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女性編集者として多忙なワーママが主人公。
社内政治や根回しが不得意で、実力を逆手に取られ左遷される。
そのことで、子育てを見直すことができ、生き方にも余裕が。
どんな時も自分に正直に正々堂々戦う姿は勇ましい。
閑職に飛ばされ泣く日々か、自分に出来ることを必死に取り組むかでこんなにも変わる。
勇気をもらえる作品。
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「書店ガール」でお馴染み、碧野圭さんのデビュー作。
七瀬和美は大手出版社で女性誌『Fame』の副編集長をしていた。
そう、゛過去形゛!
私生活ではおなじ出版社に勤める夫と小学1年生の娘との3人暮らし。
女性だから、子供がいるから、それを仕事への言い訳に絶対したくない!
そんな強い気持ちで臨んでいた副編集長の仕事だったが…
会社が下した結論は降格の上の部署移動。
和美には到底納得のいかない人事。
゛辞めるらしい゛の噂まで流れるが和美は゛辞めない!゛
和美の新たな挑戦が始まる。
仕事と家庭の両立、仕事と子育ての両立。
難しいなんて言葉では尽くせないよね……
『全力疾走できるときはすればいいけど、全力疾走したくてもできないときが人にはある』
本当にそうだよね。
そんな時には少し力を抜いて、時を待っててもいいよねぇ……
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著者の実話をベースにしているらしく、前半は胸につまされるほど、ありそうな話。後半は、ご都合主義でトントン拍子だけど、こんなワーママ成長譚もありかもね?
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ハラハラハラハラ、まだ何かあるのかしらとドキドキ・・・・ で、気持ちよく、完!
いーねー!
読んだタイミング的にも「え!?あたし!?」ってとこがチラホラチラホラ。
面白かったー
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読みながら「半沢直樹っぽいな」と思っていたら、解説に「ワーキングマザー版半沢直樹」とのコメントがあった。理不尽な仕打ちに、正当なやり方で倍返し!モヤモヤをスッキリさせたい時に良いお話。それにしても、根回し、忖度…日本でワーキングマザーするのってホント大変。
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書店ガールシリーズを読破しているので、いつも通り面白い、という感想。陸王と下町ロケットのようにストーリー展開は基本的に同じ。
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ファッション誌の副編集長でもあるワーキングマザーが主人公。最初の展開はあまりにも主人公が可哀想すぎて読んでて頭にきたものの、最後はすっきり大円団。ご都合主義なところはあったものの、スカっとしたなー!
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評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
共働きで小学生の娘を育てながら、人気女性誌の副編集長を務める七瀬和美、37歳。男社会で肩肘張って奮闘するが、突然理不尽な降格を命じられ、閑職に追いやられる。学校では娘をめぐるトラブルも発生。苦境に立つ和美が「働いてるママが好き」という娘の言葉に触発されて挑んだのは…。お仕事小説の旗手が放つ、痛快エンターテインメント!
最後には大逆転な話。良くある話であるが、時折「そうそう!」と同感できる出来る部分が有ったのが救い。確かによく働くが・・・やっぱり旦那がいて子どもがいて仕事もあって、何もかも持っているんだから、文句言うなら辞めればとなってしまうのは独身女のひがみか?
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一人娘を育てながら、人気女性誌の副編集長をしている主人公が突然理不尽な降格を命じられ、学校では娘をめぐるトラブルまで発生するが、それでも会社を辞めず、自分で自分を励ましながら働き続け、復活を遂げるお仕事小説。
『書店ガール』シリーズ碧野圭さんのデビュー作、ということで読んでみた。2014年の作品だけど、出版社の編集という仕事柄、締め切りに追われ、残業も多いことは想像が容易で、当時は今よりもさらに、母親が働くには家庭・自分の精神的な犠牲を伴う環境だったのだろうと察する。その状況がすごくリルなのは、碧野さんご自身が同じような経験をしてからだと解説で語られている。
前半は、主人公の少し頑張りすぎている姿と、一転して次々と受ける理不尽な仕打ち、配慮のない上司や同僚の態度・言葉、頼りない旦那にこちらも心が折れそうになった。
それでも、「見返してやる」「娘に逃げる姿を見せられない」という強い気持ちで会社に残り、腐ることなく、新たな挑戦に挑み、周りとの協働で、主人公自身も柔軟に変わっていく姿に、やっぱり働くことっていいなと思った。
旦那の協力もあまり得られない中、子育てをしながら働くってとっても大変で、疲れてイライラしたり、ときにはヒステリックになったりしちゃうことだってあるけど、子供は頑張っている母親を見ていてくれるし、母親だからこそできる仕事のやり方、考え方があるから負けずに頑張ろう!と励まされた。
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碧野圭さんは、働く女性を描くのが本当に上手い。働くことの辛さと楽しさを巧みに表現する。
さらに本作品では、ワーキングマザーの視点が色濃く描かれていて、他人事とは思えずに物語の世界にグイグイ引き込まれた。
『書店ガール』シリーズよりは、単発モノだけあって若干さらりとまとめられている感はあるが、安定の面白さ。
働く女性におすすめの一冊。
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七瀬和美
人気女性誌「Fame」の副編集。三十七歳。新雑誌準備室に異動。
馬場孝之
三十歳。半年前に営業部から異動。目立つ記事や、自分の手柄になりそうな仕事は頑張るが、それ以外のページは手を抜きがち。真野のお気に入り。
岸本秀三
もう一人の副編集長。三十五歳。細かい処理能力に欠ける。
真野勝久
雑誌三課課長。編集長と兼任。四十二歳。勝田は営業部にいたことがある。馬場とはその頃から麻雀仲間だった。
絵里
和美の小学校一年の娘。
田原恭子
ハウスキーパー。
七瀬治彦
和美の夫。和美と同じ会社の管理部門。
黒木麻美
和美の部下。「Fame」のただひとりのの女性の正社員。
長崎聡子
雑誌三課の「レア」副編集長。
森本拓也
和美の部下。馬場と同期。温厚な性格。
鈴木玲奈
契約社員。
宮野
契約社員。
浅賀
部長。四十代半ば。
水沢圭吾
絵里の担任。
深町健吾
和美さん以前の上司。宣伝部次長。
三宅いずみ
以前雑誌三課で「レア」の副編集長をしていた。二年前に移動して、今は営業部に在籍している。社内三美人のひとりともいわれる美貌の持ち主。
田村清司
新雑誌準備室室長。
静香
絵里が夏休みに参加したサマー・キャンプで同じ班だった。
田所
営業部。
岡田俊治
新雑誌準備室の最年長。かつては俳句雑誌の編集長だった。
樋上秋恵
新雑誌準備室。五十代前半。書籍事業部に長く在籍したいた。
澤田慎吾
新雑誌準備室。二十代。雑誌一課にいたが、有名作家の名前を別の作家と取り違えて掲載してしまった。その責任を取らされる形で左遷された。
久木乃利子
新雑誌準備室。ベリーショートでよく日に焼けた、活動的な印象。二十代前半。半年前まで『スポーツ・ライフ』の編集部にいたが、突然新雑誌準備室に異動辞令が出た。
小田真奈美
広告部。課長。四十代後半。
藤田昭雄
クロス・フィルムの宣伝マン。
木田優樹菜の母
和美と同じマンションに住む二年生の母親。
葛西真知子
ライター。和美が学生時代にあるバイト先で出会って以来、十五.六年のつきあい。
戸川
雑誌一課の『ヴィンテージ』の編集長。
原
桂デザイン事務所。
永井巧人
デザイン事務所パラレル・ワークス社長。
南
パラレル・ワークスの有望な新人女性。
田中
広告部部長。気難しいことで知られている。
真行寺清人
人物写真を撮らせたら右に出るものはいないといわらる人気カメラマン。
MIMOZA
三十代の女性には圧倒的に人気があるシンガーソングライター。