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再刊。
旧版で読んだときも続きが気になってしょうがなかったが、再読でも変わらなかった。内容はけっこう覚えていたんだけどね~。
内容については触れない。この本は何を言ってもネタバレになってしまうw
二、三、気になる点が無いわけではないが、作品の面白さを損ねるものではない。
解説は皆川博子。ファン層がけっこう被ってると思うw
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なにをいってもネタバレになる小説。
これを読んだ学生当時、わくわくしながら読んだ覚えがある。
が、逆に「おおいなるトリック」と銘打たれていたために、逆に表現に注意して読んだ結果、かなり初期の方で真相がわかった。
これはかなり不幸なことだと思う。
作者が注意して繊細に織り上げられた物語は、真相を隠すべく絢爛たる文章で飾られている。
その舞台装置だけでうっとりと楽しめる。
これこそがおおいなるトリックであるとわかっていても、閉塞感、父と王女の間にある森茉莉の『蜜の部屋』に似た淫靡な雰囲気、盲目の王女の『視点』で語られる世界の退廃的な美しさに陶酔できたほうが絶対いい。
レビューや広告を目にせず、ふらっとこの本を読めた読者は最後読み終わったときの、喪失感を味わいつくせる僥倖をかみしめてほしい。
ただ、タイトルがこれしかないといえばそうなのだけれど、あまりに直接的過ぎてそっけないかな、と今も昔も思う。
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ラストが気に入らないが、傑作。
もう少しエグく重い意味や理由が欲しかった。
ただそれだけ、みたいなのは納得できない。
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森の奥深くで過ごす囚われの盲目の王女・レイアのお話。
仄暗いお話。
絶対裏切られるものかと思いながら読んだのにうらぎられてしまった。
光と闇は、どちらが心地いいのだろう。
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どんでん返されて驚きました。
え?このタイミングのこの台詞。
ミステリ好きですが、どんでん返しがなくても綺麗な世界はとても心地よかったです。
題名が“この闇と光”
“光と闇”ではないんです。なるほど、と思います。
あらすじや帯を見ずに、読み進めることをおすすめします。
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裏表紙を読んでから読みはじめてしまったので、驚きが9割減というか、そういう描写があるんじゃないと思いながら読んでしまった。
客観的にみたら、心酔する相手がだいぶアレだと気づくのに何年かかるのだろうか心配しておく。
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あーなんか耽美文脈で聞いた名前だなー。
→検索で評判を見ようとしてなんとなくネタバレを見てしまう。
→解説の皆川博子も警告してくれてるじゃん、俺の馬鹿。
→でも、よかった。
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帯の言葉さえなければ、気持ち良く驚けたのに。大まかな真相は序盤から薄々予想できてしまった。それでも続々と明らかになる細かな真実が、逆に光を覆うかのように謎を残す。
新しい一歩を踏み出せたかのようで結局逃れられない終わり方は地味に怖かった。
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挿絵のない小説はこれだから、たまんねえ!!
たまに「あれっ?」となってチラチラと読み返したりはしたものの
一気に読んで、読んで、……寝不足だ。
この後の2人を想像するとゾクゾクする。
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談話室で目にとまって、読みたいなと思っていた本。
本屋を何軒か探してもなくて、ここになければおしまいだ!というくらい大きい本屋でやっとみつけました。
「レイア 一」を読んでる時からあった、若干の違和感。
帯にもかいてある「大どんでん返し」で驚きはしましたが、次にもっとすごいのがくるはず!と思っていたのでちょっと拍子抜けしてしまいました。
この本はどんでん返しやミステリを楽しむのではなく、世界観を楽しむものなんだな、と思いました。
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休みの日に面白い本がないか探していて、あらすじを読んで直感で買った本。
暇潰しにと思ったけれど一気に読んでしまった。
ファンタジーが好きであまり先を考えずに読まない自分にとって後半のどんでん返しは凄かった。
作者の文章の書き方がすごく好きです。
最後の結末はなんだかもやもやするのでなんとも言えない気持ちにもなりましたが。
またもう一度読み返したいと思う一冊。
また機会があれば作者の違う本を読んでみたい。
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うわ〜美しいミステリーだ。一気読みした。
これ、男性は好きだろ。ストックホルム症候群。最後が曖昧?きっと王国は続くんだよ。
いやぁ面白かったなぁ!
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う…うーん…
好きな人はハマるのだと思うけど、耽美の世界にのめりこめなかった。この叙述トリックは面白いけど、いかんせん読後感が好きになれない。
主人公の苦しみがずっとまとわりつく。
面白いんだけど、明るい作品が読みたかったかな。。
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終わり方が予測していなかった展開でとても驚いた。途中で疑問に感じた文章はでていたが、最後まで読んでやっとストーリーの全貌が見えた。光と闇、被害者と加害者、正義と悪、血のつながりと他人。少しファンタジーでもあり、少しミステリーでもある不思議な一冊。
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初めて読む作家。著者である服部まゆみと長野まゆみと勘違いしていた。いつもと違うなと思ったら服部まゆみだった。内容は耽美だが、好きな作品とは言えず…。こんな耽美もあるんだなという感じで捉えてみた。苦手意識が先行し、読むのに一苦労。