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さすが新井さんっっっ
一気に読みました。
良かったぁ〜。
ただ、菜苗ちゃんのような「恵まれたお嬢さん」は苦手だ…。
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『2014年 11月 18日 第一刷 発行』版、読了。
読了後に感じたのは「長ぇ…(;´Д`)」という、マラソンでも走破したかのような気分でした。
500ページを超える、その辞書のような分厚さに「どれだけ読んでも、この一冊で終わる気がしねぇ…(;´Д`)」と、思いながら読み進めていたのですが…作者もあとがきで同じような気分だったことがわかって、なんとなく納得。
文体は作者独特なので、昔からこの作者の作品を読んでいるなら「ああ、いつもの新井さんの文体だ…(*´∀`*)」と、感じつつ、本作の登場人物よろしく、のほほんと読み進めた、ものの…。
展開が遅ぇ…(;´Д`)
500ページ超えたのに「ホントに終わるのかコレ(;´Д`)???」と、ジリジリしながら読み進め…。
終わりました。そんな感じです。
読んでいくと感じるのですが「迂回ルートをなんとか提案すればいいじゃん!」と、ツッコミをいれつつ読み進め、クライマックスでは、本作らしい展開がおこって物語が結ばれます。
個人的には「もう少し香苗のエピソードがあっても良かったんじゃあ…???」とも、思ったり。
作者の目論見では当初、若葉さんの一人称単独での展開を予定されていたとか。菜苗ちゃんがねじこまれてきたあたりから、確かに「ひろがり」は見せたものの、助けたい香苗ちゃんのエピソードが冒頭と終盤だけで「…まあ、それだけ若葉さんが菜苗ちゃんにかかりっきりだったのはわかるが、それもどうよ…?」と、思いました。
読後は、読み疲れてしまい「当分、この本は手にとりたくねぇ…(;´Д`)」と、思いました。
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二十歳になった菜苗には双子の姉がいる。しかし姉の香苗は5歳の時に事故で亡くなっており、母の若菜と父の圭一はその事実を「無かったこと」として菜苗を育てた。成人を迎えた日に菜苗から香苗のお仏壇を出してくれるように言われた所から物語は始まる。
その日から若菜は毎晩「15年前のその日」の夢を見るようになり、若菜は大胆なことを思いつく。
2012年と1996年の若菜の一人称で語られる物語は例によって脳内理屈の堂々めぐりでめんどくさいことこの上なし。(褒めてます)あとがきによれば菜苗の一人称が出てきた辺りで物語が暴走しだしたらしいが、逆に菜苗の登場辺りから物語の着地点が見えてきた気がする。
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新井素子作品初読み。
先に読んだ「後妻業」とはがらりと変わってなんだか訳の分からない読了感(笑)
森見登美彦氏の作品を読んだ時の読了感に似てるかも(笑)
ラストに○なちゃんが現実に出てこなかったのでちょっとε-(´∀`*)ホッ
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久々に新井素子さんを読んだけど、正直いまひとつ…
デビューしたての頃、あんなに新鮮で好きだった語り口調の文章が いちいち気にさわってしまって…(´д`|||)
なんか 自分だけ年をとってしまった気分です・・・(;´Д`)
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読み始めた時、ちょっと痛いなぁって思った
作者に子どもがいないことを知っているから
更に、このお母さんはとても良くできた専業主婦で
苦もなく家事をきっちりこなしているのが
私の劣等感を刺激する
でも、それはそれとして
この作風はとても好きで
懐かしい気持ちにさせる
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待望の新井素子新刊、しかもSF!
んん?となって、くすっとなって、最後ぶわっ!となる!
とゆー、イッツ・ア
・スペクタクル・ファンタジー・ママ・ワールド!!
って、なんのこっちゃ??
もう読んでくださいとしか言えない。多分これ以上書くと、ネタバレになっちゃうのー。のー。だから、駄目駄目だー!
です•̀.̫•́✧
坂井さん、男前です!彼女にとても似た人、ママ友にいますよw
作中で主人公と坂井さんが子供達の頭ワシャワシャする場面があって、思わず横にいた息子の頭ワシャワシャしたんですが、さすが小六。イマイチな感触…昔ワシャワシャの好きだった息子も「なんか、微妙…」と。
子供が大人になるほど、せつないママ心…(´;ω;`)
でも、これ間違いなく今年のベストです!
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20年前に死んでしまった、双子の姉・香苗を助けるべく、母の若葉、娘の菜苗が奮闘するお話。
久々の新井素子さん、やっぱり好きだなぁ。
「あとがき」の感じも健在で、非常に懐かしく嬉しい。
多少、強引な設定もあるけども、楽しめた。
新井素子作品のスゴイところは、シンプルでわかりやすい言葉で、ズバッと真理をついてくるとこ。
「私の世界は、終わった」
子供を亡くした親の気持ちを表現している言葉として、非常に優れているんじゃないだろうか。
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素子さん久しぶりに読んだ。
うーもうこの感じについていけなくなってる自分がいる。
キャラの感じ、話し言葉の文体がきつかった~
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市図書館にて。読み始めずに返却日前日、延長するか判断するためにページをめくり、そのまま読了。
これが読みたかった。語り手菜苗は反則級の逸品。論理的思考と語尾を伸ばすおっとりした口調。若菜の語りが基本であるからこそ成立する語り手であると思う。世代間、常識、人格ギャップがある2人の語り手。
正しい母娘と不在の父。なんという安心感。
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キャラクターや語り口調にもの凄く特徴の有る作家さんで学生の頃はそれが好きだったのに、この年になると色々キツイなぁって感じもしてしまう
何とかなのー。のー。 うーみゅ。とか言ってる二十歳の女子大生を(ラストその口調に意味が有ると判っても)受け入れられるかどうかとか
一つの会話のオチが見えているのに、長々とボケる所とかも読み飛ばしてしまいそうになるので、ストーリーがどうとかよりも、もうこの方の作風がダメなのかも知れない
ラストに行く迄かなりの苦労が有って、過去の自分達は悲壮な決意もして
さあ最後はどんな犠牲を払って未来を変えるのか?と思ったらえらいあっさり大団円になったので拍子抜け
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中学生くらいのころ、夢中になって読んでいた新井素子さんの小説。久しぶりに読んだところ、あまりにも読みにくい。懐かしい文体だけど、受け入れられなくなっている自分に驚いた。読み進むのが辛いくらいだったけれど、それでも読んでいくうちに引き込まれるように読了。ああ、こういう世界を描く作家さんだったなと懐かしく思う。母と娘がのめり込んで行く状況に父はまったく関わってこないわけだけれど、最後に母がそれを「酷い人ではない、莫迦なだけ」と娘に言う。すごく腑に落ちる一言だった。
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すごく久しぶりに新井素子さんの作品を読んだ。
元々文体にものすごく特徴のある作家さんだったとは思うけど、それがさらに進化していて、とにかく読みづらく、「この描写必要だった?」と思うような描写が頻出して、一人称の主人公さえ「今はそういう話をしているんじゃなくて!」とか言い出す始末で話が進まず、何度も中断しつつやっと読み終えた。
疲れた。
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何がスゲーって、新井素子、50歳超えても、ブレずに新井素子やってる。
甲本ヒロトやダウンタウン、現役を長く張ってる連中って、例え丸くならずに突っ走っててもそれなりに渋みが増したり、こなれてきたり、それがまた味わいになってカッチョ良かったりするんだが。
新井素子はそのまま新井素子で小説書いている。味わいに「年輪」が少なすぎ(全くないわけではないにせよ)、登場人物のセリフはむしろ新井節に磨きがかかってるように思える。
随分長いこと新井節に触れてなかったので、最初は戸惑ったが、感を取り戻してからはリズムに乗って一気読み。しかしアラフィフのおっさんが新井節をリズムよく読むキショさときたら…
内容は歴史改編の市井人情ものといった感じ、ぬいぐるみが暗躍する系の黒い新井素子ではなく、ほんわか素子姫(エエのかこの呼称)系です。オチもほんわかです。ストーリーは置きにきてるけど、文章が超変化球。クセがキツいので万人にはお勧めできかねますが、素子節好きは読んでみて下さい。あと「けものフレンズ」好きな人も(笑
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成人式を迎えた娘のお願いで5才の時に事故で亡くなった双子の姉の仏壇を出してから事故の年の夢を詳細に見るようになった母。その理由は事故を回避して失った娘が取り戻せるから?と思いついた時から彼女の奮闘が始まり、娘も巻き込まれ…。過去改変というSF的なネタに対して地に足が着きすぎてる奮闘振り。過去の自分や周りに事故を信じさせる方法とか。野球の勝敗絶妙。親子の無償の愛情も底に流れた話なので結構深刻なのに新井さん独自の一人称がはまったら軽々読める。ただ娘パートの文章が大分辛かった。実際こんな喋り方の女の子いたら睨む多分。