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第三弾
姉ばかり12人もいれば結構個性のある登場人物になるか
帝の妃のねたみを買う8番目の姉と主人公の母
背後に何か悪が?、変わり者の10番目も含め?
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きのこに始まり、天狗に終わった第3弾。宗孝の母と一の姉、さらには弘徽殿の女御との過去話が出てきてより深みのあるお話になってきましたねぇ。まだ登場してない姉上はいるのかしら…そろそろ人物一覧を付けてほしい気もします^^
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平安きのこスペシャルだー!!!
そんな三巻でした。今日も宣能さまはお気に入りの宗孝くんを連れに連れまわしてばけものめぐりです。怖がっている宗孝くんを見るのがとっても楽しい、宣能さまったらまったくもう、いけず。
天狗やらみなさんの過去やら、裏で手を引いているひとやらわらわらたくさん出てきましたが、十姉さまが最強なのは変わりませんでした。さすがです姉上。
いざってときにはがんばる宗孝くんかわいいのでした。雅平くん、おもしろすぎ。
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今回の怪異は天狗!
鼻の高い天狗に烏天狗。
思惑も様々(笑)
山での宴の挙句の弘徽殿の女御は、ちょっとお気の毒?
ま、あの性格だから(笑)
あいかわらずの宣能の言動も、いちいち、つぼにはまって、素敵過ぎる。
宗孝のいい人ぶりも、もちろん健在だし。
それにしても、宗孝母と一の姉、弘徽殿の女御の過去の繋がりにはびっくり。なんていう因縁。
その設定が、先々にも影響してきそうで、楽しみ。
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いくつかのお話が収録されているのに、全てに怪しいキノコがストーリーに関わっていたとは! 天狗も、中将と右兵衛佐が扮してお話が解決したかと思いきや、最後には女御を怖がらせた天狗の正体が現れたり……こうして、ゆる〜く話が繋がっているスタイル、好き。女御と右兵衛佐の母と姉の因縁もストーリーを盛り上げるのにはいいけれど、しかし右兵衛佐、母から琵琶をしっかり教えてもらった方がいいんじゃ……。
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シリーズ3作目。
短編4つの連作集(?)。
麗しの中将さまは、相変わらず怪異好き。
世間並みに怪異は避けたい宗孝のビビリな様子と、
中将さまの無邪気で前のめりな様子が対照的で面白いです。
中将さまは右大臣の父君と何やら確執がある様子。
元々どこまでの深慮があって、
宗孝を怪異探しに誘ったり初草の君とも会わせたりするのか、
いま一つつかみどころのないお人柄ではありましたが、
今回は宗孝に見せる優しく穏やか性質とは違った面が垣間見えました。
幼いながら洞察の鋭い初草の君も実の父親に萎縮してるし。
右大臣が人当たりの良さとは裏腹に真っ黒な感じです。
全編通して天狗で大騒ぎですが、
結局最後は人間が一番恐ろしいよね、というオチなんでしょうか。
まだこれからひと波乱ありそうな終わり方でした。
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コミックにしたら面白そうなライトノベル第三弾。
宣能と宗孝のコンビが板についてきた。巻を通して怪しいキノコが事件に登場しており、どうやらその裏には宮廷を揺るがす陰謀が見え隠れしてくる。最初の頃より、宣能と父右大臣や叔母である弘徽殿の女御、との対立が鮮明になってきた。どうやら、単なる性格の不一致による不仲ではなく、もっと大きな闇を抱えていそう。右大臣と女御は宗孝の家族とは色々因縁があるようだけど、だからこそ宣能は宗孝に近づいたのかも。
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だんだん面白くなってきた気がする。シリーズものとしてキャラが揃ってきたようだ。
2018/3/22
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宗孝の母と姉上たち、宣能の叔母と妹の人物像がはっきりしてきて面白くなってきた。
右大臣怪しい。何を企んでいるのか?
前作もこれも事件はおもしろいのに、ばけものと関連づけるから、そこがちょっと半減してしまう。
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作中では悪役になるプライド高い女御も悔し涙を見せる時代があったのかと、ついつい驚いてしまったが最初からきつい性格なんてしているわけないですよね。
訳ありの過去話がチラリとでてくると、俄然気になるのは右大臣と宣能の確執。
なにがあって、あそこまで深い溝が出来てしまったのか。
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弘徽殿の女御の若かりし頃の恋の話のもつれかと思ったのに。。。 宗孝の姉ばかりでなく母までも! 毒キノコや宰相の中将の火遊び(!?)が、まわりまわってこうつながる?作者のストーリーを練る腕にも脱帽です。 そして今回も、いざという時の宗孝の行動力にはビビビとくる(笑) 初草に、重い未来がのしかからぬよう、もう少し、可愛いままでいられるように願うばかりです。
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シリーズ3巻。
紅葉狩りとこれから結構出番が増えそうな狗王登場。
琵琶の話もこの巻だったかな?
宗孝は母上に楽器の取り扱いを教わればよかったのにねぇ…
裏テーマはキノコかな。
出家した二の姉とか、色男の方の中将の恋とか。一の姉が宗孝の母と同期みたいなものなのか~というお話。
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容姿端麗、頭脳明晰、高貴な血筋で完璧な左近衛中将の宣能は唯一怪異譚が大好きという困った趣味を持つ。その趣味に付き合わされている平凡な貴族・右兵衛佐の宗孝コンビのシリーズ第三作。
今回のテーマは謎の茸と天狗の怪。
食べると楽しくなって可笑しくなって踊りだす茸(ワライタケ?)により奇妙な体験をする者が続々現れる。
その中には尼寺に住む宗孝の二の姉君も。
そして中将仲間で一番のプレイボーイ・宰相の中将雅平が今のめり込んでいる恋もどうも怪しい。
更には山寺にも天狗が現れる。
今度こそ本物の怪異か?と息巻くが、宣能と宗孝が調べるとどうも裏がありそうで。
『わたしはね、右兵衛佐、怪異を装う人間が大嫌いなのだよ』
『悪ふざけ、あるいは私利私欲で神秘を汚すのは許せない。断じて、本当におそろしいのは人間だとかなんとか、そんなつまらない理屈はいらないのだよ』
珍しく苦々しく吐き捨てる宣能に、宗孝は怪異を純粋に追い求める彼の姿を知る。
しかしまたもや話は後宮の人間模様と宗孝の姉君たち、そして母上まで関わっていく。それだけではなく、宣能の父・右大臣や叔母であり主上の妃である弘徽殿の女御もまた…。
宣能が追い求める怪異と、その裏で分かってくるドロドロな争いが対照的。そんなものを見たいわけではない、本当の怪異として見ていたいのに、結局は人間の嫌なところを見てしまう。何だか宣能が切ない。
だからこそ宗孝のような素直な若者をコンビにしたいのだろう。
しかし宗孝の姉君たちもまた一筋縄では行かない者ばかり。またもや出てくる十の姉君は、いわば忍びの者のような感じなのか。そして終盤に出てくるその敵方らしき者も今後とも関わりがあるのか。
それより何より、宣能と父・右大臣の関係がますます剣呑な感じでハラハラする。
そして右大臣、どこまで黒いのか。最後の最後に話がグルっと回って何が何だかという、まさに怪異。
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さらっとした平安絵巻。
この世界観にも慣れてきて、口調だのなんだのと
あまり気にならなくなりました。
今巻は、天狗にまつわる謎が真ん中に通りつつも、連作短編となっています。
十の姉が神出鬼没すぎる。
どんなスーパーウーマンや。
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3作目。
宗孝がだいぶ身体を張れるようになり、話も少しずつ広がっていきます。
宗孝の身内としては一の姉と宗孝の実母がクローズアップされていて、二の姉も登場しました。
右大臣との関係もどうなっていくのか、展開が気になります。