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日本語タイトルのフォントやレイアウト、デザインに焦点を当てた実例集。色々なデザインが多く、またそれぞれどんな意図でデザインされたのかが少しずつ書かれているので参考になります。また、各章の冒頭には一つの作品について、最初のラフからどんな変遷、試行錯誤を経て、完成形に至ったのかが紹介されていてそれはとっても貴重。
ただ、基本的には紙媒体のデザインがメイン。凝ったデザインは素敵なのだけれど、それは文字の読みやすさとはトレードオフになっている部分も少なくない、というのが感想。紙であればまだしも、Web広告だったら、文字を認識される前にスルーされてしまうだろうな、とか。ファーストルックでどこまで内容を把握してもらい、自分に関係あると認識してもらうかが重要になる中では、フォントはあまりいじらずにいったほうが読みやすいだろうな、というのが今のところ思っているところ。とはいえ、デザインやレイアウトのヒントは満載。みごたえのある一冊でした。
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いろいろなポスターのデザインを中心に、フォントタイプや大きさなどを紹介している。言葉そのものも大切だけれど、それを表現する文字のデザインも大切だ。視覚から入ってくるので、形や色、雰囲気によって印象がかなり左右される。
2017/6/4
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日本語のタイポグラフィ、ロゴデザインなど、多彩な表現を楽しめる本。デザインの勉強にと購入しましたが、眺めるだけでも楽しめます。
冒頭の浅葉克己さんのインタビューが良かった。(首から下げた黄色いカメラがライカなところもよかった)
デザインを学ぶ人にはレタリングや書道もやって欲しいという内容を、最初は不要だなと感じていました。読み進めると、魅力のあるロゴやタイトルデザインは「オリジナル」や「手書き」の表記があり、レタリングを勧める理由がよくわかりました。
頭の中のデザインの引き出しに追加しておきたい。