紙の本
タイトルが面白かったです。
2020/10/04 00:59
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投稿者:みみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙とタイトルが気になって購入致しました。読みおわったあとにタイトルについて考えるのが楽しかったです。
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大人向けだなぁと思った。やっぱり絵本は楽しい方が好きだな。絵が素敵なので調べたらこないだ読んだ絵本(ルッキオとフリフリ)を描いた人だった!
15/01/22
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情報があふれかえっていて受け身がちな私たちの今の姿かもしれない。風評被害などが広まるしくみもこういった心理がはたらくのだろう(震災直後、チェーンメールが<善意から>届いたことを思い出した)。
根拠のない情報を他人に伝えることの無責任さをよく表している。
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少しオトナな言動が増えてきた我が子に、新学年のお祝いとしてプレゼント。
読み返すたびに何か感じ取って欲しいと期待を込めて。
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無責任なRTを批判した絵本。
あまりにもストレートすぎる寓話でなんとも・・・。
こういう説教に絵本という形を取るのは好きじゃない。
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考えない、行動しないという罪を問うお話。はじめは童話的で明るいが、読み進むにつれ、すごく居心地の悪さを感じ始め、そうして失ったものは、二度と戻ってこないのだという結末に救われない思いが残る。
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強欲なライオンの企て。
悪気は無いが、無知な者たち。
その行く末は…。
このカタチだから伝わる。
いい強さで伝わる。
なるほどぉ。
二番目…なるほどぉ。
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絵本。
絵本だからこそ暗にほのめかしていることがリアルに伝わってくるのかな。現実もこういう空気だ。噂話って。
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噂ほどこわいものはない。
金のライオンは自分こそが王になる資格があると思っているが、噂で心優しい銀のライオンがみんなから慕われていることを知る。それを確かめに行った帰り道、あることないこと銀のライオンの悪い噂を流す。最初はだれも信じなかったのに、だんだん広がりそれが真実となった流れは、実際にも起こりうることでこわかった。誰かの悪い噂を聞いても、実際自分が目にするまでは、真実だと誰かに言わないように。
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絵本の体裁をとっているが、幼い子供よりは小学校高学年以上という感じ。
始まりは中世(地の文には書いてないが、絵の城や服装の様子からヨーロッパ)を舞台にした動物寓話なのだが、なぜか途中にメールが出てくるという奇妙さ。まあ初めから寓話だとわかっているので子どもはそう気にはならないのかもしれない。
大変わかりやすいのだが、ガセネタの発信元が一か所では、嘘がすぐにばれるではないか。おまけに銀のライオンはどこに消えたのだ。
寓話としていい出来とは言い難い。
『きつねのライネケ』や『動物農場』のような優れた寓話を一度でも読んでいれば、この物語の出来の悪さはわかるはず。
道徳の授業に使うには、長さもわかりやすさもぴったりだから、そういう使い方がおすすめ。
赤い表紙に登場人物(ライオンだけど)のアップというのはインパクトある。『赤の他人だったら、どんなによかったか。』も内容はともかく、目を引く表紙だったものね。でもたまにこういう表紙だからいいのであって、本屋や図書館にこういう表紙の本がたくさんあったらうんざりすると思う。
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「考えない、行動しない、という罪」という秀逸な帯が、全てを物語る。悪意を抱く者の行動力、じわじわと浸透するプロパガンダの恐ろしさ、次第に迎合していく世論…。「悪意」は見えない。それだけに、いつ牙を剥くか分からない。逆に自分が他者を傷付ける可能性だって大いにある。
「二番目の悪者」に注視する形で話は終わるが、個人的には、一部の否定はあれど特に反駁もなく済ませてしまった側の、善心による「楽観視」も助長の一端を担ったと思う。狂う歯車を止めずに傍観することも、ある意味において悪意のない「悪」かもしれない。
なお、大人向けの絵本と評されがちだが、個人的には色々と形を変えて身近に起こり得る内容なので、むしろ子供達にこそ本を通して「洞察力」「思考力」「判断力」「行動力」「抑止力」などの大切さ・重要さが伝わって欲しいと考える。大人でさえ、非常に難しいことではあるけれども。
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「これがすべて作り話だと言い切れるだろうか」…
ライバルを蹴落とすために、ありもしない悪い噂を流した金のライオン。
それを鵜呑みにして、噂を広めていった民衆。
その結果、国は滅んだ。
テレビなどのメディアからの一方的な情報に流されることがいかに危険なことか、この絵本は説いている。
「誰かにとって都合のよい嘘が 世界を変えてしまうことさえある」
何が嘘で、何が真実なのか。
金のライオンだけが悪者なのではない。
無責任に噂を流す者も 悪者に加担しているのだというメッセージ。
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タイトルと表紙のライオンの絵で読みました。
読んだ後に「え?これ子供向け?」と思いました。
王になりたいプライドの高い金色のライオンが、同じ王候補の親切でやさしい銀色のライオンを蹴落とす為に、銀色ライオンの悪い噂を流します。その噂を信じてしまった村の動物たちが他の動物たちにも悪い噂を伝えてしまいます。そして金色ライオンの思惑通り、彼が次の王様になりました。王になった金色ライオンは私利私欲のために国を治め、国は滅亡へと向かいます。国が荒みゆく中で、村人の動物たちは「どうしてこうなった」となげきます。そして、ほんとに金色のライオンだけが悪かったのかとおもうのです。
お話はバットエンドの教訓系の内容です。
軽い気持ちで読んでいたので、思いの外重い読了感に気持ちを持て余しました。動物たちの絵がカワ(・∀・)イイ!!からなおさら。
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自分で確かめずに、根拠のない悪い噂を広めてしまう。
二番目の悪者が増えれば増えるほど、社会は悪い方へ向かう。
そうならないように、何が正しいのか、自分で確かめるようにしないとね。
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これは「~らしいよ」と言う根拠のない噂レベルの情報を鵜呑みにしてしまう、愚かで愛おしい善良だけど罪深い私たちの物語。