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久々に伊坂さんを読んでみたけれど・・・。
ごきげんようさようなら・・・のゴキちゃんは時空を超える
ん~かな。
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今まで読んだ伊坂作品の中で、一番SF。
もう、完全に、ありえない世界。
相変わらず、登場人物が絡み合うが、
この度、さらに、時間も絡み合う。
だんだんわけが分からなくなる。
けど、あんまり深く考えて読む必要はない。
何がどうなって、と読み解くより、
メッセージをそのまま受けとればいい。
臆病は伝染する。
そして、勇気も伝染する。
本編何度も登場する言葉。
いい言葉。
そして最後の解説が分かりやすい。
もやもやっとしたものをすっきりさせてくれる。
登場人物の魅力とか、
話の内容はそんなに好きじゃなかったけど、
メッセージがじんわり響いた。
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伊坂作品は久しぶりな気がする。
良いね。時代の整合性がおかしいなぁと思っていたけど、
そういうことだったのね、ってのが最後に分かるね。
スーパーマンっぽい人は何だったんだろう・・・
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つい読み返したくなる。
最後にパズルがぴったりはまって完成するよう
感じではなかったけれど、全てが解明されてしまったらつまらないから謎は謎のままでいいのかもという気がした作品。
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先ほど読了。
「PK」、「超人」、「密使」の三篇からなる。
が、そこは伊坂氏。
解説で大森望氏が「これは中篇集なのか、それとも長篇なのか?」と述べているように、三つの作品がそれぞれ奇妙にリンクしている。
視点がかわるテンポがはやいので、また、SF要素も多く入っているので、それが苦手な人にはおすすめできないか。
「密使」のみ、河出文庫のアンソロジー『NOVA5 書き下ろし日本SFコレクション』にて既読だった。
単独で読んでも、伊坂氏がタイムパラドックスや時間SFを描くとこうなるのかとおもしろく読めたが、それがこう繋がっているとは。
「PK」を“psychokinesis”(サイコキネシス)とすると、すべて特殊な能力を持ったモノというタイトルか。
(「PK」はもちろん、多くの人間が想像するであろう「ペナルティーキック」という意味ともかかっているが)
もしかしたら以前も書いたかもしれないが(近年の伊坂氏の作品を読むと必ず思うことだからである)、『あるキング』や『SOSの猿』あたりから、いわゆる伊坂氏の第二期と呼ばれる時期になってから、伊坂氏はなにかを全力で救おうとしているような気がする。
(あるいは、解説の最後に引用されているエッセイの一部を読むと、救う存在は確かに居るのだと伝えられている気がする)
それは苛められている少年かもしれないし私たち読者かもしれない。もしくは世界や未来といったとてつもなく大きなものを。
「作家の影響力なんて高が知れているでしょ」(P30)
と記述しながら、抗いきれない大きな力の存在を描きながら、それでも
「簡単だよ。何をしても、大きな影響がないんだったら」
「子供たちに自慢できるほうを選べばいいんだから」(P60)
と登場人物たちに勇気ある選択をさせる。
作中何度も登場するある心理学者の言葉の引用「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する」というものに、著者の思いが込められているように感じる。
そして、世界を救うために『絶望的な変化』を受け入れざるをえない人間すらも、救ってしまう。
もちろん誰も犠牲にならないのが一番だが、世界を救うために、たった一人の犠牲で済むなら、という考えもあるだろう。
だが、自分がその一人に選ばれたら?
伊坂氏は、その一人ですらも救ってしまう。
正直、初期のころのさりげなく大きなことを考えさせる作風のほうが、好みではある。
しかし、ならではのウィットに富んださりげない言葉たちや作品から感じられる思いが、続きを読もうとさせる。
日常生活では憎まれ役のあの昆虫、『魔王』風に言うなら“せせらぎ”が、世界を救うという設定もニヤリとさせられる。
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新刊。図書館で借りた本が二巻だったので急遽買って読みました。
臆病と勇気は伝染するのか。ちょっと違うと思いますが動物が使う意思伝達に共感っていうのがあるっていうのを思い出しました。湖とかに居る鳥が一斉に飛び立つのはあれ、移動したい鳥が何度も飛び上がり、それに賛同する鳥が増えてくるとあれ、そろそろ移動か、と他の鳥にもその意識が伝わる。結果、大多数が移動するなら一緒に行くかって意識で行動がそろうらしいという。それと似たようなものかな、と。
そしてPKはサイコキネシスかと思ったらペナルティキックだったんですね。
でも国民が賛成しないことを断固敢行する政治家ってソレ民主主義なのかなあ?たとえば原発反対って民意が出ても国政だから、と貫くのが政治家の本筋なのだろうか?(あくまで例ですが)
まあ原発問題に関していえば問題が起きた時はいや、自分の判断じゃありませんでしたって現職は知らん顔って感じなので政治家にそこまでの責任を取る意志はないんじゃなかろうか?今の状況観てると。そして12月は選挙です。
この本を読むと何か後ろ暗い組織が国や国民を操っているような印象を受けますがそれこそ臆病というか自己責任を放棄した共通意志の作り出した幻想のような気がします。やっぱり自分の国だし責任は持たないとねえ…。とは言え私が投票する人いつも落選するんですけどねえ…
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読み終わってすぐ、「えっ?どゆこと??」ともう一度読み返して、それでやっと少し分かった。今、三回目を読んでいる。
(ネタバレあり)
中編が三編あり、お互いに少し違う歴史=パラレルワールドになっている。本来こうだった歴史と、介入の結果変わった歴史と、介入しつつある"現在"という3本立てとして読むと3倍楽しめる。3回読んでいるから9倍か。
さらに、ネットで「私はこう読んだ」という書評も「フムフムなるほど」と楽しめる。
一通りの読み方しかできない本は貧しい、と考えれるならこの『PK』はとても豊かな作品。
ミステリー(謎解き)として楽しいし、タイムトラベルSFとしてアレコレ考えさせられるし、文学として小さな出来事の集積がもつ意味を味わうのもいい。気の利いた独特なアフォリズムを噛みしめるのもいい(本書では「臆病は伝染する、勇気も」「これが、こうなります」など)。
惜しむらくは、大勢を救うために犠牲になってもよいと考える語り手の心境の変化が書かれていないこと。あっさり引き受けてしまっているので、落差のなさがオチのカタルシスにつながってこない。それに、伊坂幸太郎がどう料理するのか見たかった。『モダンタイムズ』や『死神』で悪意や運命と争う主人公を描いてきた伊坂さんの書きっぷりを読みたかった。
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最近は自分で買わずに図書館から借りることにしているので,人気作家の作品は数百人待ちなので,なかなか読めない。
自分で買ったので,久し振りの伊坂幸太郎だ。不思議な物語だったが,楽しめた。
期間限定ポイントも使って楽天ブックスで購入。
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伊坂幸太郎のPKを読みました。
時間に関するSFが3編収録された短編集でした。
それぞれの短編は独立していますが、時を越えて勇気は伝染する、というテーマでつながっています。
タイムパラドックスをテーマにしているので難解な部分もありますが、不思議な出来事に遭遇した登場人物達の行動は面白く読みました。
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連作中篇みたいな感じな3つのエピソードが収められている。3つの話の繋がりがなかなか難しくて1回読んだだけではよく分からなかった。
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いくつかの未来の話。
繋がりが複雑なのか
時間軸と関係性に迷ってしまった。
読み返せばまた楽しめるかな。
人生は選択の連続で
選ばなかった未来を考えなくもなくて
たらればと迷うときもあるけれども…
というようなことは度々思う。
変えられない過去でも
振り返らずにはいられないこともあるだよ。
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彼は信じている。時を超えて、勇気は伝染する、と――人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。 まさに伊坂ワールド.連作短編と言っていいのだろうか,異なる3つの話が見事に繋がっている.ちょっとストーリが難解.
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三編の短編を長編に改編した作品らしい。
話の辻褄が合うような合わないような感じは、まさしく最後の短編の説明通りなのでしょう。
風が吹けば桶屋が儲かる的なバタフライエフェクト感の物語。
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PK、超人 どちらも面白い。だけど ? が残る。密使を読んで それぞれの繋がりが分かる。
何度も読み返したくなる一冊
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期待通り素晴らしい作品であった。
これだけは引き込ませる力人気あるのもうなずけます。
なかなか解釈が難しいが今一度じっくり考えたり、読み直したい。