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家族なんだし、内に秘めたものを表に出せたらこんなにみんな窮屈な思いをしないで済んだんじゃないかなぁ。人の感情って難しい
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陽子はルリ子を殺害した殺人犯の
娘ではないことが判明した。
だが、陽子はあまり嬉しくなかった。
自分が不倫の末に生まれ捨てられた子供だった
と知ったからである。
陽子は生みの母親を憎み、
育ての母親の夏枝に対しても少し憎しみを抱く。
そして、陽子は北原とも連絡をほとんどとらなくなる。
しばらく失踪していた松崎由香子が見つかる。
目が見えなくなっていた由香子を
辰子が引き取った。
啓蔵は由香子のことが気になりだす。
進学を躊躇っていた陽子だったが、
やがて徹とおなじ北大を目指す。
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村井の嫌味がさらに増してきた。
嫌な奴すぎる。
夏枝も相変わらずだし、
啓蔵も今度は由香子かぃ!呆れるー。
陽子は変わらずに清い心を持っているなぁと
つくづく思う。。
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氷点が良かったので続編。
氷点の細かい部分忘れていた所もあったけど、冒頭の方を読むことで思い出すことができた。
自殺未遂をした陽子が、また日々の生活に戻るまで。
周りでも村井は妻と子に出て行かれ、高木はまさかの結婚。失踪していた松崎由香子は失明した状態で見つかる。村井と夏枝はまた何だか嫌な感じだなー。
「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである」というジェラール・シャンドリの言葉が出てきて、とても印象的だった。
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【一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである】(ジェラールシャンドリエ)(陽子の茅ヶ崎のおじいさん)
続編があってよかった!一命をとりとめた陽子がどう自分の生い立ちを顧みて悩んでいくか、そして気になっていった元病院事務職員の松崎由香子はどうなったんだろうか?
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越谷支店 井芹さんお勧め本
あらすじ
昭和21年(1946年)、旭川市在住の医師辻口啓造は、妻の夏枝が村井靖夫と密会中に、佐石土雄によって3歳の娘ルリ子を殺される不幸に遭う。 ... ルリ子の代わりに女の子が欲しいとねだる夏枝に対し、啓造はそれとは知らせずに殺人犯佐石の娘とされる幼い女の子を引き取る。
感想
素晴らしい小説でした。
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もともとTwitterで流れてきた新聞の一部から読み始めた本。
「一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである」という言葉に惹かれて氷点から読み続けた。
この言葉以外にもたくさん好きな言葉に出会えた
1番刺さったのは、
「〜その上、人間同士何らかの意味で、傷つけ合っているわ。誰をも傷つけないで生きていける人は、一人もいないと思うの」
罪を犯した人を許すことは人間ができることなのか?
なかなかできないけど許したいと思い続けることが大切なのではないかな、と感じた。
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一生を終えてのち残るのは、我々が集めたものではなくて、我々が、与えたものである。(ジェラール シャンドリ)
「おもしろいものだね。あくせくして集めた金や財産は、誰の心にも残らない。しかし、かくれた
ほどこし、真実な忠告、あたたかい励ましの言葉などは、いつまでも、残るのだ。」
夏枝が、「生きてる、って、寂しいわね」って、ラストに言ってる…。
それに、対して、啓造が、つぶやいた、
「そうか、夏枝も、淋しいのだ。
その寂しい者どおし、なんで、つまらない争いを繰り返すのか。淋しければ、肩をよせあって、仲良く生きるべきなのだ。」
当たり前かも、知れないけれど、なかなか、
出来ない事。
しみじみと、夫婦とは?家族とは?何か、考えさせられました。
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んーーだんだん面白くなってきましたよ!
下巻が楽しみです。
やっと読みましたーー(^^)
でも下巻に行く前に違う作品読んでからにします。
なんかその方が楽しめそう(^^)
明日は気合い入れて読書三昧しまーーす(o^^o)
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心を入れ替えよう!と思っても、ちょっとしたことですぐ気持ちが変わってしまう描写が多く、人間ってほんとにそうだよなあ......。と思います。するとテーマである「原罪」が脳裏にちらつき、三浦綾子ってすごい、と感じました。
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札幌から旭川までのJRで読んだ。
他の用事で行ったから記念館に寄る時間なくて、それはまた今度のお楽しみ。
旭川駅南口からは忠別川にかかる氷点橋、その先の神楽地区、見本林を眺められます。おすすめスポット。
雪解けの時期で荒れた川と冷たい風と灰色の重たい雲がエモかった。
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ちょっと長い気もするけど氷点のエピローグのような、原罪というよりも赦しがテーマの話し。
芸術性としては氷点のみでも良かった気もするが、
「続」によって赦しと救いのある話しになっているので、三浦綾子さんの優しさを感じる。
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『氷点』に続いて『続 氷点』まで読んでみた。『氷点』は正直なところこれでもかこれでもかとエンタメ要素的なものがてんこ盛りで読む前に想像していたのとは違ったんだけど、この続編のほうはわりと納得して読了。しかし相変わらず、男たちの描き方に比べ、陽子と順子(と辰子さん)以外の女性の描かれ方がひどいなあ。
時代の空気感もあるだろうけど陽子が聖すぎて、これでは生きていくのが大変じゃなかろうかと思ってしまう。いやいや、そうした自分に科されたものを引き受けていく覚悟があることが大切ということなのかもしれない。
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早く読みたかった続編。
前回に比べると緩い感じではあるが一気に辻口家に氷点の世界へと引き込まれていく。
下巻も楽しみですp(^^)q
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一命を取り留めた陽子であったけれど、
自分が不倫の末の子であったという事実に苛まれてしまう陽子。
どこまでも清廉潔白でいたいという陽子の姿勢には驚くばかりか、
こんな生き方で辛くて息苦しくはないのかとも思ってしまいました。
そんな様子もあまり気に留めていない夏枝。
それだけでなく相変らず自分ばかりが可愛くて仕方なく、
夫に対してもどこか冷たかったり嫉妬心があったり、
村井との行動も軽率だったりと端々に嫌な心が見えてしまいました。
それとは逆に夫の啓造は人生の晩秋に差し掛かっていることに対して、半生を振り返り今までの仕事や家族に対しての振舞いについて思うことがあって陽子には今まで以上に気を配っている所が少し救いにも思えました。
「われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものか」
与えたその命だけは、いつまでも、この世に生き続けているような気がする。
という言葉が印象的でした。
実の母親の存在を知り、その次男の達哉の存在が陽子に
近づいてくることによりまた一波乱も二波乱とありそうな気がします。
そして何よりも陽子を一番に思っていた兄の徹、友達の北原の存在も絡んでくると思うのでこの続きが気になります。
続編の前の2冊よりもあまりドロドロ感が無く、
大きな進展も無かったですが、それぞれの登場人物がどんな行動を取っていくのかとその行方が知りたくなってしまい
ページを捲る手が止まりませんでした。
引き続き下巻へと進みます。
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清く正しく美しい心を輝かせていた陽子が
世の中の澱みや人間の歪みを知り変化していく
母夏枝の無邪気さと父啓造の気持ちの変化が
物語を結末へと繋げていく