紙の本
役立ちました
2015/09/13 14:52
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投稿者:なっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は一般スタッフからめでたく管理する立場に昇進しました。しかしスタッフ時代の立ち位置と今の自分の立ち位置の違いが分からなくなり、目標達成のために何をすればよいのか混乱していました。そんな時上司からこの本をすすめられました。
読んでいくうちに霧が晴れたような気持になりました。今でもいつも手元に置き、読み返しています。この本には「こうしなさい」と答えは書いていません。でもものの見方を教えてくれます。少なくとも私にはバイブルです。
電子書籍
面白かった。
2015/08/09 09:24
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投稿者:Tsukasa - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルが少し刺激的であるが中身はサラリーマン、特に中間管理職が気を付けるべきポイントがまとめられており納得の内容。課長層は必読だとおもいます
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著者は、㈱セレブレイン代表。同支社大学卒業後、リクルート入社。「伝説のトップセールスマン」として社内外注目される。リクルート退社後、人事戦略コンサルティング会社「セレブイン」を創業し今に至る。
著書に「上司につける薬」「新しい管理者のルール」等多数。
「政治力」とは「自分や相手の立場をうまく利用して巧みに物事を進めていく力」とある。周囲を見回すと、できるマネジャーは、部下を掌握し、上司や上層部の信頼を獲得し、社内横断的なキーパーソンのネットワークもつくっている。そして、社内の利害関係を巧みに調整しながら「自分が正しいと思うこと」を実現している。
どんな会社にも社内政治は存在している。そして、「政治力」がなければ、管理職や、課長の仕事は成り立たない。その現実との向き合い方について本書では「社内政治」について7章に分けて説明している。
①社内政治は影響力のゲームである
②おしゃべりに政治の巧い者はいない
③リアリストしか生き残れない
④部下を掌握する
⑤上司を攻略する
⑥課長のための派閥学
⑦政治に勝つより大切なこと
社内政治や派閥について、あまり良いイメージは世論を含め私自身も持っていない。
しかし、どの会社においても大小の差はあれど存在するのは確かである。
そういう点を今まであまり意識していなかったわけか、自分が属している組織においては大きな存在に気づかずないのではないかと思うほどであった。
しかし、自分のポストも変わりつつある中で、必要な知識として知っておいた方が良いのではという軽い気持ちで手に取った。
露骨に行ってはいないものの、本書に載っているようなことは感じていたし、自分も行っていることも紹介されていた。意識をしていなくても実際に遭遇し、それに対して自分なりに行っていることが認識できた。
芯を振らすことなく、利用といっては語弊があるかもしれないが、上手に付き合っていくことはこれからは求められるかもしれない。
明日から行動を大きく変える必要はないもののまた新しい知識を本書から身につけることができた。
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読んでいるのを見られたくない題名。
社内政治は「影響力のゲーム」である
「信頼」を貯金したものが最後には勝つ
まず、人に与える。かけた情けは水に流す。
受けた恩は石に刻む。
社史にはざっと目を通す。現時点でのパワーバランスは必ず過去の歴史を背負っているから。
過去にさかのぼって組織図を手に入れるのもいい。
私心を大義に磨き上げる
論客で政治のうまいものはいない
部下との間に見えない壁を作る
全ての部下を公平にエコひいきする
部下の昇格は最重要課題の一つ
部下PRはさりげなく連打
上司が恐れていることを知る
絶対に、上司を驚かせてはならない
上層部に「顔」を売らなければ生き残れない
社内を横につなぐと上層部ともつながる
自分のタグを意識する・周囲の人々にどのようなレッテルを貼られているか。
学歴・出身地・趣味・スポーツ・専門知識・資格・実績・経験部署・支持者など。「取り換えの利かない人材」
経験部署が重要。どの畑で育ったか。
誰かが課長に昇進するべく推薦した。これが支持者。
その支持者が上層部にどのような人脈を持っているか
課長職というのは「民意」に触れる最後の時期
課長時代に出来るだけ民意を集められるように、意識的に行動しなければならない。
名前を耳にした時の無意識な反応に目を凝らして人を判断。
部長の直属の部下は課長。能力を認められている人なので、やりやすい。課長の部下は多様な個性属性で難しい。
部下に安易に同調するのは墓穴。自分は経営側の人間であるという建前を崩さない。そのうえで部下の不満はよく聞く。
経営批判の賛否には絶対に触れない。打開策をともに考えるスタンス。
課長になった瞬間に現場仕事を卒業し、まったく新しい世界に足を踏み入れたことを認識。課長の仕事に専念し、残った時間を現場の仕事にまわすという順番。
課長の仕事3つ。
1・現場で起こっていることを経営に正確に伝えるとともに、経営の意思を部下に実行させる。
2.市場や会社全体の動きを見据えたうえで化の中長期的な方針・目標を明確にし、部下と共有するとともに業務進捗を管理する。
3.部下を指導・育成・監督するとともに、部下が働きやすい環境を整える。
上層部に、現場でしか手に入らない情報・経営判断に資する情報を伝える。個別にストック。
上層部との個人的な関係を絶対に口外しない。
課長は社内の権力構造の末端。社内政治の主要プレイヤーではなく、現場を指揮する官僚的な位置づけ。
情報にトラップが仕掛けられていることもある。引き継ぎ時に、トラブル案件の有無についてメール等証拠として残る手段で質問し、メールで回答をもらう。
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次の課長の仕事を再確認した。
①現場で起こっていることを経営に正確に伝えるとともに、経営の意思を部下に実行させる。
②市場や会社全体の動きを見据えたうえで、課の中長期的な方針・目標を明確にし、部下と共有するとともに、業務進捗を管理する。
③部下を指導・育成・監督するとともに、部下が働きやすい環境を整える。
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タイトルが小恥ずかしいシリーズ。管理職になると「人を動かす」ことが仕事になる。しかし、人はそれぞれ価値観も利害も異なるので、それぞれの立場においての「正論」が対立を生み出す。上司を含めたラインの上方向や、他部署と仕事を進めていくにあたって、どのように考えどのように行動すべきかかを解説している。
敵をつくらないのが社内政治の鉄則であり、長期戦を意識して、明白な勝ち負けをつけずに自分が進めたい方向に少しずつ持っていくように心がけるのが良いらしい。
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社内政治とは「影響力のゲーム」だとのこと。『影響力の正体』(の旧版)と『人を動かす』の二冊についても触れられている。
結局は、信頼を積み上げ、誠実であることがベース。人の名前をちゃんと呼ぶのは、ファンを増やす上で重要と書いてあり、「そうだよなぁ~、でも名前を覚えるの苦手なんだよなぁ~」と、反省。
後半はかなりギラついた感じの章もあり、それはそれで面白かった。笑
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主に「課長」対象にした社内政治に対する心構えなどを説いた本。政治に疎く苦手な自分にとっては「ここまでやらねばならないのか」という感想。
ただ、姑息な手段を使って立ち回るというよりむしろ逆で、前半は「人望が集まる人の考え方」や「人を動かす」に書いてあるようなことの重要性が改めて説かれている。
部下に時間を惜しまずにしっかりと向き合い、上司(とさらにその上司)のニーズを汲み取り、そのための人脈形成もおざなりにしない。
大企業でトップセールスを維持し、出世した人物だからこそ、説得力のある一冊。
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外で読むときはブックカバー必須。読んでいることを周りに知られないために…笑
「社内政治」というと、昇進するために上司に媚びるとか、派閥に入って都合の良いポジションを得るとか、そういうネガティブな意味にとらえられがちですが、本書で書かれているのは、そういった単なる出世のための保身とは違います。
「お金が欲しいから、威張りたいから出世したい」というタイプではなく、「自分がやりたいことを会社で成し遂げるために、余計なものに阻まれず、多くの味方を得るための処世術」といったタイプの人が読む本です。
課長職に就いた人や、そのようなポストが視野に入ってきたサラリーマン向けの本でした。
色々とテクニックが書いてありますが、突き詰めるとやはり必要なのは誠実さ。
サラリーマンである以上、人間関係に勝る武器はないということを再認識させられました。
組織にいる以上、政治は必ず生まれることをまずは受け入れるところから。
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小手先の社内的な根回しではなく、本質的に重要な仕事の回し方が書かれていると思いました。
・人は何を欲しがっているか。
→人間の持つ性惰の内で最も強いものは、他人に認めらることを渇望する気持ちである。(心理学者 ウィリアム・ジェームス)
・課長の仕事
1.現場の状況を経営に正確に伝え、経営の意思を部下に実行させる
2.課の中長期的な方針・目標を部下と共有し業務進捗を管理する
3.部下を指導・育成・監督し、働きやすい環境を整える
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サラリーマンの自分にとってこれは面白いです。全てを間に受ける訳ではないですが、真摯に考え、実践出来る部分も多くあります。
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サラリーマン向けの処世術というべきか。飛び抜けた専門知識を持ち、プレーヤーとして生きている人には不要だが、それ以外の世間一般の中間管理職にはとても有益な一冊。
個人的に好きな個所は「私心を大義に昇華できた時、強い影響力が手に入る」という一文。
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タイトルがタイトルなだけにどんな本かと思って読んだが、組織の中で自分がどんな風に心掛けていくことが、本来の目的を見失わずに仕事ができるか、ということだったように感じた。中間管理職で社内での自身のあり方に悩んだら読んでみてもいいと思う。
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「社内政治の教科書」高城幸司
社内政治のノウハウ本。
僕の中にも、社内政治なんてくだらない、結果を出せば問題ない、という感覚があります。
でも社会人ウン年やって、仕事する上で組織内での人間関係がものを言うことはつくづく痛感しているので、タイトルに興味を覚えて手に取ってみました。
嫌いだ、苦手だと感じることほどよく知る努力をしなければいけない。たとえそれに迎合しなくとも、よりよく対処する方法を知ることで、全体の労力量が減らせるようになるから。
サクッと読みやすかったです。(3)
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@全体として、[社内(組織内)政治]に関する本
@[管理職の末端である課長がなすべき社内政治の作法]について、[自身の経験とコンサルティング経験から]詳しく述べている
@[構成](前提)社内政治は善悪ではなく「現実」である→(各論)喋りすぎない。情報をいち早く掴む。組織構成と権力の在処を把握する。部下を掌握する。上に取り入りすぎない。派閥は否定せず中立。→負ける政治はしない。自分の生き方を犠牲にしない。
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以下メモ
”政治力とは、影響力を用いて人を動かす力。しかも、可能なかぎり、相手に自発的に動いてもらう必要がある。
”派手な立ち回りをして相手を言い負かすのは、政治的な未熟さをさらしているだけ
”おしゃべりは、それだけ相手に反論する材料を与えてしまう
社会人もみんなバカではないから、これらの程度の感覚は持ち合わせていて、それでもなお政治力を発揮できるかどうかの鍵は何か?
"社内の公式発表ではじめて知る情報が多いのは、情報感度が低い証拠。
…情報格差を利用して、相手にとって価値の高い情報を提供し、キーパーソンから自分にとっての価値の高い1次情報を見返りにもらう
→いかに自分しか知り得ない情報を持っているかが重要。
"組織を動かしているのは権力。社内全体の組織構成を把握し、パワー・バランスを把握する。パワーの指標は
1.人事権
2.予算
3.人員数
"べき論は無力。リアリストに徹する。
上よりも下を見る
"経営の論理と労働の論理は必ずしも一致しない。経営は全体最適を目指し、現場は部分最適を目指す。
お酒の席は大事な話をするには向いていない
"会社ではすべての構成員が相互依存関係にある。そして、より多くを依存している方が、力関係では弱い立場に立つ。
人に対する好き嫌いを捨てる。クライアントだと捉える。欠点のない上司はいない。
嘘でもいいから、本人がいない場所で、とにかく褒める
”どうしたらいいでしょうか?と相談ををもちかけ、判断を丸投げするのは、自ら半人前だと言っているようなもの
2階級上の上司を味方につける
偶然の必然をつくりだす
…喫煙所のコミュニケーション
横の連携をつくるためには→「勉強会」
"脱派閥を正義と捉えるのはいささか危険。人間は群れる生き物であり、派閥を否定するような仕事の仕方をしている限り、戦略・知識��生かされる日は来ない
「その存在をみとめた上で、活用、善用すべきものだと思う」(『指導者の条件』松下幸之助)
派閥の4種類
1.無派閥状態
2.健全な緊張関係
3.排他的な関係
4.敵対的な関係
組織において、複数の者が対等に権力をもつなどということはありえない。権力は必ず集中する。
「官僚は専門家でありかつ非党派的であるべきであり、政治的闘争に巻き込まれてはならない。党派性や闘争は政治家の本領であり、官僚とは全く異なる責任があるのだ。官僚はもしも上部の命令が自分の意見と相容れないものであったとしても、それが信念であるかのように執行すべきである」(『職業としての政治』マックス・ウェーバー)
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課長からではなく、入社4~5年目くらいから知っていてよい内容だと思った。通勤中に読んでいて、後半部分の事例を読んで夢中になったばかりに、乗り過ごすくらい、興味深い内容だった。足の引っ張り合いやだましあい、派閥争いとは無縁のところで働きたいと思うものの、サラリーマンがそれを避けるのは大なり小なり難しいのだろう。しかし、今の会社にいろいろ不満あるものの、ここに挙げられているほどの恐ろしさはないので安心した。