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幻想的な雰囲気がコバルト時代を思わせる仕上がりだった。
大掛かりな舞台やちょっと古い映画を観ているような読後感のある作家はなかなかいないもので、友桐夏はそういう独特の雰囲気があるミステリを書き続けているように思う。
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数々の黒い噂がつきまとう、いわくつきの一族・篁(たかむら)。その当主の義理の娘であり、愛人の連れ子ということで蔑まれている「私」。
ある日、私は篁を狙った事件の解決を依頼しに、何でも願いを叶えてくれるチカラを持つという「教会の魔女」に会いに行く。まもなく事件は解決したかに思われたが、私が魔女に頼んだのは別の願いだった……。
謎めいた魔女に願いを告げた少年少女と、彼らに関わった人々が巻き込まれた30年にわたる悲劇。教会、学校、山間の豪華ホテル、それぞれを中心に起きた事件の真相とは?
連作形式で送る、著者渾身の力作。
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推理小説と思って読んだからか、あんまり馴染めなかった。最初からこの作品はだめかもと思いつつ、最後まで読んだけど、だめだった。これは何かのシリーズの続編なのかな?思わせぶりが多すぎる。登場人物もごっちゃごちゃだし、探偵役の女性の語る人間の心理についても共感が全く出来なかった。そんな方法で、人は自殺したりしないだろ?
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【収録作品】願いを叶える/地図と待ち針/大きな振り子/記憶の中の鍵/噓つきと泥棒/薔薇と猫の夜/ハートランド
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友桐さんのリリカルミステリーが好き。…というか、「白い花の舞い散る時間」が好きだ。
この「裏窓クロニクル」もなにかつながっている気がする。
鞠あんと淑のんが楽しいし、春と都馬も微笑ましいけど、鳴柾が一番好きかも知れない。
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初読み作家さん。共感覚にまつわる導入部に惹かれて読んだ。歪みを抱えた名家の少年少女たちにより、それぞれの心情や嗜好のもと淡々と実行されていく悪意。操り操られ、遠回りしながら徐々に解き明かされ繋がっていく複雑な人間関係。語りや心情描写に独特の雰囲気があって、他の作品も読みたくなった。この続編も出てほしいです。
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登場人物の関係性がわかりにくい。
最後にまとめに入るんだけど。。。なんだかなー。
第1話が良かったので、最後まで読んだけど。
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読んで良かった。とっても楽しかった。外科医を目指す少女がとっても可愛らしいし。あと、「薔薇の中の蛇」はまだか!友桐夏さんの新作も待ってます!待ってます!
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(収録作品)願いを叶える/地図と待ち針/大きな振り子/記憶の中の鍵/嘘つきと泥棒/薔薇と猫の夜/ハートランド
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この物語の支配者は誰。
最初はつながらなかったけど、全部読んで、ほうっとなった。一つ一つの話の裏側、時系列、事情、思惑が明らかになり、全体像がなんとか見えたとき、物語の力を感じた。桜庭一樹の朽葉家とか恩田陸の遠野物語シリーズとかを思い出した。
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コバルト文庫の連作とつながっている気がします(名前のかぶる人物がちらりと顔をのぞかせていたような)
誰か相関図作って欲しい