紙の本
残念な作品
2015/03/20 23:56
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らいぶらり - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫の作品は全て読んでいるが、初期の作品の方が深みがあると思う。
テーマもはっきりしていなく、安っぽい娯楽作品になっている。
短編なのでやむを得ないかもしれないが、死神の精度などの短編と比べると各段に質が落ちていると思う。
期待していただけに、厳しい評価にしてしまった。
だが、どの有名作家でも平均点以下の作品はある。次回作には期待したい。
投稿元:
レビューを見る
さすがの伊坂作品という感じで いろんな一見バラバラな物語が ぜーんぶ繋がるんだろうなーと思ったら やっぱりちゃんと全部繋がる すごい!!!としか言いようがないw
投稿元:
レビューを見る
文庫本かで再読。単行本の時にも感想としたのだろうと思われるが、短編が先にありきで後付で連作化したため、それぞれの作品が微妙に繋がっているものの、いつもの作者の長編で気持ち良いぐらいに収れんしていく伏線が本作では少々、無理矢理感が否めない。パラレルワールドとゴキブリによるドミノ倒しという微妙な繋がりだから、開き直った展開ではあると思うが。
投稿元:
レビューを見る
3つの話の繋がりがイマイチ分からなくて頭がいっぱいいっぱい!!!
納得がいったのは最後のゴキブリがカードになってた部分だけ、、
それをあの人はやったのか〜っていう納得はあったけど、それが何なのかは分からなくて。
解説読んでなるほどーーそういう話だったのか、この3編は!って納得。
解説で、
「ここから先は、すでに本書を読み終えた人だけを対象に・・・」
とあるが、私はむしろ、本書を読む前、または途中でぽかーーんとなってしまった人に読むことをおすすめしたい。
もう少し楽しく読めるはず。
長編というより、短編の感覚で読むべき!
投稿元:
レビューを見る
念願の文庫本!
単行本よりもわかりやすくなってた気がした
(まあ、二度目だからというだけかもしれないが)
量子論の本を読んだ後だったのでわかりやすかった。
投稿元:
レビューを見る
カテゴライズしにくいな。
中に投げ出された感じが心地よい伊坂作品。
これがまた、最後まで読むとおおおおぉぉぉぉ、と。
仕掛けがすごいとかじゃなくて、伊坂が凄いんだ、これ。
投稿元:
レビューを見る
好き嫌い結構分かれてるみたいですが、私は好きです。前半は言葉ひとつひとつがゆっくりじんわり染みてくる感じだったのですが、後半からの展開というか、読ませ方がすごい。最後の短編は特に。後半に来てから一気に読めてしまいました。徐々に見えてくる繋がりが気持ちいい。
投稿元:
レビューを見る
ずっと前から気になってて、やっと文庫化したから読んだけど、よくわからんかった!
伊坂さんの難しいほうのやつ。
投稿元:
レビューを見る
勇気が伝染するってなんか凄いことだなって気がする。
それぞれストーリーがある短編が少しずつ繋がっていることが分かった時が一番面白かった。
投稿元:
レビューを見る
久々に伊坂幸太郎さんの作品で
もう一回読み直そうと思ったヤツ
ヒーローが出てくる場面
異様な空気感が伝わってくる。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり伊坂さんは休みの日に一気に読むべきだった。繋がりに気づくのが楽しいのに、通勤でちょっとづつ読むと、どうしてもハッと感が少なくなる。。
投稿元:
レビューを見る
「PK」「超人」「密使」の三編からなる短編集というか連作短編集というか長編!?
最初の二編は双子のような関係になっていて、重複する登場人物やエピソードがありながら、細かいところで辻褄が合わないように感じます。
どこか違和感を感じつつ、時代や視点が変わって次々に繰り出される複数のエピソードにクスッと笑い、不安でドキドキし、時には登場人物と一緒に歓声をあげるなどしながら、最後の「密使」で「ああ、そういうこと!」と違和感が解き明かされる快感はいかにも伊坂さんらしいですね。
期待どおり、いや期待以上に楽しませてもらいました。
投稿元:
レビューを見る
「PK」「超人」「密使」の三作からなる物語。「PK」、「超人」を読んだだけでは何がなんだか訳が分からない。最後の「密使」を読むことによって物語が補完される。
こういった小説は再読しても楽しめる、むしろ二周目の方が面白いと思う。そういった点で『イニシエーション・ラブ』に似てるかなと思った。
投稿元:
レビューを見る
小津 神様のドリブル チャップリン 2012カタール 破廉恥 スーパーマン 三島と田中 10年後に一万人の大虐殺 ティラノサウルス タイムパラドックス パラレルワールド 時間スリ 精神衛生上プラスに働いた アルゼンチンア蟻 フェロモン 東京レッドジンジャー ダイナマイト死の商人 警備システム二子玉川 本田毬夫 通り魔界の伊能忠敬 分岐点 耐性菌蔓延 ドミノ ゴキブリ 握手 戦隊物のショー 百メートルを十秒で走る方法を知っていたとしましょう。理屈は言えますし、競技場を作ることも、環境を作ることも出来るかもしれません。どういったフォームで走るべきかも分かります。ただそれを実際に走れるのは、能力を持った人間のみです。psychokinesis念動力 頭のない怪物 千葉県市原市AmazonJapan塩浜倉庫 アルフレッドアドラー 失言 仮面ライダー
投稿元:
レビューを見る
「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する」
もし、
「あなた1人が犠牲になれば、人類の危機を回避することができます。でなければ、世界は破滅してしまいます」
そう言われたら、私はどうするだろう。
たとえ、どちらの未来にも死しか待っていないとしても、自分だけが死ぬ未来を受け入れられるだろうか?
この作品の"私"には、そもそも選択肢など与えられないわけだけど。
誰かのある選択が巡り巡って大きな変化をもたらす。
バタフライエフェクトとはまた少し違う気がするけど、
結局、大局を変える為に過去に遡ったところで小さな変化を起こすってことだよね。
その為、とは知らせず幾人かに選択を迫る。
でも、それが結局どう変化に繋がったのかいまいちよくわからなかった。
それに、
作家は信念を貫き、
エースストライカーもPKを決めた、
大臣も多分、己の信念を貫いたんだろう、
それはそれで、良かったと思うけど、大局を変えることはできなかったハズなわけで。
その後、ラストに繋がる出来事によって世界は救われるから結果オーライってこと?
"大勢の人の努力を無に"の内に入ってるのか?
ひとつ、わかっているのは
おそらく、
大臣は本田青年と会って、己の信念を貫く決心がついた。
その為、世界の破滅とは別の未来が変わり、メールの内容が変更された、ということなんだろう。
なんだ、結局先のことはわからないけれど自分に恥じない生き方、信念を貫く選択をしようってことかもしれないな。
なんか読み返せば、もっと色々な切り口で味わえそうだな。
近いうちにもう一度読まなければ。