尾維新らしい毒々しさ、禍々しさというものはあまり感じられないが、相変わらずのこねくり回したような表現は健在。
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独特の西尾維新節は拭えないが、新シリーズということで手に取ってみた。1日しか記憶の保たない探偵掟上今日子とストーリーテラーでもある主人公厄介の物語。
ボリュームは多くないので、ゆっくり読んでも3時間程度で読み終えることが出来し、会話や推理ロジックも複雑難解で読み直さないと…というものは無く、軽い気持ちでも読み進める事が出来る手軽さが良い。
ただ、推理小説では無く、あくまで今日子さんの姿を見ている厄介の手記である。今まで出てこなかった表現などで、問題解決に至る話もあり、読者が参加することは出来ない。
しかし、今日子さんの特徴から出てくる行動を読むことが出来ず、次は何をしてくれるのだろうというワクワク感がある。
休日や読書と読書に間に読む息抜きとしては、ちょうど良い一冊であった。