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読んでいて,こっちが恥ずかしくなるほどの恋愛物語.とは言っても女子高生の妄想.女性でもそんなこと考えるのかと意外気持ちで読み進めました.最後は不覚にも涙.2015年2月にロードショーとのこと.興味があればどうぞ.
以下あらすじ(巻末より)
一九八〇年、岡山。佐々岡鮎子は東京から引っ越してきたばかり。無理に「でーれー(すごい)」と方言を連発して同じクラスの武美に馬鹿にされていた。ところが、恋人との恋愛を自ら描いた漫画を偶然、武美に読まれたことから、二人は急速に仲良しに。漫画に夢中になる武美に鮎子はどうしても言えないことがあって…。大切な友だちに会いたくなる、感涙の青春小説。
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荒っぽくも可愛らしい岡山弁とともに微笑ましく進行していく青春物語でしたが、、終盤の意外な展開から涙が止まらず、恥ずかしながらドトールで号泣でした。
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うわぁ、懐かしい単語・固有名詞・代名詞が並ぶ♪。昔の写真のアルバムを久しぶりに開いた感じかな!。"でーれー"熱い女性二人…あゆと孝美、鮎子と武美の友情再会!?再燃!?そして償い、、。フラッシュバックと現実と、ちょっぴりのファンタジーは"でーれー"感涙させる物語。
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高校時代に得た親友って時がたっても出会えばすぐに復活するのかな?友人の少ない私には良くわからない。でも、彼女らの気持ちを感じることは出来る。早い時期に語られたたった4行に引っ掛かりを覚えながら読み進み、最後の場面であれは本当に伏線だったのだと思い知った。
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1980年、東京から岡山の女子校に転校した鮎子の甘くてほろ苦い青春と、漫画家として凱旋帰岡した際の出来事を描く青春小説。この2月に映画が公開される。
世代がほぼ一緒なので、出てくる固有名詞が心をくすぐる。当時、ザ・ベストテンは翌朝一番の話題のネタでした。
パソコンもケータイもない時代、恋人や友人と会話をするには会うしかなかった(家の電話は長くなると親に怒られる)。だからこそ、何十年経ってもあのときの友情が失われることはない。ラストはショッキングで残念だけど、武美に人生の悔いは全くないだろう。
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人気漫画家アユコの元に母校での講演依頼が舞い込んでくる。
はじめは断ろうとしたアユコだったが、追伸に書かれた言葉と
同級生からのメールにあった旧友・武美の名前を見たことで、
依頼を受けることに。
講演の前に開かれた同窓会で再会した旧友たち、またひさしぶりに
訪れた懐かしの地、岡山の町を周るうちに高校時代の思い出が甦り…
空想の中の最高の彼氏と付き合っていたあの頃。
そんな彼氏とのことを漫画にしていたあの頃。
その漫画を偶然見られて仲良くなった友。
そして、そんなかけがえのない友に嘘をついていたあの頃。
青春の日々と講演までの現在の日々を交互に描く温かな物語。
かと思っていたら・・・いや、伏線はちゃんとあったな。
気づきたくなかったけど、予想どおりの展開でした。
なんだか全て主人公アユコのひとりよがりな気がして
どうも共感ができずさらりさらりと流して読んでしまった。
ガールズっていうからもっとほかにも同級生たちが出てくるかと
思ってたらほぼアユコと武美の物語だったな。
ふたりでも確かに複数形なんだけどさ、なんか物足りず。
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一気に読み終わった。
出会いと別れ。
生きていればいろいろある。
10代の時の友達に会いたくなった。
荒川君には、笑わせてもらった。
女の子ってあんなに妄想するのかな?
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20150410
母校での講演会のために、30年振りに青春時代を過ごした岡山に帰るという、作者の自伝的小説。
岡山の街の様子が細かい描写で紹介されながら、友情、恋愛真っ只中の高校生活の日々と、現状を絶妙にラップさせるテクニックは秀逸。
まさか、女子校生の恋愛小説をこんなに自然に読んでしまうとは意外だった。
自分の高校時代が、同じく30年近く前になることに気づかされ、ゾッとすると同時に懐かしく思えた。月日が経つのがなんと早いことか。
と同時に、何故だかこれから青春時代を迎えようとしている我が子たちが一層愛おしく思え、かけがいのない青春時代を精一杯過ごして欲しいなと思う。
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映画館で、宣伝していたが、原田さんの原作とは知らず流していた・・
見ておきたかったと思わせる作品。
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『楽園のカンヴァス』を読んで以来、小説家:原田マハの作品をチェックしています。
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101259615
書店を徘徊していたら、文庫化されたこの作品が平積みされていたので、読んでみることにしました。
主人公は40代半ばを迎えた、女性漫画家。
人気漫画家として忙しい日々を送っている彼女に、母校である女子高から、講演の依頼と同窓会の案内が届きます。
断ろうとしていた彼女ですが、音信不通となったある同級生のことが気になり、高校時代を過ごした岡山に向かいます。
そこで彼女を待っていたのは・・・という始まり。
転校生だった主人公が一番、仲の良かった同級生。
その同級生との間で共有した10代の楽しい思い出と、秘密を持ってしまったことによる心の痛み。
岡山という思い出の場所に戻り、過去を振り返ることによって、その悩みと向き合う主人公。
その心の動きを、主人公が描く少女漫画のように、みずみずしく表現しています。
この作家さん自身が、岡山の女子高出身だということで、街の情景や当時の高校生の生活などがリアルに表現されているなあと、感じました。
以前読んだ『風のマジム』もそうでしたが、地方の生活を取り上げた作品も、この作家さんの得意分野のようですね。
さまざまな引き出しがありそうな原田マハ。
これからもチェックしていきたいと思います。
『まぐだら屋のマリア』原田マハ
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4344421574
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僕もたまにはこうした爽やか小説も読むわけで。
広島へ行った際に立ち寄った本屋で、なんとなく、岡山弁のこの本に愛着もって買いました。原田マハさんは、楽園のカンヴァスで、唸らせられた小説家という印象。
爽やかな楽しい小説でしたよ。でも土地勘あったらもっと楽しく読めるんだと思います。
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年代も近いし、岡山弁も馴染みがある(?!)ので、楽しく懐かしく読めました。
中学や高校時代って、たった3年間なのに泣いたり怒ったり転げ回るくらい笑ったり、ホントに濃い時代やなぁって、読んでて改めて振り返りました。
ラストはそんな自分の青春時代も絡まって、泣けました(T ^ T)
そして、みんなそれぞれに映画のような思い出ってあるんじゃないかなとも思いました(´・ω・`)ノ
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高校時代の友情が、再会という形で甦る。
大切な友情と思い出。
懐かしさと思い出や友情のあたたかさが心に染みる。
2016.12.9
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◎懐かしの岡山の風景、再会が思い出させるのは青春真っ盛りの友人との思い出。
漫画家の小日向アユコは母校の記念事業講演会に呼ばれ、故郷岡山に戻る。同窓会で再会したのは一番仲の良かった武美。岡山の街を歩いていると思い出す昔の高校生活。
アユコは転校生で、武美に最初にバカにされたけど、漫画を見られて意気投合していろいろ話すようになる。
しかしその漫画の内容で、武美に負い目を感じるようになる。その負い目は高校卒業まで話せないでいるのだが・・・
夕日の橋の欄干や地下道や、喫茶店や岡山の風景。いろんな情景が思い浮かぶようで思わず、彼女たちの高校生活に感情移入。そこで起こる葛藤や期待、それが交錯する場面ですらも思い浮かぶようで、それだけに、最後の結末には残念なのだけれど、感動した。
タイトルは劇中でアユコが書いたデビュー作。
きっと昔「でーれーでーれー」って言ってた頃が本当に本当に楽しくて、そのタイトルにしたんだろうな。(って本編をちゃんと読めばそうなんだな、ってよくわかるんですけど。)
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1980年代に高校時代を過ごした女性漫画家が、ある日、母校の岡山にある女子高から、創立記念の講演会を依頼される。久々に岡山に戻った主人公。そこで走馬灯のように蘇ってきた高校時代の自分、そして友人たちとの思い出や出会いの数々。著者の原田マハさんの過ごした高校時代=岡山への思いも、温かく込められている一作。2015年には映画化もされているとのこと。映像となった作品も観てみたい。