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大人の引きこもり、理解できる。
私もしごとがなかったら、引きこもっている。
外との接点なんて仕事だけだから。しかも私の仕事は社会、国家に大きな影響を与えるけど、自分の小ささとそのギャップに時々悩み、ひきこもりたくなる。引きこもりの大人のみなさんとは本当に紙一重。決して他人事ではない。
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ひきこもりも自己責任では解決できない。
40代のひきこもりがいちばん立ち直りにくくて、ハロワからも阻害されるのはつらいなあ、、
元気がない人が侮辱的な探りを入れられたら、もうそれだけで死を招くのに
承認欲求を満たしてくれる、自分を肯定できる仕掛けをもっと作れると、ひきこもり予備軍も幸せになれるよねぇ。
助けて、を言える世の中に。
助けて、を受け止められる世の中にしよう。
情けは人のためならず。
この場合の情けは同情とかかわいそうとかじゃないことはお忘れなきよう
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他人事では済まされない危機感と他者への優しさを再認識させる本である。
ヒキコモリは他人事ではない。調査はあてにならない。40代以上が把握の対象になっていないからである。社会との関係を絶ってしまっているし、光も当たっていないようだ。それ故根深い。
原因の言及もあるが、銀の弾は無い。風邪をひいたからといって薬を飲むが特効薬ははいのと一緒である。唯一のカギは、身の廻りの人と関係を続けていくこと。配偶者や子供だけでなく、同じ志の同年代、世代を超えた関係を常に持ち続けることが大事である。
当事者がイチバン辛いのだろうが、自らの殻を破る事が大事である。ある医者は「歩くとこ」が大事だと言っていた。もともと動物は動き続けること=生きることであり、カラダとココロに負荷がかかり続けることで、成り立っている。ヒキコモリはそういう意味でのバランスを崩している。
具合悪いから動けない、動かないから具合が悪くなる。悪魔のサイクルから抜け出すキッカケは大事である。
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そこまで核心に迫った本! という感じはしなかったですかねぇ…まあ、大人にも色々な理由があり、引きこもるんだナー、みたいな感慨は持ちましたが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、でも、なんつーかこうして本になるくらいだから、世の中にはこうしたヒキコモリと呼ばれる方たちがたくさんいるんだな、と…まあ、僕もどちらかと言えばヒキコモリ側の人間と言いますか、彼らの言い分も決して分からないわけではないのですけれども…
ま、なんとかして社会に出てこられるよう努力してほしいですねっ! ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
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2014年10月発行。
自分のことだと思い読みました。苦笑。
先日読んだ「反貧困」にも通じる内容でした。
少し違う視点としてこの本は40代や50代のひきこもりが相当数いることを強調している点です。
後半からは、ひきこもりの人たちが、社会の輪に入りやすいコミュニティーや施設、大学の話が出てきます。
僕自身、仕事柄ひきこもりみたいなものなので人ごとではなく読めました。
自己責任という言葉。他人に迷惑をかけないという美徳。こういう考え方が当事者にとって社会に出る際に大きな足かせとなっているのは間違いないなと感じます。
自分の仕事を考えてみると、
ここ最近は、もっと社会に役立つ仕事をしたいなぁと思うようになってます。
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四十歳以上の、公的支援を受けられないひきこもりは推定100万人以上、という衝撃的な予測で始められた本書は、高齢化していくひきこもりの現状について、その分析と、いま現在取られている対策とを広く紹介したものである。
最新の内容を含んだ新書であり、この本は早く読んだ方がいい。情報は古くなればなっただけ価値を失う。これだけの内容が古びてしまうのは、それだけで大変惜しいものだ。
個別事例も多く含まれているため、古びてからも読む価値がない内容ではないのだが、ひきこもり対策の現状について現場の動きが読めるのは、大変価値ある内容である。
個人的には、大変心を揺り動かされた一冊だった。現状の苦しさ、難しさを改めて見せつけられ、解決されない問題について、考えさせられる。
新書とはこうしたものであるべきだろう。なんの衒いもなく、星五つである。
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働きたくないのがニート。働きたくても働けないのが引きこもり。引きこもりの推定数は全国で325万人。うち40代以上が100万人。ただし、国の定義では40歳以上は引きこもりにカウントされないので支援もない。病気で働けない人もいるが、仕事は年齢的にシャットアウトされるので、40代以上は益々苦しくなり、今後スライドするに従って数も増えていく。最大の問題は生活費欠乏による貧困。親が面倒見ている場合が多いが、高齢で限界に近い。等々様々な問題提起はあるが、解決策としては草の根的な事例紹介のみで非常に弱い。政策・政治面での解決が必要なんだろうけど、非常に難しい問題である。結局は親が背負い込むしかないのかな?という気はするが、問題はその親が死んだ時で、そのうち問題が爆発する懸念もある。引きこもりかそうでないかは紙一重で、ちょっとした弾みで誰もが直面する問題だと思う。
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大人のひきこもりは貧困問題でもある。仕事が長続きしない、引きこもって仕事が出来ない。生活保護の申請にも行けない。どうして生きていけばいいのか!
筆者はこう結論で書いている
「ありとあらゆる社会の設計に歪みが生じている。非正規の公務員や教員からも窮状を訴えるメールが届き、弱者は”ひきこもり”だけにとどまらない。
これから必要なのは”支援ではない。それは時代状況に合わなくなって空洞化してしまったこの国の設計を、すべての傷ついた当事者たちに声をかけながら、みんなで一緒に作り直していく作業なのではないか」
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タイトルはキャッチーだが、「引きこもり」というカテゴリーにあらゆる社会問題をぶち込んでいる印象。ちょっと乱暴な気がする。
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日経ビジネス・オンラインに連載されていた『「引きこもり」するオトナたち』がベースになっている。そのため内容としてはあまり新鮮味がなかった(タイトルで気づくべきだったけれど。)
成人の引きこもりが抱える問題点について、主に労働面、医療面、経済面から語られている。が、やはりそれでも「取材対象となるに足るだけの話ができる人」が中心となっているからこそ、副題が『本当は「外に出る理由」を探している人たち」になるのだろう。
実際にこういう人間を間近に見てきた立場から言うと、問題はもっともっと深い。医療の部分で指摘されているように、ある種の発達障害が潜んでいる場合もあるだろう(が、当事者の世代からするとそれを発見する手段はなかった。)あるいは過度の甘やかしによる依存傾向の強化、よく指摘されることだけれど母子共依存状態など、本人だけの問題ではない部分が遥かに大きいのではないかと思う。
かと言って数十年を遡って解決できるわけでもない。できるのは、既にもう再起不能になってしまっている家族が自らを曝して他山の石となることしかないのでは、と思う。
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ひきこもりは簡単なきっかけで起こり得るということ、ひきこもりが発達障害から来ている場合もあること、逆にひきこもりが新たな障害や病気を作っている場合もあること、対人関係・就職問題・貧困など様々な社会上の問題をたくさん抱えざるを得ない状況に置かれてしまうこと、などわかりきっていることから意外と知らなかったり、見落としがちだったりすることまで網羅されていると思います。
ハローワークの話はちょっと衝撃でした。
「ハローワークは何度も行くと大抵『こいつ前にここで会ってる』ってヤツに出くわす。何年経っても何回も出くわしてお互いに心の中で『ああ、こいつもまた仕事だめだったんだな』って思いあってるのがわかる。職員も同じヤツがいて行くと覚えられてて、言われなくても『こいつまた来た』と思われてるのがわかる。だからハローワークになんか行きたくない」と当事者から聞いたことがあり、その時はそんなこと言っている場合かと思いましたが、今になると心が折れるんだろうなと思います。ただでさえ対人関係が苦手な人が多いだろうと思われますし。
後半、医療の話がかなりでてきますが、自閉症に関わる治療についての話がちょっとひきこもりの本質の話からそれているのではと思いました。そういう場合もあるのでしょうがそこで具体的な薬の名前を出して語るほどひきこもり全体に関わっている病態とは思えませんし、ひきこもりと自閉症は一緒には語れないと思います。
字面から同じようなものと世間では思っている人もまだかなり多く、ここで一緒に語ってしまえば余計に誤解が増すだけなのでは、と懸念しました。
ひきこもりとの関わりで語るとしたら、広汎性発達障害までではないかな、と思いました。
しかし緘黙という言葉を知らなかったので、「アレはそういう状態なのか」と今まで疑問に思っていた状態に名前がついたのは収穫でした。名前がつくことで出来る対策や打開策が出る場合もあります。
解決に向けての現在の活動の状況などが最後のほうに書かれています。正直「現実的だろうか」と思うことも多々でてきますが、それでも出来るのならば一つのきっかけですから、やらないよりはやったほうがいいのかもしれない、と思いました。
私からすると都会の話であり、地方ではまだひきこもりは「掘り起こされていない」と最終章を読むと実感させられます。
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引きこもりとニートは違う
ブラックお金のカラクリ
通常 売り上げ-経費(給料)=利益
ブラ 売り上げ-利益=経費
つまり利益先に決められていて、経費は二の次
内部留保に関係してくる
役所のの流れ
自助⇒共助⇒公助になる
迷惑をかけるなという日本の家意識、根幹にあるもの
恥の文化からも起因しておる
内閣府が出した2010の実態調査
引きこもり70万人潜在群155万人
*あくまで39歳までの踏査結果
都道府県の割合でみると40歳以上の中年の人数が多い
FSの考え方は面白い(北欧生まれのフューチャーセッション)
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職も金も無ければ引きこもるしかねえだろ!
自己責任という日本人の大好きな思想と年齢差別が引きこもりを助長している気がする。
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新卒就職で非正規。成果主義やブラック企業、うつやいじめではじき出される。生保や福祉からは相手にされず。介護離職。発達障害、不安症、不登校。これ以上傷つけられたくないし、傷つけたくない、他人に迷惑をかけたくない人たち。
仕事・学校、買い物など、生活のための最低限の外出、それ以外に行く場所を持っている人って実は幸運なのかも。
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「体裁は整っているように見えるのに、何か大事なものが欠けている」
この新書は、この一文から始まります。
私は何か日本社会の本質を描き出した一文だと思います。
ひきこもってしまう原因は、十人十色です。社会や組織から理不尽な仕打ちを受けて、
自分に存在価値を見つけられず、ひきこもってしまう。体調や精神に不調をきたして、
ひきこもってしまう。一概に、これが、ひきこもりになる原因とはいえません。
また引用すると、「周りの空気を読みすぎてしまうくらい心やさしい感性の持ち主だからこそ、ひきこもってしまうのだ」。
やさしい人が、ひきこもってしまうなんて、なんだか矛盾しています。
やさしい人だからこそ、社会で活躍してほしい。
しかし、本当にやさしい人は、今の社会では、この凄く生きにくい、これは真実だと思います。
少なくない人が日本社会や組織に違和感を感じていると思います。
異常な社会と言った方がいいかもしれません。
何が異常かは、うまく表現できませんが、冒頭の一文を考慮して表現すると、
日本社会は、ものすごく便利な社会ですが、人が生活をする上で極めて困難になっている。
普通は便利になると生活が快適になるはずですが、それは表面的な
便利さで、人が元気に幸福でいられる要素を奪っていっているように思えます。
ここ十数年でしょうか、もの凄い勢いで、社会が変化して、大事な何かを失ったのかもしれません。
その失ったものは、おそらく人が生きていく上で絶対に必要な
何かだと思います。共感、優しさ、助け合い、、、なかなか表現できません。
日本社会はどんどん便利な社会になっていますが、心に余裕がなく、競争が激烈で、
何でも成果を求められ、人と人が、助け合うことが、なかなか難しい社会になっています。
経済成長が明らかに行き詰って、労働人口が絶対的に減っているのに、
GDPを増やせと言っている時代です。1人当たりの労働生産性を上げれば、大丈夫!
個人にもっと付加価値をつけろ!、、、社会からの要請は、いつも現実とかけ離れています。
そのしわ寄せは、あらゆる所に及んでいます。
私は今は、組織人として働いていますが、いつクビになり、放り出されるかわかりません。
日本社会は一度、社会との結びつきが途切れると、復活するのが困難な社会です。
間違いなく、私は「大人のひきこもり予備軍」です。私の周囲には、ひきこもっている友人は、
結構います。どの友人も、優しくいい奴です。みんな一生懸命、働きたい、でも、ひきこもってしまう。
自分に、できる事といえば、相手の話に耳を傾けることぐらいです。
今は、利益を出せる人間とそうではない人間とに、社会が振り分けているような感じがします。
誰も好き好んで、ひきこもりになったりしません。
そうせざるを得ない理由があったからです(本書にも、具体的な事例が書かれています)。
その理由をしっかり受け止めてくれる機関や人は、なかなか存在しません��人は自信’がなくなると、
行動することが億劫になりますし、今の自分を客観的に振り返り、再度、行動するのは、かなり困難です。
嘆いても仕方ないですが、嘆かずにはいられない状況です。