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一般に、
ミステリー小説の、基本的な役割として、
探偵は、犯人を暴く者であるのに対して、
刑事は、犯人を立証する者であり、
ゆえに、警察による犯罪捜査における、
統計学を基礎としたプロファイリングと、
それを立証するための地道な捜査の様子は、
警察小説でも、その一角を成しましたが…、
それも、今や、犯罪小説の題材としては、
目新しさが無くなってしまぃ、最近では、
物理学や化学などによる科学的な立証が、
警察小説でも、探偵小説でも、主流です。
そのよぅな中、本作品で描かれた、
一見、意味のなぃ記号や数字から、
犯人やトリックを暴くパターンは、
探偵小説の古典的な王道ですが…、
これを、警察官が行ぅとなると、
ユーモアミステリーと言えども、
ちと、違和感が感じられたかも…。
あと…、本作品は、
『ドS刑事』の作者さんによりますが…、
本作の主人公の女性刑事のインパクトは、
とんがり具合がなぃため、弱かったです。
なので…、キャラクター、お話ともに、
最初の2作品は、ギリ及第点でしたが…、
最後の作品は、
設定からは、ほんの少し外れてましたが、
お話としては、面白かったと思います…。
シリーズ化するんなら、こちらの路線かな?
(評価は、ギリふつぅで…)
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妄想刑事、エニグマが困難な事件を、大胆な推理?妄想?で解決まで導くという刑事話。作者は女性の刑事が好きらしい。ドS刑事までのインパクトが無いのが残念。ユーモアで面白かった。
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面白かったです! 三章からなり、事件は各章に一つではないのですが、それぞれが特異で、なおかつ従来の捜査では一人の容疑者も浮かんでこない。そんなとき妄想刑事の出番なのです。ミルクほうじ茶スカッシュとかアーバン・レジェンドとか(!)、小道具が素敵すぎます。アーバン・レジェンドの文字を見たとき、よかった廃刊になってなかったんだ、と安心しました(笑)この雑誌は事件の核心に迫る助けとなりますが、犯人逮捕につながるかというと…(「死亡フラグ」の世界に同じく)。でもきっとこのままでは終わらないはず(笑)次の巻へと続く予感がします!
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まだ読んでいないので未評価。
ドラマになったのは知っていたが観てはいなかった。
きっとこの本も面白いと思う。
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「女の勘」で、事件を解決に導く美人刑事「エニグマ」
と、その相方の真山の迷コンビ
事件は足で解決しろ!という昔ながらの刑事に
コバカにされながらも奮闘する。
うーん。 漫画化されたら面白いかな?とは思うけど
肝心の謎の部分がちょっとお粗末かなぁ
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七尾与史なんで、くだらないのはいつもだけど
逆に吹っ切れてなくて物足りない。
主人公、30女でこれは可愛くなくて痛いよ。
絵師が安いのか、カットカットで
全部違う人に見える安い絵。
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あまり入り込めなかった。ミルクほうじ茶スカッシュの登場にニヤッとした。同じ刑事ものとして、同著者の「ドS刑事」シリーズよりも、何となく似鳥鶏さんの「戦力外捜査官」シリーズを連想した。
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深く考えたら負けな気がします。本人曰く「女の勘」で犯人を突き止める江仁熊刑事。3年前に捜査線上に浮かんでいない犯人有藤をガイシャに10匹の蟻がたかっていたという理由で突き止めてしまったという彼女は迷宮入りになりかねない事件を解決するという点で一目置かれています。でもそんなわけで読み手が犯人を突き止めるのは難しいです。まあ七尾さんらしい作品なのでしょう。3つの短編でそれぞれアプローチが違うのでそれでもなんとなく楽しんで読み切ってしまいました。お勧めはしませんが何も考えたくない時はいいかもしれません。
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妄想といってもエロいことを連想するなよ。殺人事件で、やたらと数字にこだわったり、女の勘を表に出したりして、それが解決に結びついちゃうが、まともな捜査方法もちゃんとあるキュートな女刑事なのだ。名前も凄くて、江仁熊氷見子という。おお、エニグマ(謎)だって!3つの中編、どれも氷見子と相棒・真山とのやりとりや、天敵・木島刑事との言い合いが非常に面白い。謎自体はどうってことがないが、登場人物たちを楽しむ小説。
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発想の飛躍がとてもすごい。
妄想と書いてあるが内容的には現実だったら確かに妄想だろうと一蹴されてしまうような推理の組み立てである。
物語として作るにしてもこの発想から構想を作っていく七尾与史のセンスが凄い。