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小田急線の急行通過駅・世田谷代田から徒歩五分、築ウン十年、全六室のぼろアパート木暮荘。そこでは老大家木暮と女子大生の光子、サラリーマンの神崎に花屋の店員繭の四人が、平穏な日々を送っていた。だが、一旦愛を求めた時、それぞれが抱える懊悩が痛烈な悲しみとなって滲み出す。それを和らげ癒すのは、安普請ゆえに繋がりはじめる隣人たちのぬくもりだった…。
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最初に三浦しをんさんの神去なぁなぁを読んであまり好みじゃなく、その後でまほろ駅前と舟を編むが面白くて、政と源が好みじゃなくて、今回も好みじゃなかった。
かろうじてハッピーエンドかもしれないけど、ちょっとブルーな気分になるお話も含まれていました。
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人間の心の奥の奥。一番こまった時、人はどうするか。一番大切なものを、どうやって守り続けるのか。望みは何か。好きな人は誰か。
たくさん伝わってくるものがある。
伝わるものが何もない小説や、中身はないのに、筆者がこれでもかと自分の主張だけ押しつけてくる小説、それらを全部排除してしまいたい。その後に、いったい何冊の、本当に好きな本が残るだろうか。
この連作短編集の中では「柱の実り」が一番好きかな。
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連作短編7作。
どの作品も、まるで短編とは思えず、長編を読んだ感。
バリエーションに富んだ展開は性とその人とあなたとわたしを取り囲んで生きていることを実感しハッとする。
だって真面目なんだもの。
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小田急線世田谷代田駅から京王井の頭線新代田駅方面へ徒歩五分のところに木暮荘があるそうで。
読みながら、世田谷代田駅の描写が懐かしい、と思ってしまった。地下化してしまったから、もうあのこぢんまりとしたホームはないんだよなあ・・・。
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再読。あれ?こんないい話だったっけ?1回目のときより印象がよくなった。ほっこり、しんみり、ちょい毒あり。三角関係、トリマー、赤ちゃん預かる話が特によかった。あからさまに性の話も出てくるあたりが、しをんさんらしいかも。
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木暮荘物語!
おんぽろアパートに住む住人とそれを取り囲む人々の話し。
3年も音沙汰なかった元彼氏と今の彼氏と奇妙な同居生活をする羽目になった女性。
死ぬまでにもう一度セックスがしたくてしたくてたまらない、高齢者専用デリヘルを頼んじゃう大家さん。
不妊症で複数男性と毎晩、アンアン営む大学生、
その大学生を二階の薄い床から毎晩覗く会社員。
もうね、みんな面白い!
なぜだかほっこりなんだよね。
すべての話に性的要素が隠れているけど決して嫌な感じではないし。
かなりお勧めです!
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三浦しをんの作品だけど、これでもかと下ネタをぶちこんである本書。
アパートの住人各々の結び付きを各々の主人公の目線から描いたのはさすがだけど、三浦しをんならではの爽やかな情熱が感じられず、俺としては評価低
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20141031
最近短編集づいてるなぁ。始まり方がかなりセンセショーナルで一気に入り込んだ。性の話が多くてちょっとびっくりするけど、
なんか穏やかな話なので無理せず入ってくる。おじいちゃんの浮気がなぁ。。男は何歳になっても。。ってやつか。
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本の帯に小泉今日子が「あぁ、私はこの物語がとっても好きだ。」ってあったので買った本。 うん、とっても良かった!
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201411/設定やキャラだけを考えると、読後感が良くないものになりそうなのに、作者ならではの世界観・描写で、登場人物達に切なさ・いとおしさを感じさせる稀有な一冊。
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最近本から遠のいていた私だけど、三浦しをんの文庫新刊が平積みになっていたから思わず手が伸びた。全体を通して性がテーマになっていて、そこが私は少し苦手だった。20141101
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ボロボロのアパート、木暮荘を取り巻く、少しずつ変わった人たちの連作短編集的な一冊。
それぞれ少しずつ突飛なことが起こっているけど、ちょっと変わった日常を切り取っている感じ。
割と好みな一冊でした。
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節度や礼節を大切に生きている人間だって、まだまだ数多く残っている。
みなが開放的になったとか、そんなわけない。
すごく不愉快。
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有名人がオススメということで読んでみました。
きっとおもしろいんだと思うんだけど、性の話が苦手なので…
そっち方面の話ばかりで、登場人物の誰にも共感できなくて私にはあわなかったかな。