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主人公の性格の悪さがとても可愛く描写しています
絵師さんもとても綺麗で一穂さんとのコンビネーションの凄さを思い知りました^_^
1ページ1ページ大切に読んでいきたい小説です
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アニメーション作家×二重人格アナウンサー
あらすじから想像していたよりずっと魅力的なキャラ達で一気読みしてしまった。
計はびっくりするほどの二重人格だけどまったく嫌味がなかった。本当は臆病だったりネガティブだったり、そして何より人より何倍も努力家だからかな。
都築と出会って安心できる場所ができたとき自分の気持ちにぐるぐるするところや周りに振り回されてるのがとても可愛かった。
都築も、さりげない優しさや隠さない嫉妬や好きだからこそ計のした行動に怒鳴るところなどあぁいいなこの二人、と思うシーンがたくさんあってなんどもうるっときた。
タイトルからの本文最後の一行がなんとも言えない幸せな気持ちにしてくれた。
文句なくお気に入りに追加です。
描きおろしペーパーも可愛かった!
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受ちゃんがものすごいツンデレ!性格が激しいから、攻くんがとってもイイ人に見えるな~。やっぱり一穂作品は竹美家絵が合う。扉絵かわいい~。後半のちゃらい当て馬はいらない子。
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CDを予約したので、原作を読むことに(笑)。
あ、これ好きだ。
都築の器の大きさが気持ちいい。
国江田の二重人格ぶりがかわいかったな。
CDにきも期待が持てる。
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設楽さんとの食事会、設楽が二人に礼を言っているが 都築が強引に割り込んだような気がしてならない。 会話のテンポが良くて楽しい。
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意外とはやくくっついたな。設楽さんが計にからんでくるのかと思いきや、特に何事もなく…
本番直前、計の「助けて」に盛り上がった‼︎潮が計の二重人格がわかってもそのままでいろ、という所もよかった。タイトルの意味をかみしめてた。
両方フォーユーで登場した皆川がいいキャラしてるね。計がどんどん可愛くなっていく。
素で話してる所を見られた所も楽しい。
浮気をおさえられた所からのお仕置きで逆エビとか、潮と計のやりとりが面白かった。
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優等生で外面を完璧に取り繕いながら素顔はがさつで超毒舌、心の中での口癖は「愚民が」の俺様キャラ。表裏を完璧に使い分ける、ある種の二重人格の王子様アナウンサー計はひょんな事から仕事で知り合った【表】の顔を知る相手、ストップモーションアニメーション作家の潮と素顔の自分で対面してしまい……。
何でもそつなくこなす完璧な王子様、と見せかけて人一倍真面目で勤勉な努力家、家族以外に一切素の顔を見せないよう気を張って虚構の世界を生き続ける計はある種不器用なのかも。
性悪と取られても仕方ないイイ性格なのに、清々しい程の毒舌の裏での並外れたたゆまぬ努力や苦悩をきちんと描かれているからか、計のキャラクターは嫌味には感じられずとても可愛い。
表の顔と本音の使い分け、【仕事】を通じての人間心理の描き方、脇キャラまで余す事無くイキイキ描かれるキャラクター造形、畳み掛けるような会話の応酬のテンポ……やっぱり上手い人だなぁとしみじみと。
当初は単発作の一作目でなおかつ雑誌掲載と尺は限られている中で『優等生アナウンサー』国江田計の虚像を演じ切るための立ち居振る舞い、影の努力の必死さ、当然ながら裏の顔を知っている家族との関係性が良好であることを告げる母親との電話でのやりとり……と、テンポよく運ぶストーリーの広げ方、各々の人物像の掘り下げられた方はキャラクター小説としての奥行きと厚みがびっくりするほど深い。
設楽さんの「食えない」人物像や同期の麻生アナとの関係性を匂わせたバックグラウンドは既に一作目から色濃く描かれていて、そういった点もこの物語を「ふたりの恋愛」だけに留めない魅力となっているんですね。
(潮が受賞後コメントで「ばーちゃんが」と小夜子さんの話を出すあたり、いまとなるとすごく切ない。散りばめられた要素が後々で生きていることが再読するとわかりますね)
極端に誇張したフィクションのキャラクターとして面白おかしく描かれながらも、どこかしらシンパシーを感じずにいられない痛みや不安を吐露する場面はひたすらに胸が苦しい。
裏の顔のままご近所同士として知り合ってしまった矢先、気さくに話しかけてくれる潮との会話を楽しんでいるあの最初の場面から孤独を癒やされ、心動かされていたのかも。
どんどん気の置けない関係性が育っていき、「国江田さん」と「オワリ」の両方で接していることから潮の内面にどんどん近づいていくにつれて仮面の下の感情を揺さぶられる計の思いの移りゆく様がハラハラしながらも切なくて目が離せなくなってしまう。
気を張って生きてきた計にとって、目を逸らそうしてきた自分の核の部分に触れようとしてくれた、全てを分かっても許容してくれた潮は唯一無二の自分の気持ちを預けてもいいと思える存在だったのかなぁ。どこまでも真っ直ぐに向き合おうとしてくれる潮の態度に心を掻き乱されてしまう場面がすごく切ない。
シリーズを通して読んでみると改めて、潮に「両方好きだから」と受け入れてもらえたことは計にとって本当に大きなことだったんだなぁと。
「なりたくてなったわけじゃない」中で「アナウンサー国江田計」を作り上げた計と、ひ���りで黙々と手を動かして自分の中に浮かんだ世界を動かしていく潮の仕事へ向かう姿勢は対象的でありながら、惹きつけ合う部分がきっとあったんですね。
成り行きでなってしまったからこそ、誰にも負けないように努力をしてきたーー勝ち続けなければいけなかった、と国江田さんの姿で誰にも打ち明けたことのなかったはずの本音を話した翌日が「ザニュース」の初回オンエア当日。
政治の話題をあれだけ軽やかに色鮮やかに生き生きと読ませる手腕、潮の助けがあったからこそ、一皮剥けた「国江田計」を見せつける鮮やかすぎる本番を経てからの告白の流れは爽快感溢れる心地よさ。
告白したら次の瞬間にはベッドに押し倒されるのはBLのお決まりなんだろうな〜〜正直仕方ないんだろうな〜〜と思いつつも、口の悪さはそのまんまにいつしかみるみるうちに翻弄される計、対する潮のテクニックがみごとに展開されるめくるめくラブシーンはひたすらにかわいい。
このふたりのラブシーンは会話の応酬がとにかく楽しいですが、半ば無理矢理押し切っての初回ならではの落とされっぷりが楽しいですね。
綺麗な国江田さんプレイでの泣き落としで誤魔化されないところ、かわいそうだけれどかわいいので仕方ないね。笑
BLはくっつくまでの波乱万丈ありきなのでしょうが、一穂さんは寧ろくっついてからが本番、と感じたのが両方フォー・ユーでした。
思わぬライバル皆川くんの登場からのやきもちと本音のぶつかり合いが可愛くて仕方ない。
恋愛経験がまともにないが故に、嫉妬されていることに優越感を焼いたり、持て余した感情にやきもきしたり、は恋愛が始まったころの特有の高揚感なんだろうな。
空回りしてめいっぱい威張る計を「アホ」と切り捨てる潮はさすがだな。(そういうところも好きなんだよね。笑)
初っ端からかわいくも生々しいラブシーンがシチュエーションを変えてたっぷりありながら、「会社員」としての理不尽さに苛立つ計VSフリーランスとして後ろ盾のない状況で闘い続けるしかない潮の仕事人としての生き方も背景にはきちんと描かれているあたり、ちゃんと奥行きが深い。
包容力ナンバーワン、と言われる潮の人間像のバックグラウンドや仕事への向き合い方、生き方が初期からちゃんと余すことなく掘り下げられているのがここまでシリーズが広がった一因なんですよね、きっと。
「読み」の技術力では計にはあからさまに劣るが圧倒的な愛嬌で世渡り上手、正攻法の努力型の計とは異なる手段で自身の道を開こうとしてきた姿、計の素顔を思いがけず知っても怯むことなくガンガン攻めていき、潮ともあっさり仲良くなってしまう皆川くんのキャラクターはありがちな当て馬キャラには留まらず、たいへん痛快。
半分でいいから、と半端な気持ちで迫る皆川くんへの潮の堂々たる啖呵の切りっぷりの男前具合も、潮に気持ちの全部を預けたい、全部が欲しくて堪らない計が本音を曝け出して泣くシーンがいじらしくて可愛い。
計が本音を打ち明けられる、弱音を吐き出せる場所は潮しかいないから「半分」なんかで耐えられるわけがないんですよね。
「大衆にちやほやされたい」からどれだけ苦労がのしかかってもこの仕事を辞めるつもりはない、と言い切る��の清々しいまでの突き抜けっぷりと「どうしようもないアホだけれどそこも含めて心から愛している」と言い切れる潮、これを見せつけられるとそりゃあ怯むよね。
その後も散々蒸し返される「次はジャーマンスープレックスの刑」は読み返すと思わずニコニコ。
完璧な外面を装い続けるのと反面の不器用ないじらしさ、清廉潔白な王子様のえっちでかわいい側面を引き出してくれる潮とのやりとり、互いを求め合うことと愛情のありかたがぴったり重なり合うふたりのラブシーンは遠慮なんてすこしもない大胆な会話も含めて最高にかわいくて愛おしい。
たしかにこんなにいやらしくてかわいいのを知っていたら涼しい顔でテレビに出ている姿を見ると混乱する。笑 嫉妬する、と素直に言えるところがいいよね。
正直一穂さんじゃなきゃ読まないタイプのお話でしたが、『ならでは』の世界が溢れていて終始楽しくハラハラきゅんきゅんさせられました。
ここから広がっていった最初の一歩かと思うと感慨深いなぁ。
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主人公の性格がすごくわかりやすくて可愛い。文章も読みやすい。さすが2016年度の、このBLがやばい!小説部門第1位だなあと。続きも出てるからこのあと読みます。
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テンポがとても良く、さらりと楽しく読めました。
計の口の悪さも可愛らしかったし、努力家なところに好感が持てました。
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読み終わった後に最高に充実しました。
ストーリーのテンポが良く、さらっと読めて頭の中で想像しやすいです。
ブレない自然体なアニメーション作家×好青年を演じる二重人格アナウンサーという面白い設定で、高飛車受け大好きな自分にとっては最高に楽しい気持ちになれました。
隙を見せない人間が唯一心を許せる相手ができる瞬間を見られます。最高です。
話の山場で主人公が大きな仕事を任され、そのプレッシャーで負けそうになった時に攻めに救われるシーンでは号泣ものであると同時に心が震えました。
まさにこういうBLを求めてた!!って感じです!
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久々にBL読んだ
一穂さんは引き出しの多い作家さんなのだけどテレビ物は2回目かな?
さわやかなのに腹黒なアナウンサー主人公は、一穂さんの小説では珍しい気がする
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クレイアニメーション作家×毒舌猫かぶりアナウンサー。
とにかく、受けが魅力的。仕事は完璧、今をときめく人気アナウンサーなのに、その本性はありとあらゆるものに毒付く超毒舌。ただ、それを相手にぶつけることはなく、ただ一人で内心で罵って、また自分の仕事を全力でこなす。
たまたま素の自分でいるときに出会った攻めと、身分を隠して友達付き合いを重ねる受け。
誰にも頼らず常に完璧にこなしてきた受けが、初めて「助けて」って出したSOS。そのSOSを受け止める攻めが最高にかっこよくて、何度読んでも胸がときめく。
BLとしてはもちろん、お仕事要素の部分も面白くて、業界奮闘ストーリーとしても最高。
一穂さんの作品はたくさん読んだけれど、最高傑作と言えるほど好きな作品。
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面白かった~(´∀`*)
二重人格ツンデレリーマン受け萌え。毒舌具合とかツンツン具合が絶妙に可愛くなくて可愛くてちょう好みでした。
軽妙なテンポでトントン進むお話が大変読みやすく面白く、計の二重人格バレるシーンも小道具の使い方すごい巧みでめっちゃ良かった。鼻濁音が決め手かなー、とは思っていたけど、アクセント辞典にパラパラ漫画ってなー。二人を表すのにこれ以上ない小道具だし、バレるタイミングもここでかー!!っていう絶妙ポイント。うまい。うますぎて楽しかった。
「ふったらどしゃぶり」の時も思ったけど、作者さんのエロの表現方法がバリエーションに富んでいてすげえなあ、と。何だろう、BLなんだけど、ちゃんとした小説って言うか、詩的?とは違うか、ううーん。何かこう、他でありがちな表現見ないのすごいなって、思いました。(語彙……
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外面めちゃめちゃいいけど実は口の悪い美人アナウンサー受け、ちょっと意地悪だけど包容力たっぷりのクリエイター攻め。ツンデレな受けがめちゃくちゃかわいい社会人BLです。お仕事のおはなしもきっちり描かれてる。すっごく可愛くてすっごく萌えた。ただ、一穂ミチさん上手くなったんだなあとおもって、雪よ林檎の、や、meet againのような壊れてしまいそうな繊細な優しさはないと思う。というか、一穂作品からもうあれは消えたのかなあとおもう。初期にしか輝けない何ものかだったんだろうな。残念だけど、いつまでもあり続けるものではないとおもうので、まあ仕方ないな、と。これはこれで超可愛くて超萌える良質なBLです。
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ドキドキの一冊。
高飛車な受けがとてもかわいい。王道的なカップルなんだけど、受けの外と内でのギャップが際立っていてみていてハラハラもしたし、ドキドキした。
普通のお仕事モノとしてもみれるところと、恋愛でドキドキ!みたいなのもみれて美味しい一冊。
作者さんの叙述がうまくて、最後の方になるにつれて濡れ場の臨場感が伝わったし、様子も想像しやすくて、BL小説をあまり読まない自分でもサッーと読むことができた。
次巻以降も楽しみに読んでいきたい。