投稿元:
レビューを見る
女子カルチャー紹介の第一人者が、雑誌「オリーブ」と共に過ごした少女時代を綴る、1980年代メモワール。「オリーブ」誌で連載された伝説のコラム「東京プリンセス」を完全収録!
投稿元:
レビューを見る
全然オリーブ世代ではないのですが、女の子が憧れたり目指したりするものとして、こういう雑誌があったならどんなにいいだろうなぁと、憧れた。私にとってそれは「山崎まどかさん」というコンテンツなんじゃないかなぁと、最近すごく思う。まどかさんがいたから、私の好きなものって一体なんなのかっていう方向性がばちっと見えて、自分が何なのかっていうのが少しだけ分かって、安心できたんですよね。25歳くらいの時に「オードリーとフランソワーズ」に出会うまで、そういうの全くなかったから、真っ暗闇のなかに一筋の光を見つけたような気分でした。まどかさんについていけば、きっとこれからいくらでも素敵なものに出会えるという確信がある。その安心感たるや! 何物にも! 代え難い! 財産だ!
投稿元:
レビューを見る
「オリーブの罠」に続けて又もやオリーブもの。
でも、なんだか酒井さんとの山崎女史は会わなかったらしい。自分とは違うグループと認識してるみたい。
オリーブ世代ではない私からみると、おんなじに感じますが。
投稿元:
レビューを見る
山崎まどかさんの青春時代を彩ったオリーブの思い出話を読んでると、クラスメイトにこんなにおしゃれな子たちがいる環境ってどんな感じなんだろう、とびっくりしてしまう。2001年〜2002年まで彼女が連載していた「東京プリンセス」というショートストーリーもたっぷり楽しめる、当時のオリーブの世界に浸れる一冊。
投稿元:
レビューを見る
「オリーブの罠」に続いて「オリーブ少女」もの。
著者の思い出話のよう、素直な感じが好ましい。
「東京プリンセス」掲載のショートストーリーも当時の流行が懐かしい。
パリは一番ゆっくり滞在したい街。
山崎まどかさん、酒井順子さん、お二方ともいわばお嬢様。
若くして雑誌に連載を持ち、すごいなあ。
(図書館)
投稿元:
レビューを見る
サブカル本と思って読み始めたけど、かわいらしい10代の女の子の成長を描いたアメリカン•ドラマをシリーズで観たような心温まる読後感。著者がわたしより10歳ほど年上の方なので、自分の経験していないガールズ•カルチャー考証としても面白い。花音ちゃんって「東京ガールズブラボー」のサカエちゃんみたいな子だったのかな。と言うか、たぶん年代を考えると年の差は3-4歳あると思うから(「東京ガールズブラボー」の主人公たちのほうが年上だろう。そして10代での4つの差は大きい)、サカエちゃんみたいな子に憧れた女の子なのかも知れない。
投稿元:
レビューを見る
オリーブ少女ではなかったけれど、10代の頃のオサレ欲求を思い出した。松田青子や山内マリコがオリーブの、というより山崎まどかの影響モロなんがよく分かる。
投稿元:
レビューを見る
オリーブ、、、
わたしがファッション雑誌読む頃にはもうなかった。
でも、80年代ブームが、スローモーションをもう一度読んで来ちゃったもんだから、読んどこうと。
しかも、山崎さんの著書も初読みです。
80年代オリーブは、おしゃれが好きな人はオリーブ少女だったって書いてあって、そうなんだー!と思いました。どうも、読んでいるとわたしのオリーブの印象は90年代のものなんだなあと。
思春期の憧れの世界を映し出す雑誌って特別じゃないんだなあと。
投稿元:
レビューを見る
私はオリーブを見たことがないし、この本でオリーブという雑誌の存在を知った。でも私が10代の頃にもこういうふうに魔法みたいに自分と強く繋がりを感じられたものがあって、この本を読むと当時のことが鮮明に思い出された。あの特別な時間はもう戻ってこないのかもしれないけれど、いつまでも大切にしたい思い出だと思った。Tsukasa
投稿元:
レビューを見る
なんとも言えない気持ちになった。オリーブは20代の初めに買っていたので、著者のように中学生からお洒落に目覚めたなんてことはまったくなく、首都圏の富裕層の子女のファッションをめぐる回想はどこか遠い国の話のようだった。私の中学時代は掘り立ての芋のようで、地方都市と東京の格差に驚くばかりだ。普遍的…かなあ?かなり地域差があるようにも思える。まだ「少女の友」のほうが身近に感じるくらい。ファッション雑誌より「りぼん」や「なかよし」に夢中な少女だったので、乙女カルチャーと言えども著者とは隔たりを感じてしまう。
投稿元:
レビューを見る
なんでこれを読もうとと思ったかまったくきっかけを覚えていないけど、とりあえず実家に帰る旅路の間なら読めるかなと思って持ち帰っていた。
伝説の雑誌オリーブに寄稿していた著者のエッセイ的なものもあって、オシャレに余念がない東京の学生はこんな感じだったのか…と思った。憧れショップで買い物をしたら、そのショップの巾着型のショップバックをその後も学校に行く時に使ったり、いつかはあのブランドで洋服買いたい、というのを少しずつ叶えたり、ノーブランドのニットだけど自分がこれだと思ったものを褒められてうれしい、とか共感できることもいくつかあった。
昔より洋服に対してわっとときめく事も、衝動買いすることも減ってしまったけど、でも節約ばっかりして、おしゃれを楽しまないとか、ファストファッションばかり買うというのもつまらないと思う。
これがオシャレでこれを知らないなんてモグリだ、ダサい、みたいな線引きがあるのは面倒だけど、一度はその世界観にどっぷりハマるというのもきっと面白いことなんだよな、と最後まで読んで思いました。