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結婚して家を出ている姉が実家の事情を何も知らないというのが不思議な話なのだが、そういう設定でないとこの物語が成立しないもんね〜。
父親がかなり幅をきかせている家庭のよう。妹からすると、それがとても窮屈だったのかも。
娘の話をよく聞いて、その彼氏にも特別なこと(嫌がらせとしか思えない)をしなければ、ここまでこじれることはなかっただろうに。
そんなバラバラ家族を姉がしっかり受け止めてくれたからこそ、だよな〜。
家族であっても言うべきことは言ってちゃんと理解してもらわないと。
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いや〜な気持ちになる。そんな作品。タイトルの意味に気づいた時のなるほど感がハンパない。命や家族の大切さをひしひしと感じる。命に重いや軽いなど無い気もするが…。しかし、フィクションなのと表現の自由の面を考慮するとこんなものかとは思う。
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美和に対する両親の反応は少し激しすぎるかとは思うが、当たり前の感情なのではないのかなあ。
一見お人好しっぽい遼子も事なかれ主義がラストに見えたし。
美和も過去を知る人がいないのを良い事にあまり反省仕手なさげだし。
もともと表面だけの仲良しこよし家族だったってことかな。
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なかなか謎がはっきりせず
イライラした。。
そんでもって、謎は「えー!」
だった。。
しかも父親の対応は最悪だったし。。
だけど、妹もエンディングで
「やはり悪女なのでは・・・」
と思われ「なんだかなー」でした。。
つか、おねーちゃん知らずにやってたんだし
さんざん助けてもらっといてその仕打ちかい!
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もっと早く主人公が行動的に動いてたら変わったのかな?まあ妊婦だから動きたくてもって気持ちがあったと思う。最後うまくまとまったと思ったら、数行であっけなく崩壊。これが主人公の妄想オチならいいんですが。
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夫の海外赴任により、究極里帰り出産をすることになってしまった遼子。優しい両親と年の離れた妹が暮らす実家へ帰るとそこは今まで知っていた家族とはどこか違和感があった。
レビューを読むと悪い評価が多かったけれど、私としてはまあまあ面白かったです。
私自身、里帰り出産だったので遼子の感じた違和感による不安や、寂しさが理解出来たからかも。
遼子の知らない間に起こっていたその事件について、じわじわと謎が解き明かされていく過程が気になって一気読みしました。
正直「命の重さ」についてのテーマを掘り下げた話ではないです。そこを期待して読むとがっかりかも。
大掛かりな謎や唸るような心理描写はないけれど、不穏な空気を描くのがやっぱり上手いのでさらっとヒヤッとするくらいの気持ちで読むと「あー、怖かった」(?!)くらいでちょうどいいと思います。
ラストについては…私は…残念。
内容が内容なので、あのくだりはない方が嬉しかったなぁ。
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里帰り出産を控え、実家に帰った遼子。しかし両親と妹美和の間に会話がない。その背景には、美和の妊娠・中絶と、それに伴う友人と恋人の自殺があった。望まれた妊娠と、望まれない妊娠。「命の重さ」を考えさせられる著。
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まさかこんな!?展開でいいの?
入り組んだ話ばかり最近読んでいたので、「?」「?」という状況でしゅうりょう!
う~~~ん。。。。
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センセーショナルなタイトルで、この家族に一体何が?とグイグイ読めたけど、みんな自分勝手で、特に救いようがない同級生の女には腹が立った。
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終始、不穏。
夫が急に海外赴任となり、
初産の遼子は急遽里帰り出産をすることに…。
実家に帰ったものの、父母妹はなぜかぎくしゃくして目も合わせない。
理由を聞こうにも家族は口を閉ざし、遼子には何も教えてくれない。
遼子は身重の体で、その理由を探る。
ぐいぐい引き込まれる展開なのですが、
めちゃくちゃ怖いです。不穏すぎる。
以下完全ネタバレ。
いくつか疑問点が残っているので、提示しておきます。
カッコ内は私の推測。ちょっと邪推しすぎな気もするけど。
)
・冒頭、美和が克哉を毛嫌いしていた理由
(克哉が美和に手を出してたとか。)
・北茨木病院という名前に両親がびっくりした理由
(これはたぶん間違いないけど、
美和に堕胎させた病院ですよね。)
・美和が「中学生の頃から~」と言っていたのは何の時期の話??
(克哉と美和の不倫開始時期?)
・克哉が遼子に会いに来ているときに、美和が映画に行かずに家にいた理由
(これは全く不明。)
・美和が妊娠していたのは、宏大の子供なのか?
(もしかして克哉?)
・タイトルの「私」と「あなた」
(私は美和、もしくは美和の子、あなたは遼子もしくは、遼子の子(泉)?、ほかの解釈もありそう)
最後の2,3ページで、再生に向かいつつあった家族が
また破綻し始めます。
後味がめちゃくちゃ悪い。。
「追想五断章」みたい。な感じ。
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初恋が二つの命の喪失という無残な結末に終わった妹は確かに気の毒だが、しかしこの妹の行動は逆恨みに過ぎないと思う。姉は何も悪くないんだものね。この家族、元々仮面家族だったのかな。妹が十代の妊娠したら、心が通い合っている家族だったら、せめて母親は姉に相談くらいするだろう。アメリカだったら、十代の少女が妊娠しても、赤ちゃんを養子にしてくれる人がちゃんと見つかるのにね。少子化対策を叫びながら、日本の制度は遅れているね。
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ラストは唐突過ぎて意味がわかりません。遼子の妊娠と美和の妊娠は同じレベルとは思えません。そこに軽い重いは無理があると思いますが。
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2015.5.24.夫がドバイへ転勤することになり、臨月の遼子は大阪の実家に身を寄せることになった。実家に帰りたいという遼子にかすかなとまどいを見せる母。父、妹美和子、3人のなにかギクシャクした雰囲気に違和感を覚える遼子。いったい家族になにがあったのか。
ほんと、何があったんだろうとドキドキしながら読みました。でも、真相がわかるとこの作品、こんな風にホラーじみた雰囲気の作品にする内容ではなかったかな…と思いました。あと、最後が少し余計だったかなとも。
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<あらすじ:Amazonより>
東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。
夫の克哉が、突如、ドバイへ赴任することになったため、
遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。
実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がないことに気がつく。
そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。
実家で何があった?
明らかになっていく家族を襲った出来事とは――。
初めての妊娠で情緒不安定になる遼子の気持ちもわからなくないけど、人の言葉尻にいちいちムッとしたり落ち込んだりする様子に辟易した。
家族に起きる出来事に対する登場人物たちのリアクションがありきたりで、事の重大さのわりに描写も淡白。
結果、インパクトに欠けて心に響かない。
タイトルのわりに薄い作品という印象。
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臨月になってから夫・克哉のドバイ短期赴任が急遽決定し、実家のある大阪で出産することに決め里帰りをした遼子は、家族の異様な雰囲気に気づく。両親と妹の美和に一体何があったのか、そしてなぜ父親は新築したばかりの自宅を売却しようとしているのか。
描き方がうまいの一言。最後まで読んでみれば、なるほどそういうことかと思うのだけれど、主人公が感じる得体の知れない違和感、不安感を一緒に味あわされ、真相が知りたくて知りたくてぐいぐい読み進む。確かに、行為と結果は同じなのに、その年齢が違うだけでここまで非難されることなのかと改めて考えさせられる。だってこの年なら当たり前な外国もあるわけだし。しかし最後の1ページは怖いよ。