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耳鳴りは脳が原因だということは知っていたが、著者いわく、補聴器の使い方が間違っている。補聴器は聞こえなくなっている周波数を拾うことで耳鳴りを起こしている脳のエラー反応を押えて耳鳴りを治癒させるという使い方があるとのこと。補聴器はもっぱら聞こえなくなった声を聴くための集音と思っていたので新しい知見だと思った。
耳鳴り治療として補聴器を使うためには、医者側の知見、週1回ペースで3か月連続で通えるモチベーションと環境、周波数をきちんとできる補聴器(概ね片方で10万円ぐらいのもの、2~3万円のものは集音機能しかない)の入手などの条件はあるそうだ。
最後に収録されていたケーススタディーの佐藤さんのおばあちゃんの例、7年以上にわたる耳鳴りの治療の失敗にもめげず、孫の声を聴きたくて前向きに難聴治療を再開した話は感動し、そのような心を動かすよなモチベーションが必要なのだと思った。
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耳鳴りのメカニズムを大ざっぱに説明があるものの、結局は補聴器をつけようと言う内容。本書を読んで耳鳴りが良くなるなんて言うようなことはなく、ちゃんとした病院にかかって、ちゃんとした補聴器をつければ良くなるとしか書かれていない。なんとなくカタログみたいだと感じた。
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タイトルがちょっと胡散臭い気がしたが、中身は分かりやすい。補聴器の常時装用が大切とあり、参考にしたい。また、補聴器のまめな調整も大切とあり、反省した。
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軽症の人には「耳鳴りが聞こえてもそれ自体は大したことではない。体に大きな害にもならないから大丈夫」家庭でできる音響療法「耳鳴りの音が際立つ静かな場所になるべく身を置かない」「豊富な音に囲まれた生活環境に身を置くようにする」難聴があると難聴が起こっている特定の周波数の電気信号が弱まる。脳が鋭敏に察知するとその電気信号を強くしようとして耳鳴りが生ずる。故に補聴器をつけて聞こえが悪くなっている音域の音を大きくして聞こえやすくする。脳の過度な興奮が治まり耳鳴りが止む。基本的に入浴時、就寝時以外外さない。なるほど。