紙の本
Amyの背骨
2015/09/27 01:51
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投稿者:寅ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
Amyのデビュー当時の騒ぎからその人となりに興味を抱きつつも、作品に触れたのは文庫本になってから。ベッドタイムアイズで魅せられ立て続けに読んだ。以降、新刊は欠かさず購入して読んでいた。切なく美しく時に哀しく、独特なキュートさがあるその世界を楽しんでいた。しかし、風味絶佳から一切のAmy、いや全ての文学小説から離れていた。
小説よりも、仕事に必要なビジネス書や自己啓発本の類ばかりを読み漁っていた、心をカラカラにしながら・・。
そんな中で、偶然今夏書店の本棚で目にしたAmyのエッセイ本。
本のサイズやカバーの表装の軽やかさに魅かれて、久しぶりに購入して読んだ。
私が漠然と思っていたり感じたりしていることが、Amy流の美しくすてきな言葉と文章で見事に綴られている。その表現に、なるほど、と思わされた。
そして、感じた。これらがAmy作品の背骨になって貫かれていることなのではないか、と。あっぱれだ。
風味絶佳以降の作品に触れてみたくなった。
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山田詠美好きだな、と再実感させられたエッセイ。ハウトゥー本ではない。指南書でもない。エイミー目線のかっこいい女のはなし。なんだろ、他の女の人が同じことを語ってもちっとも響いてこないのに、エイミーが語れば、ほぉ、とため息がこぼれてしまう。くすりと笑って、うんうんと頷き、そしてハッとすることが多い。ドンって感じ。女ボスというか、なんというか。古臭いような言い回しもあるんだけど、それをエイミーが言えばほぉ、となるから不思議。
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あたしの人生はあたしが主役。
他人からどう思われているのかということを考えず、思うように生きたらいいのではないか?
変にカッコつけようと思ったりするからおかしなことになる。自然体が1番。ありのままの自分。
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テレビから流れてくるおかしな敬語に、キツーくご意見するくだりにいたく共感。
あれれ、この方私よりだいぶ年下だと勝手に思い込んで、
小説はまだ読んだことがなかったけど、年上なんだ。
どうりで物の見方がよく似てる。
山田詠美さん初読みでしたが、今度はぜひ小説を読もう。
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久々に読む詠美さんのエッセイ。スカッと気持ちよく読めた。やっぱり詠美さんのエッセイはいい!共感できるところ、うーんって思うところいろいろあるけれど、人生の主役になるヒントをもらった。
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2014.12.22読了
「風味絶佳」からご無沙汰の山田詠美さんのエッセイ。
ズバッと言ってくれるあたりが、気持ちいい。3ページにまとまっているのも読みやすい。
主役になれるかは別として、気持ちが晴れ晴れした感じ。
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2014年最後に読んだホン。お休みに入ってのんびりエイミー節に共感しました。「私、陽ざしを避けたいあまりに養蜂場で蜂蜜を採っている人みたいな格好で夏を過ごしたりは、絶対にしないもんね!!(賛同者、募る!)」ってエイミーがいうのですが、それやっているの私!やっぱりそこは賛同出来ないよと苦笑したのでした。
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山田さん、幼いっす・・・
前回賢者の愛が面白かったので、山田さんのエッセイが読んでみたくなって手に取ったのですが、
失敗。合わないなあと。
よっぽどモテる女のハウツーの方が有意義だ。
まず、山田さん、ティーンエイジャーに多い自己愛、センチメンタルに浸ってるように感じました。
ドクターマーチンの一点主義をわざわざ賛美する野暮。
津村さん、きっと芥川賞だからスーツ。。。と思ってたまたまいつも履いてるマーチン履いてきただけでしょ。
外しでマーチン☆お洒落☆と思ってる五十代・・・ぶるぶる怖い。。。
年齢のこと言うな!と何回も言ってる割には姉貴分と妹分では妹分に三十なかばすぎてるじゃん!というツッコミ。年齢を気にしてますやん。
ぶつかったときに不快な態度を示す人間への不満は賢者の愛でも書かれていましたが、実体験に基づくものなのね。
「人生の主役になるための63のルール」と書かれていますが、「山田詠美の自己正当化演説」のサブタイトルのがよっぽどしっくりきます。
ただし演説は面白くないといけないのは、山田さんも瀧波さん読んでるなら知ってるはずだけど・・・
セレブをこき下ろしたあとの、鼻セレブのオチ・・・大御所になりすぎて編集者も指摘できなかったんでしょうか。。。
とりあえず、山田詠美と自分はつくづく合わなかったなあと思いましたが、このエッセイ読んで、安部譲二さんの小説読もうと思えたので、よかったなと思いました。
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賢者の愛とのギャップが…笑
や、ないのか。
全部に共感はできないけれど、所々ぐさっと刺さりました。
・どの価値観を一致させるべき?
許しがたいものの価値観…許せないと思って気づくから上手くいかない。
・年齢なんか、ただの数字?
・一点“堅気じゃない”主義
自分だけが知ってる優越感。
・小説の存在意義
・悪口の楽しみ
・初めに触覚ありきで
・嫉妬する側、される側
なりたい自分になるスキル。そうかーもしかするとそうなのか?
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山田詠美「4 Unique Girls」http://www.gentosha.co.jp/book/b8174.html も読んだ。勿体無い、山田詠美に女性向けの括りで頼んじゃダメだよ。好きに書いている文章が一番面白いんだから(雑誌はGINGERだった。一番ダメなやつじゃん、人と違うことを目指す女はダメだっつの)
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自分を主人公にした物語を紡いでいくこと
磨かれた女 出会うべくして出会った人があなたを磨き上げる→深く愛し合える人に恵まれたなら、付けられた傷ですら、カラット数を増やすものになる。
若い人に若さの優越感をもたせることは大切→自分もそうされて嬉しかった。
目標のない節約は、時に人をみすぼらしくするので注意
×タダ飯
He is the perfect Eye candy. 目の保養になる男
喪服に二連のパールは×(重なるの意味)→小説に五連のパールを付けた女を登場させた。
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本で触れられていた森瑤子さん、安井かずみさん、杉山登志さんのことが気になって調べました。
"気になる人の気になる人"を調べると、新たな興味へのきっかけになるので楽しいです。
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20年ぶりに詠美さんのエッセイを読みました。
なんだか細胞が欲していたのです。
読んで良かったよ。
バッサバサ切っていた、いろんなことを。
切れないわたしには、痛快でした。
【本文より】
・とても、あんなふうにはなれない、と屈服させられてしまう大人の女に出会えるのは、何と幸運なことだろう、と。若さを恥じる機会を与えてくれる人間に巡り合えるのは、僥倖と呼ぶべきものなのではないか。
・正しさのために声を上げる勇気
・アメリカのリベラルな側面は容易に私たちの許に届くが、その背後には偏見を隠し持つ巨大な保守層が控えている
・You are the perfect Eye candy.
・Age ain’t nothing but a number.