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本好きの中学生が主人公の短編二つ。
書き下ろしの「だいじな未来のみつけ方」は、ストーリーが雑な感じがする。
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学校に忘れられていた文庫本は、まだ発売されていないものだった。
中学校を舞台に本が好きな子たちが、ちょっとした謎と本への想いに挑む青春ミステリ。謎自体はわかりやすく、謎を解くことよりもその過程に於けるやり取りを楽しむのがいいのかも。
かなり都合良く話が進む部分もありますが、そこはご愛嬌。しかしある一定のライン以上には進まないのは、中学生という登場人物の目と気持ちを大事にしているからでしょうか。
それはメインの男女ふたりにも表れています。決していい子だけではないのですね。自分の考えを相手に押し付けて勝手に一喜一憂してぶつかる場面も多いです。でもそれは中学生といえども幼さ故のものなのですね。本好きな中学生による本にまつわる物語となると、読み手は(それも本好きな大人の読み手は特に)そこにどうしても理想を抱いてしまいます。しかし作者は彼女ら彼らに、そんな理想を押し付けなかったのです。だから登場人物が活き活きと動くのでしょう。そしてその姿は同年代の読み手の心に響くのではないかと思うのです。
しかしこんな本に関わりたいと思う本好きの中学生がいて欲しいなとは、強く思うのですけどね。こんな子らがいたら一緒にどんなイベントを起こそうか。そんな想いも膨らみました。
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本好きの人にはたまらない。
まさに読書の醍醐味について中学生目線ではあるけれど切々と綴られたお話。
作家さんや書店員さん、先生たちの見守が心地良く最後までいっきに駆け抜けた感じ。
ティーンズコーナーの一角にあった本だったけど侮れななぁと痛感。
むしろ読みやすく心にドストライクに届いてくるのが良かった。
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中学生向けの本だと知らずに読了。とても共感できた。
私も中学生のころ、こんな体験ができていれば、もっと本好きになれたかもしれない。
読み聞かせは興味のある分野なので、一度地元の図書館を訪ねてみようと思う。
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いい話だと思うんだけど、読み聞かせのところはどうしても引っかかる。
『はれときどきぶた』を読み聞かせ?『ストーブのふゆやすみ』を読み聞かせ?
ほんとに?ほんとにそれを読み聞かせ?
私が固定観念に縛られているのかな。そんなの読み聞かせしてたら、物凄く時間かかるし、何より絵本と違って、遠目が利かないから、読み聞かせはとても難しいと思うのだけど…。
作者さんは読み聞かせされたことあるのかな。その上でこのお話書かれたのかな…。
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大崎梢さんは、昨年作品に出会って以来、好きな作家さんの一人になった。「配達あかずきん」などの書店ミステリーシリーズは、本好き、ミステリー好きとしてはたまらん。
今回は、小学生、中学生向けに書かれた児童文学。中学生の本好きな主人公たちが繰り広げる本にまつわる謎解きが、爽やかで読んでいて気持ち良い。こんな中学生活送ってみたかったなー。(しかし、中学時代の私は、まだ小説の魅力に全く目覚めていなかったけど)
ぶっきらぼうで目立ちたがり屋だけど、本が大好きで作家志望の秀臣くんが私のお気に入りキャラ。
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2018/09/14読了
児童小説の勉強として。
「本」が好きな少年少女と、本を巡るストーリー
作家のリアルに少しだけ触れていることも面白くて。
ポップ売り場についての企画、進行は現実的で
ご都合主義ではないのはよかったな。
本の良さを読み手に説きつつ、誘っていく描写も良かった。
この人のほかの小説も読んでみたい。
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「朝日中学生ウイークリー」連載+書下ろしなのでもちろん中学生向け、主人公も中学生です。大崎さんらしい優しい本にまつわるお話になっていました。レーベルももちろん児童書ですから大人が読むにはやっぱり多少は物足りないです。考えてみたら私も娘も中学生のときは既に児童書よりミステリを読んでいました。それを考えたらちょっと今の中学生にも物足りないかもしれません。本をあまり読まない人に本好きになってもらうにはいいのかな。
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ヤングアダルトという分野を知るきっかけにもなった1冊。中学2年生の主人公が1冊の本を巡り奔走します。表紙のかわいらしいイラストも、物語への想像を膨らませてくれます。
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1冊の本を通しての物語。
本が好きなことを再確認させてもらえた。後半の書き下ろしはお話会についての内容で、自分が読み聞かせが好きなこと、読み聞かせの面白さなんかも改めて知れるいい内容だった。
読み終わりにしみじみと本について思いを馳せられる1冊。
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大崎梢さんの本を探していたら、
ヤングアダルトのコーナーで見つけました。大人だって充分楽しめる作品だと思うのですが、ヤングアダルトに置かれると、大人は逆に見つけにくいかも。
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本好きの主人公が、本に関わる事件(?)を解決していく物語だった。
秘密を抱えている親戚がいるクラスメイトや、卒業した小学校の校長と小学校のイベントについて一緒に考えるなど、現実にあってもおかしくないストーリーで、読みやすかった。
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「本好きで元気いっぱいの中学生が、オススメの本をご案内します。
大好きな作家の新刊発売を楽しみにしていた野々香は、学校の手洗い場で忘れ物の本をみつける。
それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!
大切な本との出会いをめぐる、賑やかでやさしい物語。」