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ワライダケやら天狗やら由緒ある琵琶のに関してつぎからつぎへと話が展開していき飽きさせない。主人公の宗孝の一の姉や二の姉がとうとう出てくるし、常連の八の姉と十一の姉な勿論、破天荒な十の姉もいい場面で登場。宣能(ばけもの好む中将)始め他の3人の中将も存在感を発揮。そうそう、気位の高い女御や腹黒い中将の父、可愛い十歳の初草の姫も忘れちゃいけない。みんな持ち場を守って活躍って感じだね。
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ばけもの好む中将こと、佐近衛中将宣能にばけものの噂があれば、
そこへ出向くのだが、その際に、ひょんなことから知り合った、
右兵衛佐宗孝は毎回連れまわされるという平安時代を舞台にした物語の
第3弾。
今回は、宣能の叔母で、右大臣である父の妹、弘徽殿の女御が深く絡んでくる。
宗孝の上から2番目の姉に振舞われたおいしいとされる謎の茸に始まり、
天狗が現れたとされる寺など、目まぐるしく翻弄される宗孝はどうなるのやら、
と言った感じですかね。
宗孝の活躍や、宣能と宗孝のコンビネーションプレイが光るので、
最後まで飽きずに読めるのではないでしょうか。
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山の茸にはくれぐれも気を付けたいものですね。この巻でも、怪異より人間の恐ろしさの方がインパクトがあります。十の姉上にはまだまだ違う顔があるみたいですし。
このシリーズには、色々な物語や説話が話題に挿入されていて楽しいですね。どう見ても「未来」のフレーズもあったりする…