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もしある時、三億円手に入れたら。
大きなお金を手に入れた者しかわからない葛藤や心の動きが描かれていて、でも確かにそうなるのかもしれないというリアリティもあって楽しかった。
ラスト、コレ以上の終わり方なんてきっと無いと思うのだけれど、そうとはわかっていても、普通の家族小説を読み終わったような気持にさせられてすこし残念に思う自分がいた。
この小説のラストに、いったい自分は何を期待していたのだろう?
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僕は今年こそtotoBIGで6億円を当てるつもりだ。その先にあるのは幸せに決まってるじゃないか。一男みたいに不安になんかならないよ。でも、一体僕は何が欲しいんだ?僕はもう一度この本を読むべきなのかもしれない。
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文章がとても上手くて読みやすい。「富は海の水に似ている。それを飲めば飲むほど、喉が乾いていく」など、お金に関するアフォリズムも散りばめられており、読むと少し賢くなるような気にもさせられる。
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借金に苦しむ男は宝くじで三億円当たる。かつての親友のもとを訪ね、金を恐れつつ暮らす三人の同僚のもとを順に訪問する。金は欲を中和してしまう、やはり家族が一番大事、というありふれた結論に至る。
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お金への気持ちの持ち方
宝クジの実態
馬主
59競馬はルールを理解し勝てるまで学び考えて行動する
135 ミダス王の黄金の手
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所々あざとい部分はある。なんとなく自分の言葉で勝負してないなぁとは思ったが読んで得る物はあった。タイトルに惹かれたなら読んでもいいと思う。
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妻の言う、生きるための欲。妻は、それを共有し、守るのが家族だと思っていた。
生きるための欲について、自分の生きるための欲は何だろうと思ったけど、全然思いつかない。。
私も億男と一緒に探そうと思った。
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図書館で借りて読んだ。
結局、いざ自分が大金を手にしてみないと、そのとき、どうふるまうのか、どう考えて向き合うのかわからないと思った。
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完全に哲学書ですね。
そういう世界に住む人々のドキュメンタリー。
そんな世界に飛び込みたいです。
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宝くじで3億円当てた図書館司書の主人公が「お金」について悩み、成功したかつての友人、その周辺の人を訪ね歩き、古人の名言を噛み締めお金の真実に迫っていくお話。
主人公は、図書館司書の職業イメージの通りおとなしい一男カズオ。弟の不始末をかぶって3000万の負債を自らの背負い、昼夜の仕事を掛け持ちして30年計画での借金返済に勤しみます。愛想を尽かした妻子は家を出ていき、ひとり残された一男は労働により不安感を紛らわせる。そんな中、偶然手に入れた宝くじが一等三億円の大当たり、混乱する一男は…
フィクション系マネー小説ということで、『ユダヤ人大富豪の教え』や『夢をかなえるゾウ』のような空気感です。
主人公が司書という設定もよく、目当ての人物に行き着くための調査、雑誌記事、データベースを追っていく様子がさらりと描かれます。
○宝くじが当せんすると親戚や友人が急に増える、とはよく聞く話だ。密閉された部屋のゴミ箱から、なぜかハエが湧いてくるのと同じように、それは避けられない事態に思える。だがその原因は、相談した相手が誰かにしゃべって広まる、という単純なことにすぎない。問題は密閉された部屋にあったのではなく、捨てられたゴミそのものにある。つまりそれは、いかなる人物にも相談してはいけない、ということを意味する。
○君は、お金が好きかい?お金持ちになりたかった?じゃあ聞くけど。君は一万円札の大きさを知っているかい?縦76ミリ、横160ミリさ。重さは何グラムか知っているかい?1グラムさ。
…どれも調べればすぐ分かることだよ。調べなくても、定規をもってサイズを測り、秤をもって重さを量ることなど五分もあれば済むことだ。一男くん、そこで君に言わなければいけないことがある。つまるところ、君はお金が好きじゃないんだ。だって自分の体重や、家族の好きな食べものや、好きな女性の誕生日は気にしているのに、毎日触れているお金の大きさや重さを君は知ろうともしない。
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お金を題材にしたストーリーとして、所々にお金の「箴言」を感じ取れる内容。そこは、当たり前のことと思われる事も、実は忘れているのではないか。本来の「お金」の意味を考え直す切っ掛けにもなります。物語としては、読みやすいので好きな人にはハマる一冊ではないでしょうか。
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この本は、夢をかなえるゾウや世界から猫が消えたならに通じるなぁと思いながら読んでいたら世界から猫と同じ著者の方だったんですね
お金をテーマにした一冊ですが、読み終わった後は清涼感が漂う作品です
奇しくも川村元気氏が関わっているとも知らず仕事。という本も今週購入しました
楽しみに読みます
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良かった。お金のこと考えさせられる。億男になってみたい。お金についての格言がたくさん出てくる。「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」「自分の意思でコントロール出来ないのもの、死ぬこと、恋すること、あとお金だ」「お金だけが、人が自ら作り出したものなんだ。人の信用を形に変えたものがお金なんだよ。」
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主人公の娘のバレエの発表会のシーンはジーンとした。
お金で買えないもの。それは信頼。
そういうテーマなのだろう。ちょっとスケールが大きすぎて現実的でないと感じるところもあった。ビジネス書的な小説で、楽しませてもらった。
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失踪した弟が残した三千万円の借金を肩代わりし、妻子に出て行かれ、昼も夜も必死に働きながら借金返済する一男は、福引きで当てた宝くじで三億円を得る。
急に大金を得て動揺する一男が頼ったのは、大学時代の親友だった。
徹底的にお金について綴られる物語。
お金がない故の悩みから、ありあまるほどお金を持っている故の悩みまで。
哲学者や成功者の金言がちりばめられ、読み手まで主人公と共に苦悩する。
結局、「お金と幸せの答え」はなんなのだろう。と、読み終えたあともぼんやり考えてしまう。
明瞭な答えは見つからなくても、読後感はすがすがしくすらある一冊でした。
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お金持ちになる為の指南書、ではない。
お金に振り回された人の失敗談や
お金ばかり見て大切なものを見失ってないか?
という疑問を投げかけてくれる本。