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百合漫画としては残念
2015/09/30 03:15
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投稿者:310 - この投稿者のレビュー一覧を見る
話としては面白かったけれど、百合漫画のつもりで購入したので肩透かしでした。
相手がロボットという大きなハードルがあるので
女性同士だからこその描写が全くない。
百合にする必要あったんだろうか。
百合雑誌中心に書いている作家さんのようなので、描きたいテーマを無理やり百合に当てはめただけのように感じられて仕方ない。
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ロボットがあくまでもロボットなりに人間らしく成長していく過程が描かれているGL作品。
個人的には、プラハの研究日記の中の、チカちゃんとプラハの恋物語部分を抜粋した話。という読後の印象を受けました。
チカちゃんの人間視点とプラハのロボット視点、プラハを見守る研究員たちの親視点の三方から二人の関係と時の流れを知れます。人とロボット、それぞれの愛情の表し方の違いとあたたかさがとても可愛らしかった。
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個体にとって「大切なこと」が形成されたとき、組み込まれていた癖さえも、変えてしまう。百合としても、ロボットSFとしても読みごたえがありました。
まとめ「奇跡?はい、あの子と全てベスト。この愛は軌跡。」
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読んでいる間じゅう泣いてました。だいたいずっと。
なんで?
何のてらいもなくチカちゃんをサーチしてたりするから。
タグ付けしてデータ保存してたりするから。
不自然な作業領域を空け続けてたりするから。
西UKOさん大好きだ。
人と人為らざる物、同性同士。
それでも想い合う形があって、その様を丁寧にユーモラスに描かれてて、本当に本当に、大好きだ、西UKOさん。
ロボットと人との恋なんてさんざん語りつくされてきたSF題材だと思うけど、こういう平和なアプローチの仕方は新鮮でした。入って来るロボット工学用語(?)も無理無くて面白かった。
ロボット自身が恋だと認める形はとってないけど、周囲の環境(先生達)が客観的に見て「ロボットなりに君をどれほど愛しているか 君は知らない」なぁんて云っちゃう。素敵過ぎるでしょ。
一途な初恋が叶ったという純粋な話です。
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ネタバレ含みます。
人間らしさの再現を主目的としたロボットと、幼少の頃からそのロボットと親しんできた女性の交流を描いた漫画です。
徹頭徹尾ロボットがロボットのまま(謎の自我が発生することなく(?))変化していく様や好意のようなものを表現する様などが特に好きでした。
また女性の方も、相手をプログラムに従って動いているロボットとはっきり認識していながら、相手に対する好意をどう扱うかしっかりと決め、眩しいほどに全力で行動しており、とても好きなキャラクターでした。
恋物語が好きな人や、ベイマックスのような人とロボットの心と何かの通い合いが好きな人にオススメです。
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外身が成長しないロボットと思春期の女の子の物語。人間とロボットの差異を描きながらそれぞれの心情を浮かび上がらせていく丁寧な作品。 すれ違いも、その中で芯になっていく思いも一つ一つが愛おしくなる物語でした。
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>わたしはロボットです
>今は だいたい
>人と同じことができます
研究実験機のアンドロイドと、その「幼馴染」の女の子の恋愛物語。
百合マンガ家さんなので両方女の子で、紛れもなく全てのGL漫画好きと少女漫画好きと恋愛漫画好きに超絶お勧めで、同じくらいSFとして素晴らしい。
別に昨今の深層学習AI技術の延長線上にあるわけではない(ハードリアル寄りではない)んだけど、AIを開発する物語と恋愛物語が完全に調和していて、どちらかの為のお話にはなっていないところがすごい。開発側の視点が恋愛事情と不可分だし逆も真になってる。
さらに、不死のアンドロイドとどんどん成長する人間の恋愛譚というのがまた、古典的な「長命種と人間」モノのセオリーも踏んでて、もう!
心を持たない無機物に恋をする葛藤に対して、陳腐に「奇跡が起きて心が生まれた!」としないで丁寧に論理的に「このAIにとっての恋」というものを積み重ねていくのが良すぎて泣ける。
「ヒロちゃんが「好き」って言うのは
評価してるとか 選択する可能性が高いとか
好感度が高いという評判を知ってて同意すべきとか
そういうことでしょ 心とは別物でしょ」
「――そういう……計算の結果でしょ
私が…ヒロちゃんのこと好きって気持ちとは違う」