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従来の”抑うつ”などの心理療法と違い、幸福(ウェルビーイング理論)の実践を目指す。
内容としては、具体例も多いが、ウェルビーイング理論そのものについてというより、セリグマン博士がその手法をどのように開発して、どのように実践しているのかという、現場サイトの記述が多い。
同じ仕事をしている人や、学級の徒にとっては抜群に役に立つかもしれないが、私みたいな素人が”ポジティブ心理学”そのものについて広く学ぼうと思って読むと、(参考になるところは多々あるものの)冗長に感じる部分も多かった。
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ポジティブ心理学の本質についての解説を期待していたが、その導入に向けた政治的側面なども取り上げられている。こうしたサイドストーリーが好きな人には向いているかもしれない。
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マイナスをゼロにする(苦しみを取り除く)だけじゃなくてプラス方面(人生をよりよくする)の研究ないかな?と思ったらあったので読みました。
この本はポジティブ心理学の中でも、一瞬の幸せな気分とかじゃなくて持続的な幸福(ウェルビーイング)に着目していて、普段求めてる幸せに近い感じです。ハッピーというよりじんわり、最近いい感じと思うときみたいな幸福観です。
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回りくどすぎる。
読者がずっと続く豊かな幸せ(フラーリッシュ)を手に入れるために役立つ本。
著者の心理学における新しい目標
・何が人生を生きるに値するものにするのかを研究する。
・生きるに値する人生を可能とする状態を築き上げていく。
ポジティブ心理学=ウィルビーイング理論
ポジティブ心理学、ペンシルベニア大学公式サイト
https://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/
人生のポジティブな側面に関するテストがすべて掲載されている。
➔テスト後にフィードバックを受けることも可能。
<序文>
人間のウェルビーイング(よいあり方)について理科する。
➔よい生き方を可能とする状態を築く。
ポジティブ心理学に携わっている人たち。
➔最高に精神的に満たされた人たち。
ポジティブ心理学の内容。
・幸せ
・フロー(没我、没頭感)
・意味、意義
・愛
・感謝
・達成
・成長
・良好な関係性
など。
=内容そのものが持続的な幸福のあり方を構成している。
<第1部 新・ポジティブ心理学>
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本書ではポジティブ心理学の中枢概念と言えるウェルビーイングについての本となります。著者はウェルビーイングを「天気」と同じような構成概念だと述べます。つまり「天気」は1つの指標であらわすことができませんが、気温、湿度、気圧など複数の指標を総合して「天気」と呼ぶわけです。それと同じでウェルビーイングも特定の1つの指標であらわすことはできず、複数の構成要素からなる概念だということです。著者はその構成要素を「PERMA」の頭文字で表していますが、具体的にはP:ポジティブ感情、E:エンゲージメント、R:関係性、M:意味・意義、A:達成、の5つです。幸福感や人生の満足度はポジティブ感情の中に含まれることになるため、幸福理論よりもウェルビーイング理論の方が対象が広いことになります。これらは主観的な指標と客観的な指標で組み合わされるわけです。
ポジティブ心理学はどのような時に有効なのか。それは本書の最後に明確に記載されています。著者曰く、現実には「再帰的現実」と「非再帰的現実」があるがポジティブ心理学は「再帰的現実」世界で有用だという主張です。再帰的現実とは人々の期待が自己実現する世界で、株価がその典型です。多くの人々が、株価が上がると思って株を購入すると、本当に株価が上がってしまうからです。経済学では「ケインズの美人コンテスト」、として知られている現象です。また岩井克人先生の貨幣論も再帰的現実として説明されています。
そして非再帰的現実とは、例えば自然現象で、月の満ち欠け・軌道などのように、人間の期待が変わろうと変化しません。つまり人間が楽観的だろうが悲観的だろうがなんら影響を及ぼさない事象です。著者は、非再帰的現実については、人間は現実主義者(リアリスト)であるべきだが、再帰的現実のなかでは楽観主義者たれ、と主張しているわけです。楽観主義であることが実際に健康を増進する可能性が高いことがその理由ですが、これは多くの研究で実証されている、ということで、ポジティブ心理学が有用である領域についても明確に記されており、大変好感が持てました。
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230506022
ウェルビーイングの構成要素は、ポジティブ感情、エンゲージメント、意味意義、関係性、達成感。幸せとは一元論的なものではない。
人との関わりのなかで、積極的×建設的なアクションがとれていただろうか?
自分にとっての幸せのイメージを変えさせてくれた。
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複雑な内容のため理解するには何度か読み直す必要がある。
ウェルビーイングを科学的(調査や統計)に説明しており説得力のある内容。その内容の他、さまざまなポジティブワーキングの説明がありこれを知っただけでも充分プラスになる。