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公園で埋まっていた男の人が幽霊となって目の前に…
なぜ男の人は公園で埋まっていたのか?っていう謎解きもあるし、幽霊が目の前に現れた女子高生の心の成長とか、色んな要素が入っている物語でした。
ただ、終わり方は良かったけど、終わりがあっけなかったような?!
幽霊が語る、死後の世界とか神とか罰とかが今までにない感じで発想が面白いなぁと思いましたww
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表画が西村ツチカだったことをきっかけに手に取る。同年代の著者の作品に、こんなに心を打たれるとは思わなかった!饒舌な語り口と予想外な展開に夢中で読み進めてしまった。全体を通してあたたかな空気が流れているところも良い。次回作にも期待してます!
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尊敬する夏川先生の後輩にあたる、信大の現役学生が書いた小説。…と初めはそういう理由で「読まなきゃ!」と思って買ったんだけど、読んでみると、、面白い。「桐島、ーー」以来の逸材だと思う。次の作品も読もう。どんどん書いて欲しい。
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その日、少女が公園で出会ったのは、首まで
地面に埋まっている七三分けのおじさん。
なぜ、彼はしっぽりと穴に収まっているのか?
ものぐさ女子高生に舞い降りる、不条理な出会い。
それが、かけがえのない日々の始まりだった。
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ヘンテコで奇天烈な出逢いから、七三分け幽霊との日々。
かけ合いもストーリーも珍妙なのに、最後にホロリとしてしまう不思議な感覚。
おかしな日常のなかで、だけど「友達がふえた」の一文にぐっときてしまった。
もう少しシチサンときよ子の交流を見ていたかったな。
だけどこの幕切れこそが気障でスマートなのかもしれぬ。
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公園に男が埋められている、その男を助けようとした女子高生が自動車にはねられ大怪我を負う、女子高生が病院で目が覚めたら、埋められていた男が幽霊となって目の前に現れる…
オモロそうな前半だったのに、途中の間延びがあまりにも退屈で戴けない。病院での由香さんの下りとかもうちょっと伏線になるんかと思ったら、案外あっさりと終わってしまうし。
シュールから青春モノ経由謎解きとプチアクション。エエように言うと盛りだくさんなんだけど、散漫かつ迷走しているようなザツさも感じた。
ただし、この作品はデビュー作。小技じゃなく力で読ませる作品だったので、スキルがあがればオモロい小説書きそうな予感もする。とりあえず2作目も追いかけてみようかと思う。
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女子高生の『キヨ子』が寂れた公園で見つけたのは、肩まですっぽりと穴に埋まったサラリーマン風のおじさんだった。彼を助けようとシャベルを取り戻る途中、車に撥ねられたキヨ子。
目を覚ました彼女の前に現れたのは、七三頭の男のユーレイだった。
奇妙なユーレイに取りつかれた女子高生の奮闘記。
突拍子もない設定に展開だったけど、文章もユーモラスで登場人物が生き生きとしていた。
友達の『キエ』ちゃんがとてつもなくぶっ飛んでいて、でもいいやつだ。
ラストでちょっとしんみりしつつ、楽しく読めた。
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深夜ドラマでやりそうな、奇抜な女子高生の奇想天外感動物語。
学生時代に読みたかった。アップテンポでシュール。
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気障という言葉は毎日聞くものでもないが、気になりだすとどこかで使いたくなる言葉だ。
言われるとちょっといやだけど、まあいいかな、という気にもなる。気障でけっこうです。
さて、何がどう気障でけっこうかは読んでのお楽しみ。
文体は古臭くくどかったり、と思うとサラサラしていたり。僕は前半をシラフ(いや、ちょっとだけ飲んでた)で、後半は酩酊しながら読んだのだけど、酔えば酔うほど、進めば進むほどにクドさはとろけてなくなっていった。酩酊しすぎてラストシーンを忘れて、さっきもう一度読んだ。愉快だった。
中身を書きたいが、ネタバレは我慢しておこう。登場人物は多くないけれど、一発で風向きを変えるような、味わい深い人も出てくる。エンターテイメントである。ありがとう。