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※メモ
【きっかけ】
自民党編集なので偏っているとは言えるだろうが、現政策の論拠ではあるし、論者も興味深い。
地方の問題について下條村がリファーされているところも気になる。
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正直あんまり期待しないで読んだんですが、光るものがいくつかあります。全然ダメなのも入ってますが、それらも含めて日本の社会の象徴なので今の日本の叡智と呼ばれるようなところの状況を知る上でもとてもためになる本かなと思いました。最後の政治家のところは結構選挙演説みたいな感じだったので飛ばしました。よかったやつは17.山中さんのiPS。それから14.エネルギーとシーレーン。13.JAXA。5.新井さんのAI
結構みんな超高齢化社会でもう大変だ大変だと言ってるんですが、まあベビーブーマーが天寿を全うするともう人口ピラミッドは大丈夫みたいな話は面白かった。人口ボーナスって、実はボーナスじゃなくて、ローンだったという。高度成長期ってのが人口ボーナスのところがあるとすると高齢化社会はその借金だという。その認識に立ち返って国の資源分配をやりなおしたいですね。そうじゃないと、今の若い者は豊かな時に生まれたから根性が足りないみたいなもうバカな(この本にも出てくるじいさんとか)精神論が。
これからの社会はフラットだから変わらなくてはいけない。
高齢化社会もやってくるがこれは課題先進国ということで、ほかの国もやがて直面する。だからこれを解決すれば世界の最先端になるでよ。
でも若い人はこれが本当にわかっているのであろうか?
本当に変わらないとやばいからあとはよろしく。
とか、ほんとこういうロジックやめてほしいってか半分もう死んでるんじゃないのかこの人みたいなやつあるね。
クールジャパン、おもてなし、モノづくり、すり合わせ技術とかに活路を見出そうとか言っている人をあぶりだしてこういう論壇から外していくと日本の未来も明るいなあと思う。
だいたい日本の得意技がすり合わせってなんだよそれ。加工貿易が成り立たないとおなじ理由ですり合わせとかもうそろばん勘定できないから。
そして、編集に権限が与えられていなくて、meritocracyではなくてseniority systemもしくはそのほかのやんごとなき理由であるていど筆者が選択されてしまっているという事実も浮き彫りになって大変味わい深いです。
課題からアクションにまで落としている人は何人かいて、それは読み応えあります。なんらかの課題認識はできている人が大半ですが、それに対してどうアプローチするかの言明すらない人もいるし、アプローチが日本人の得意なすり合わせとか言ってる人もいるし、単なる精神論に落ちちゃっている人もいる。そこの絵をかくのが官僚で、それがうまくいってたのが戦後だという神話を信じてたんだけど、そうでもないんだろうなという気がしてきた。まあ課題の種類が違うから仕方ないけど。あと、みんな、結構、日本として勝つにはみたいなこと言ってるけど、レベル低くない?ってか、世界が一つになってきているっていうことから導き出せるのは、世界の課題を解くために日本としてどうふるまうかじゃないのかなあ。世界貿易を貿易戦争としてみる視点しかほぼないのはまずいね。それならTPPなんかやめりゃあいいのに。自由貿易のほうが生産性があがってみんな豊になります。以上。ってところから出発しないとだめじゃんねえ。
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仕事で少々必要となり、ざっと流し読んだ。
自民党国家戦略本部が主催した、識者20人による日本の未来についての講演会をまとめた本なので、自民党のプロパガンダ色はそんなに濃くはない。
単なるファクトブックでもなく、だれか一人の偏った主張でもなく、結構面白く読めた。
人口問題、エネルギー問題、科学技術などなど既知の知識から新しく知った事実まで、広く浅くさらうのには案外好適だった。
改めて未来はどのような社会になりそうなのか?に目を向けることで、では今、ビジネスにおいては何を仕掛けるか?をあれこれ考える刺激になった。
やっぱり普段からアンテナを高く張っておかなきゃいかんなあ、と自戒の念を覚える。
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読むタイミングが遅すぎた(随分昔に買ってたけど)。
こういうのは出てすぐ読まないと意味がないってことで、勉強になりました。